もうメタハラを使用しなくてもミドリイシを飼えます!ってなことを書くと革新的ですが、海外では数年前から当たり前のことのようです。ギーゼマンやRedSea MaxでT5蛍光灯を使用しているので、日本のアクアリストも存在は認識している方が多いと思います。しかしながら、T5蛍光灯だけでミドリイシを飼育し、しかも良い色を維持することができる事はあまり知られていないかも知れません。
日本でのT5蛍光灯の選択肢はまだまだ少ないですが、私が思う一通りの種類はあると思っています。基本は、青球(20000K)を多めに選択し、少しだけ10000Kや12000Kの球を入れると良いようです。
さて、一番の疑問は、T5蛍光灯でミドリイシに必要な光を十二分に得られるか?って所だと思います。答えを先に書くと「ハイ」です。サンゴが光合成に必要な光を海外ではPAR値を使用します。PAR値とは、光合成有効放射のことです。字を見て想像がつくように、サンゴが光合成するのに有効な光の有功照射量のことです。極端な話をすると、どんなに明るい光でも、その中に光合成に利用できる光がないとPAR値は0になります。逆に暗くてもPAR値が高くなることもあります。
前置きが長くなりましたが、私の水槽内でメタハラ(250Wx2直下)とT5蛍光灯(48インチのT5蛍光灯54Wx8の右側の半分のところの直下)でPAR値を測定しました。測定した結果、両方とも大差が無いPAR値を得ることができました。メタハラ球自体は8ヶ月使用しているので多少PAR値が下がっています。しかしながら、T5蛍光灯のPAR値のみを見ても、一般的に言われているミドリイシに必要なPAR値である400〜600はクリアしています。
うだうだ書きましたが、うちのミドリイシ水槽はメタハラを完全撤去してT5蛍光灯だけになりました。使用している灯具は、ドイツのATI社から出ているPower Moduleです。長さは120cmで、54WのT5蛍光灯が8本付いています。
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