シーケンシャルウインカーを卒業してディミングターンシグナルを目指す
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シーケンシャルウインカーのLEDテープを貼ってまだ日も浅いというのに、先日たまたま見かけた別の仕組みのウインカーに一目惚れしてしまいました💦
調べると、マツダのCX-30という車が業界で初めて採用したディミングターンシグナルという鼓動のような点滅をするウインカーでした✨
MAZDA CX-30「ディミングターンシグナル」開発ストーリー
うむ、時代は鼓動ウインカーだな☝笑
シーケンシャルウインカーはもう卒業だぁー✨笑
ナイト2000みたいなピコピコデイライトともお別れだぁー✨笑
と言うわけで、取り急ぎ電解コンデンサで似たような残光が作れないかと思い、現在装着中のポジション付きウインカーをベースに改造してみました。※ポジションは要らないので封印します
幸いこのポジション付きウインカーは、発光部とハイフラ抵抗が分離しているため、この中間にダイオード(逆流防止)と電解コンデンサ(とりあえず10000μF)を割り込ませて、ウインカー電圧が途切れた後に、コンデンサの放電で少し残光を作る回路が簡単に実現できました。
※ハイフラ抵抗内蔵型のウインカーバルブでは実現できません

早速実装してみるとなかなかイイ感じ🤔
ちなみに、この状態でポジションに通電すると、ウインカーが爆光になる💦
また、ウインカーを遮電してもすぐにポジションが復帰しない等の不具合が出るので、どうやら残光が元の回路を邪魔してるみたい🤔
いずれにしても残光にするとポジションは使い物にならないようです🥺
ひとまずこのお手軽ディミングターンシグナルで製作を進めていきます☝
ただ、残光が思ったより長く、点滅前に消えきらないので、電解コンデンサの容量を10000μF→6800μFへ減らしてみることにしました。
また、ベースにしたウインカーLEDはポジション付きで邪魔なので、ウインカー単体で作るべく、材料集めからやり直すことにしました。
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ちなみに、ウインカーバルブのソケットは7440と言う品番のモノですが、これだとデリカD:2のフロントのウインカーユニットの穴形状が異なるため、適宜ニッパーで突起部分を欠き取る等の細工をしないと装着できません🥺
でもリアのウインカーユニットにはこのまま装着できました。ナニソレいやらしい🥺笑
こちらは残光回路に必要な部品です。残光を作るための電解コンデンサと、ウインカー配線へコンデンサの放電を逆流させないための適当な整流ダイオードと、あと回路全体を無極性にするための整流ブリッジです。電解コンデンサの6800μFや10000μFは本来すごく高いのですが、Amazonで5ヶ入り1000円未満でした😳
整流ダイオードや整流ブリッジは安い適当なもので良いと思います。
※2024/5/28追記:整流ブリッジを使うと電圧降下によりLEDバルブによっては結構暗くなってしまうので、無極性化は避けた方が良いかも知れません。続編では廃止しました💦
回路図は単純なので割愛します。

完成です✨
ちなみに残光回路はコンデンサ回りに集約して熱収縮チューブでまとめて樹脂で封印した簡易防水仕様にしてあります。

実装比較です。
今回分(右)をエンジン切ったまま撮影してしまい暗く映ってますが、解説すると6800μFの方は残光強度が弱く、消え始めに一気に弱くなり、その割に微かな残光が長く続く状態でした🥺笑
それなら10000μFの方が残光強度が強くて消え始めがまろやかに見えるので、この放電時間を短縮させる方法を考えた方が良さそうです🤔
まず、改めて今回用意したウインカーLEDバルブと電解コンデンサ10000μFの構成による残光状態を確認してみました。
よほど発光効率が良いのか、ずっと光ってますね💦笑
とりあえず、バルブのソケットの中に抵抗を仕込んでみます。1KΩを並列に繋げば、ここで約10mAを消費するはずです🤔
I[A] = E[V] / R[Ω] = 12~14V / 1000Ω = 0.012~0.014A (12~14mA)
抵抗の耐圧はそれを見越して1/4Wにしました (20mAまでOK)

試してみると…
おおお!
イイ感じでしゅわぁぁぁっと残光が消滅します✨
比較動画☝
と言うわけで、とりあえずこの仕様で仕上げることにします☝
続いて、せっかくシーケンシャルウインカーに交換していたドアミラーも、純正ウインカーに戻した上で残光機能を追加してみます✨
やっぱクリア感がなくなってずっと違和感があったんですよね、あのシーケンシャルウインカー、白くて不透明で…🥺

まずは純正ウインカーを切開して基板にアクセスしてみました。
純正のドライブ電流は約30mAでした。

このパッケージのLED素子で30mAオーバーってことは、50-100mA程度はイケる素子なのかな🤔
という独断と思い込みで少しだけ電流を増やすことにしました。暗いので☝笑
真似する際は自己責任でお願いします🙇💦



電解コンデンサは色々試して470μFに決定しました。

残光ありなし比較↓

もっとスマートな分解方法求む☝笑

ドアミラーの残光ウインカーが完成✨

さあ、ここからフロント・リア・ドアミラーのウインカー装着です!
ちなみに、フロントはエンジンルーム内がかなり高温になることもあって、ハイフラ抵抗が火傷レベルでチンチンになるため、一応気持ちだけでも放熱を考えてみました☝笑
構造的には適当なステー金具に貼り付けて近くに固定する感じで、とりあえずホームセンターでステー金具を物色するも、どれも400-500円していてなかなか高価なので、試しにダイソーに行ってみたらイイのありました!
全長20cm、一応ステンレス、なのに100円✨
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こんな感じでハイフラ抵抗を固定しました。
ステーはライトの隙間に差し込んでインシュロックでガッシリ固定☝
穴開け不要でピッタリしっくり取付完了です✨
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※こちらは右ヘッドライト
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※こちらは左ヘッドライト
装着完了後のウインカー動画をどうぞ✨
ディミングターンシグナルにはまだまだ遠いかもだけど、とりあえず残光ウインカーが実現したので大満足です✨
パッと点いてジワッと消える✨
カッコイイー✨
でももっと良い方法が思いついたらまた試してみます🫡
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