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面白いエフェクトLED

マリンアクアリウム エイジ 19:33
この記事を含むタグの全記事リスト: 420nm 500nm LED スペクトル

唐突ですが、1年前にも書きましたが、IllumagicのPurple LEDは420nmではなく青チップと赤チップを入れたデュアルチップ・パープルエフェクトLED素子でした。しかしそれ自体は、当時「Purple LED」の表記から僕が勝手に420nmを期待しただけであって、製品の目的自体は別にあった(クロロフィルニーズとか)かも知れないし、別に誰が誰を責められるモノではありません。強いて言えば、勝手な期待を広めた僕が悪いのだ(汗)
が、その責任の所在は置いといて。。。笑

今日はエフェクトLEDについてお送りします。

ちなみにエフェクトLEDとは、

  • 本来の波長(色)を有さず、別の複数の色をブレンドすることで、擬似的に近似な色効果が得られるLED素子
  • あるいは、見た目の演色(色)を得るために、別の複数の色をブレンドしたLED素子

こんな感じで使いたいと思います。。。

・・・思います???

そう、今僕が勝手に作った用語です。存在の有無は知りません(曝)

エフェクトLEDの構造の定義としては、手段は選びません。
複数チップ方式や、チップ+蛍光体方式も含まれます。

そう言う意味では、IllumagicのPurple LEDもエフェクトLEDになります。また、普段我々が見慣れたごく普通の白色LEDでさえ、青チップと黄色蛍光体により白色が得られるエフェクトLEDと言えます。

前置きが長くなりましたが、今日は2つのエフェクトLEDをご紹介します。
ひとつは青チップ+緑蛍光体によるシアンエフェクトLED、もうひとつは青チップ+赤蛍光体によるピンクエフェクトLEDです。

以下、普通の白色LEDと比べてみました。

各種エフェクトLED

クールホワイトLEDの場合、大抵は蛍光体が黄色いので、見た目でも判ると思います。
シアンエフェクトLEDの場合も、やはり緑色の蛍光体なので、まあ判別は付くかも。
ピンクエフェクトLEDの場合は、ニュートラルホワイトやウォームホワイト等の温白色LEDと紛らわしく見えるかも知れません。

ではまず、ピンクエフェクトLEDのスペクトルから見てみましょう。

ピンクエフェクトLEDスペクトル

実はコレ、420nmとして売られていたモノです。騙されて買っちゃいました♪笑
商品写真は明らかに上のように薄く蛍光体が乗って見えるモノでしたが、スペックにはmin. 420nmとかmax. 435nmとか記載されてたので、信用してみたらこのざまです。しかも、売り手が素人なのか、話が通じませんでした(汗)

僕:これ、420nm出てないよ、青と赤混ぜて作った、ただのピンク効果だよ
店:素敵でしょ? だから他社の420nmよりすごく安く提供できるんです♪
・・・押し問答・・・
僕:せめて420nmの表記消して、ピンクエフェクトと印しなさい
店:は~い、オッケ~♪

そしたら、商品名に「Pink Effect」は追記したけど、420nmは消さず終い。。。汗
ま、返金はしてくれたので当時晒しませんでしたが、時効なのでネタにします(笑)
ちょうど1年前の話です。

この場合の悪い点は、青と赤を足して見た目はピンク(よく言えばバイオレット)を作っても、それは決して420nmにはならない、ってことです。
よって、これを420nmの替わりに使用することはできません。

420nmを買う際は、商品写真をよく見て、蛍光体が乗ってないかよく注意してください。

しかし、こういうケースもあります。シアンエフェクトLEDの場合です。

シアンエフェクトLEDスペクトル

青チップに緑蛍光体を足すと、結果的に広帯域シアンが実現しちゃってます♪
コレイイ!!!
詐欺でも何でも無く、表記通りシアン500nmが含まれ、且つワイドバンド♪

まあ、ピンポイントに500nmだけ欲しい人には無駄ですが、我々のような波長補完が目的のニーズにはモッテコイでしょう。だって、普通なら460nm+500nm+540nmで作る帯域がコレひとつで実現できるんだから♪

ただ、蛍光体による構造上のロスがあるので、どうしても出力は弱め。。。

シアンエフェクトLEDスペクトル強度比較

  • 460nm 1W + 500nm 1W + 540nm 1W = 3W
  • (青チップ1W+緑蛍光体)×3 = 3W

どっちもどっちか。。。

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