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カイメンホンヤドカリ / Pagurus pectinatus (Stimpson, 1858)
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Anomura MacLeay, 1838 / 異尾下目
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Paguroidea Latreille, 1802 / ヤドカリ上科 (5科 68属 454種)
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Paguridae Latreille, 1802 / ホンヤドカリ科 (38属 214種)
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Pagurus Fabricius, 1775 / ホンヤドカリ属 (53種)
- Pagurus pectinatus (Stimpson, 1858)
カイメンホンヤドカリ
- Pagurus pectinatus (Stimpson, 1858)
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Pagurus Fabricius, 1775 / ホンヤドカリ属 (53種)
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Paguridae Latreille, 1802 / ホンヤドカリ科 (38属 214種)
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Paguroidea Latreille, 1802 / ヤドカリ上科 (5科 68属 454種)
- シノニム Synonym:Clibanarius japonicus Rathbun, 1903 / ニホンヨコバサミ
学名:Pagurus pectinatus (Stimpson, 1858)
和名:カイメンホンヤドカリ
環境:砂/泥/礫の海底, 深場(漁獲水深)
報告:国内報告あり
掲載:2020年5月13日
カイメンホンヤドカリは一見Pagurus kennerlyi (Stimpson, 1874)に似て見えますが、本種の第2触角は紅白縞々ではなく赤い単色となり、また胸脚の腕節と長節の間接部が赤くなるため区別できます。
冷水系では是非一度は見てみたいホンヤドカリです。夢を壊しますが、③のようにカイメンじゃなくて普通に巻き貝を背負ってることもあるようです笑
イガグリホンヤドカリやエタジマホンヤドカリのように巻き貝以外のものを背負うヤドカリは本当に魅力的ですよね。
以下、駒井(2000)より引用。
本種は,北米西岸及び北海道室蘭より記録されている Pagurus kennerlyi (Stimpson, 1864)に酷似するが,右はさみの指節と不動指の合縁の革質小歯の発達が悪いこと,成長した雄においても右掌部背面の棘が強く伸長しないことなどの形態的特徴により識別されることが判明した. さらに,カイメンホンヤドカリにおいては,はさみ掌部背面の棘は先端に向かい白色を帯びるが,P. kennerlyi においては,青色を呈すると報告されており,この点も両者が別種であるという見解を支持するものと考えられる.
2022年5月29日、①の動画を追加しました。
①:B-Kaiさん提供の動画で北海道の海岸で採集された個体、②③:伊藤孝幸さん提供、④:Akkiiraさんの提供で北海道羅臼の撮影、⑤:小松浩典さん提供。
貴重な写真や個体を提供された皆様へ心から感謝申し上げます!
We are very grateful to be able to use your valuable photos. thanks!
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追跡遭遇
RECORD Pagurus pectinatus (Stimpson, 1858)
カイメンホンヤドカリ
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(Eupagurus pectinatus Stimpson, 1858) Stimpson, W. (1858). Prodromus descriptionis animalium evertebratum, quae in Expeditione ad Oceanum Pacificum Septentrionalem, a Republica Federata missa, Cadwaladaro Ringgold et Johanne Rodgers Ducibus, observavit et descripsit. Pars VII. Crustacea Anomoura. Proceedings of the Academy of Natural Sciences of Phiadelphia. 10: 225-252.
(Eupagurus seriespinosus Thallwitz, 1891) Thallwitz, J. (1891). Decapoden-Studien, insbesondere basirt auf A.B. Meyer's Sammlungen im Ostindischen Archipel, nebst einer Aufzählung der Decapoden und Stomatopoden des Dresdener Museums. Abhandlungen und Berichte des Königlichen Zoologischen und Anthropologisch-Etnographischen Museums zu Dresden. 3 (3): 1-56, 1 unnumbered pl.
(Clibanarius japonicus Rathbun, 1902) Rathbun, M.J. (1902). Japanese stalk-eyed crustaceans. Proceedings of the United States National Museum. 26: 23-55.
WoRMS : Pagurus pectinatus (Stimpson, 1858)
Komai, T. (2000) Redescription of Pagurus pectinatus (Crustacea: Decapoda: Anomura: Paguridae). Natural History Research, Special Issue, 7, 323-337.
国立科学博物館:Komatsu & Komai (2009). Thalassinidea, Anomura and Brachyura (Crustacea: Decapoda) from Northeastern Japan Collected during the "Research on Deep-sea Fauna and Pollutants off Pacifi c Coast of Northern Japan" Project. National Museum of Nature and Science Monographs, No. 39, pp. 581-613 (画像あり)
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