Reef工房室



プロテインスキマー(ダウンドラフト式)




プロローグ

プロテインスキマーはベルリン式水槽には欠かすことの出来ない装置と言っても過言ではないでしょう。 昔ながらのエアリフト式、ベンチュリー管式、ダウンドラフト式、最近ではディスパーセレイター式、HSA等がありますが、今回は制作面とコストを考慮してダウンドラフト式を制作してみました。 本当は噴水用のFountain Headを使ってHSAスキマーを作ってみたかったんだけど部品が用意できない。 部品を作ろうかとも考えたんですがそれも厳しい・・・(^-^; で、ダウンドラフト式にしました。あとからステップアップも可能だしね(^-^


構造と原理

[構造図]
これが初代自作スキマー「波の花一号機」の基本構造です。
当時、同様のタイプのスキマーを一切見たこともないままフィーリングで制作し、その後それを元にあとから書いたのがこの構造図です。 しかも未だにこの構造で良かったのか悪かったのか良く判りません。 とりあえず泡も立つし汚れも取れるので良しとしていましたが、効率を突き詰めるにはまだまだ改良が必要かも知れません。

その他、後のベケットヘッドを用いたスキマーの制作で実感しましたが、構造も勿論大切ですが、エアの流量調整が特に大事だと言うことも判りました。 今回のダウンドラフト式ではその肝心のエア調整機構が未搭載だったので、それがあればもう少し成果が得られたかも知れません。


用意するもの

今回使用した部品一覧を載せておきます。

パスタケース
\600程
カップ
\500程
塩ビパイプ各種
\1,000未満
VU40用ボールバルブ
\2,500程
VP25用ロック式ジョイント
\1,500程
アクリル板
\2,000程
樹脂製ボルトナットセット
\500 (4本入り×2セット)
ドライボール
\0 (昔の濾過で使っていた物)
ワイヤーホース
\? (覚えが無いけど安いもの)
Rio3100水中ポンプ
\10,000程

制作手順

[作業1]
制作はまずカップ部分から取りかかりました。
リフト部にはパスタケースを使用するので、それに見合った径の蓋付き(パッキン付き)のカップを用意し、底部に丸い穴を開けます。 これが大変!
ホルソーじゃ絶対割れると思ったので、ひたすらドリルで縁に沿って開けていきました。 そのあともひたすら内側を滑らかに削っていきます。 ここで手抜きをするとリフト部の筒と綺麗に接着できません。 散々手間を掛けた結果、ここだけはなかなか満足な仕上がりとなりました。 一番時間の掛かった部分でした(^-^;

[作業2]
ボックス内部の様子です。ドライボールに叩き付けられた海水が斜めの仕切板に誘導されリフト部に向かい、泡が上へ、水は下へ流れていきます。 仕切板は別に斜めでなくとも良いように思いますが、なんとなく斜めにしてみました。

ここでの疑問は、ダウンドラフトした海水をどのようにパイプから抜くか、と言う事でした。 下からだけだとパイプ中の満たされた海水が邪魔になって、せっかく得られた泡に何か影響があるかな〜と思って、上を重点に逃がし穴を開けてみました。 そこらへんどうなのでしょう?

[作業3]
ポンプからダウンドラフトパイプに向けての配管の様子です。
これは別に難しい点は無いと思います。強いて言えば、白いエア用パイプは二槽式洗濯機用の吸水ジョイントを使いました。VP13用エルボじゃちょっと太すぎたので・・・。

あと、たまたまホームセンターを探していたら、農機具のコーナーだったか(?)で写真のようなジョイントを見つけたので使ってみました。 でもこれを使う必要性はあまり無いと思います。第一これがコストの原因になっていますし・・・(^-^;

[完成品]
とりあえず完成しました。
が、機密性がいまいちなので、外部としては使用できません。サンプへの水没が前提となりました。 ま、高いアクリル管は使用せず、パスタケースで作った割にはなかなか良いんじゃない?と思っております。
そんなことより初めてのダウンドラフトがちゃんと動くのかどうかが心配なところ。。。


エピローグ

[設置後の状態]
写真は設置後24時間経過した状態です。
最初は1時間経ってもまったく泡が昇る様子はありませんでしたが、翌日帰社してみるとこんな感じで少しずつ汚水が取れ始めていました。

この時の設置条件としては、エア調整無し、ポンプ流量も調整無し、ボックスは完全水没、排水バルブも解放、インパイプ内には目一杯のドライボール封入、と言う感じです。

今回の制作で色々と掴んだ部分や反省点もありましたので、それが次回のベケットヘッドスキマーに生かされることとなりました。


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