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スマホ用LEDリングライトの検証結果

スマホ用LEDリングライトの検証結果

ダイソーで見つけた自撮り用LEDリングライト

先日、ダイソーでスマホに装着する 自撮り用 LEDリングライトを見つけました。商品名はセルフィーライトです。

ダイソー セルフィーライト
ダイソー セルフィーライト

これは本来スマホのインカメラ側に装着して自撮りの際の補助光として利用するアイテムですが、待てよ、アウトカメラに装着すればヤドカリのマクロ撮影に最適じゃん‼ と胸躍らせて、試しに買ってみました✨

スマホのアウトカメラ側に装着すればマクロ用ライトに早変わり!
スマホのアウトカメラ側に装着すればマクロ用ライトに早変わり!

ほら、220円で立派な補助ライトになりそうです✨

早速、ヤドカリを激写してみました。

ダイソーのセルフィーライトでヤドカリを撮影
ダイソーのセルフィーライトでヤドカリを撮影

うむ、嫌な予感はしてたけど、やはり光が青白すぎて演色性が悪い…💦

と言うわけで、意地でも綺麗に撮れるリングライトが欲しくて、いつもの海外通販を漁ってみました。

Aliexpressで見つけた調光LEDリングライト

早速、ELE GIANT というメーカーの EGL-04 というモデルを発見!

Aliexpress > ELE GIANT EGL-04

ボディは白と黒の2色あり、冷白色のCoolWhite球と温白色のWarmWhite球が搭載されており、各色独立して点灯させたり混色も可能で、それぞれで3段階の強弱が可能になった調光タイプです。値段こそダイソーの5倍(1000円ほど)しますが、これならきっと演色性は良いはず!ということで、すぐにポチっ✨
そしてそれが約2週間ほどで到着したので、ダイソーのセルフィーライトと性能を比較検証してみました。

スマホ用LEDリングライト対決:ダイソー vs ELE GIANT

まず、外観の比較です。

ダイソーとELE GIANTのセルフィーライト 外観比較
ダイソーとAliexpressのセルフィーライト 外観比較

製品のサイズ感は同じですが、発光面積は倍ほど違いますね!
ダイソーはLED素子が30球×1列で配置されていますが、ELE GIANTは2色の白LEDが各24球×2列:計48球で配置されており、その分 発光面積が広くなっています。

ダイソーのセルフィーライトの発光色とスペクトル

改めて、ダイソーのセルフィーライトの発光色です。

ダイソーのセルフィーライトの発光色
ダイソーのセルフィーライトの発光色

そして、スペクトルがこちらです。

ダイソーのセルフィーライトのスペクトル
ダイソーのセルフィーライトのスペクトル

色温度(CCT)が7500K、演色性(CRI)がRa74のよくあるクールホワイト球なので、これで写メを撮っても赤色の再現性が非常に悪く、全体的に青白く写ってしまいます。

【演色性豆知識】 演色性とは太陽光をRa100とした色の再現性の指標で、最低でもRa80以上ないと被写体を綺麗に撮ることはできず、Ra90以上あれば太陽光のように綺麗な発色で撮影することができます。

ELE GIANTのセルフィーライトEGL-04の発光色とスペクトル

続いて、ELE GIANTのセルフィーライトEGL-04の発光色です。クールホワイト、ウォームホワイト、ミックスの3パターンです。

ELE GIANTのセルフィーライトの発光色
ELE GIANTのセルフィーライトの発光色

こちらがスペクトルです。

ELE GIANTのセルフィーライトのスペクトル
ELE GIANTのセルフィーライトのスペクトル

クールホワイトはダイソーと大差ありませんが、やはりウォームホワイトの演色性がRa85と高く、混色してもRa85が保持されているので、これならダイソーより綺麗に撮れそうです!

ヤドカリ撮影結果:ダイソー vs ELE GIANT

それでは、改めてダイソーとELE GIANTで撮り比べてみましょう!
まずはライトなしの室内光だけでスマホ撮影したヤドカリ写真がこちらです。

ライトなし (室内光のみ)
ライトなし (室内光のみ)

スマホの性能が高いので、ライト無しでも綺麗ですが…笑

まず、ダイソーのセルフィーライトで撮ったのがこちら。

ダイソーのセルフィーライトで撮影
ダイソーのセルフィーライトで撮影

やはり青白いですね💦

続いて、ELE GIANTのセルフィーライトで撮ったのがこちらです。

ELE GIANTのセルフィーライトで撮影:クールホワイト
ELE GIANTのセルフィーライトで撮影:クールホワイト

ん、ダイソーのクールホワイトより若干演色性が良いためか、そこそこ綺麗に写ってますね✨笑
ダイソー:Ra74
ELE GIANT [クールホワイト]:Ra78

ELE GIANTのセルフィーライトで撮影:ウォームホワイト
ELE GIANTのセルフィーライトで撮影:ウォームホワイト

やはりウォームホワイトだけだと全体的に赤味が強めですね。

ELE GIANTのセルフィーライトで撮影:ミックス
ELE GIANTのセルフィーライトで撮影:ミックス

おおお! クールホワイトとウォームホワイトをミックスすると、両者のいいとこ取りになって、より綺麗に写りますね✨

と言うわけで、スマホで綺麗なマクロ撮影をしたいなら、このELE GIANT EGL-04はアリだと思います!

ついでに光量対決:ダイソー vs ELE GIANT

ダイソーとELE GIANTでそれぞれ5cm距離でどれくらいの光量があるのか比べてみました。

まず、ダイソーのセルフィーライト。

ダイソーのセルフィーライト:5cm距離の測定データ
ダイソーのセルフィーライト:5cm距離の測定データ

放射照度:約10W/m²
照度:約3100 lx

続いて、ELE GIANTのセルフィーライトEGL-04 [ミックス]。

ELE GIANTのセルフィーライトEGL-04 [ミックス]:5cm距離の測定データ
ELE GIANTのセルフィーライトEGL-04 [ミックス]:5cm距離の測定データ

放射照度:約23W/m²
照度:約7000 lx

ELE GIANTはダイソーの約2倍の光量がありました。カメラの豆知識としては、補助光は明るいほどシャッター速度が上がって手ブレが防げるし、ピントも合いやすいので、特に生き物など動く被写体をスマホでより綺麗に撮影しようと思ったら、このようなリングライトは非常に有効です。もしリングライトがなくても、なるべく部屋を明るくしたり、何か補助光を当てることで、写りは改善されます。

おまけ情報

ダイソーのセルフィーライトは、単4電池×2本が別途必要ですが、電池を入れたまま放置しておくと、なぜか一週間ほどで電池が消耗して電源が入らなくなりました💦 調べたら電池の電圧が2本とも1.2Vまで低下してました。どんな回路や🤔
一方、ELE GIANT EGL-04はUSB充電なのでエコではありますが、果たしてどれくらい使えるのか、まだ不明です🥺

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