海を創るには - マリンアクアリウムの基礎知識とナチュラルシステム
このコーナーでは、海洋生物の飼育に関する基礎知識と水槽の設置手順を簡単に紹介しています。
これからマリンアクアリウムを始めてみようと言う方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。
また、この項と併せて、海の再現に不可欠な微生物について紹介したワラワランドも
是非ご覧ください。
水槽にリフジウムを併設することで、より多くの有用な細菌・プランクトン類を維持・供給できるでしょう。
海洋雑学
- 海洋雑学5. 光合成色素の種類 - 2010/01/11
- 海洋雑学4. 褐虫藻のメカニズムと種類 - 2010/01/09
- 海洋雑学3. サンゴの白化のメカニズム - 2009/07/17
- 海洋雑学2. 炭素循環と光合成 - 2009/07/13
- 海洋雑学1. サンゴと共生藻 - 2009/07/11
データ・倉庫
- 人工海水成分表 (13銘柄) - 2010/10/02
- 硫酸カリウムによるカリウム添加 - 2010/09/13
- 硫酸マグネシウムによるマグネシウム添加 - 2010/07/01
- 水酸化カルシウムによるカルシウム添加 - 2010/07/01
マリンアクアリウムの心得
これから海水魚や珊瑚の飼育を始める方も、既に運用されている方も、 大切な命を扱うことの重みと責任を十分に理解し、 常に初心を忘れないで楽しく励んで参りましょう。
むやみに生体を追加しない
あれもこれも欲張って次々に生体を追加することはやめましょう。 現在の水槽の環境をよく踏まえ、本当に目的の生体が収容できるのかどうか入念に検討しましょう。
安易な判断は避け、先輩に意見を仰ぎましょう。現在の環境で飼育可能かどうか、 経験者の意見はとても参考になります。
設置後間もない水槽は特に危険です。水質処理の準備が不十分な水槽へ生体を入れることは、 ある意味で生体への虐待とも言えます。 生き物の目線に立って、慎重に判断してください。
環境作りは妥協しない
基本的に、海洋生物を維持するには、その生体が生活していた環境と栄養源が必要になります。
光合成生物には十分な光が必要です。
食の細い生体にはマメな給餌が必要です。
また、回遊性生物にはある程度の水槽スペースが必要です。
生体は現地と大きく異なる環境(比重・水温・水質・水流等)では生活できません。
これらの点について実現できない場合は、潔く飼育を断念しましょう。
生体にとって快適に生活・成長できる環境を提供しましょう。
生体の生命力任せな管理は、生命維持装置でしかありません。それは飼育ではなく虐待です。
メタハラ、クーラー、水流ポンプ、手を抜いてはならない要素はたくさんあります。
まずは、最低限のスキルを身に付けることが、生体に対するマナーです。
ネットの情報を鵜呑みにしない
ネットで得られる情報はとても有り難い反面、真偽の曖昧なものや嘘の情報も多く存在しています。 それらを正確に判断することは非常に困難ですが、広い視野で総合的に捉えるスキルを身に付けましょう。
また、多くのブログ等でいろんな実験的手法を見かけますが、安易に実行しないように注意しましょう。 水槽の環境は千差万別ですから、全ての水槽に当てはまる万能な特効薬はありません。
判らないことは質問しよう!
ネットには多くのコミュニティが用意されています。せっかくのツールを最大限に活用しましょう!
ある程度は検索することで目的の情報が見つかる時代になってきましたが、
どうしても見つからない時は思い切って質問してみましょう。
解決策に届かなくとも、何かしらヒントになる場合もあります。
また、そのような質問者を見かけたら、相手の立場に立って助けてあげましょう。 困ったときはお互い様なのです。
当サイトの掲示板 BBSちゃんぷる もご活用ください。