Radion G6はG5からどう変わったか?
- 2024.10.06
- LED
過去のRadion G6関連記事はこちらをどうぞ。
- Radion G6のスペクトル予想と検証 (2022/05/13)
- Radion G6のスペクトル予想と検証→答え合わせ (2022/05/18)
- Radion G6 スペクトルの謎 (2022/05/20)
Radion G6がリリースされて早2年が経ちましたが、なかなか触れる機会がなく、当時いくつか記事を投稿して以来それっきり、この2年間まったく現物の検証ができてませんでした🥺
が、先日たまたま修理品を見る機会があり、遂に実物を検証することができました✨
Radion G6 XR15 Blue です☝
ただ、XR15はコンパクトモデルなので、XR30にあるグリーンのチャンネルがなく、全7チャンネルの構成となっています。
各チャンネルの発光パターン
まずは、各チャンネルの発光パターンを見ていきます。
各波長の球数は公式データ通りでした (XR30の半分)
改めて仕様を考察すると、Blueモデルって恐らく深場向けの用途で占めると思われるので、赤を廃止してシアン(or緑)を入れるべきじゃないかなぁ🤔
あと、深場用途なのに2種類の白LEDを持つ必要はないので、その分シアンたっぷり入れれば、ゴールドトーチ等のイエロー蛍光タンパク(YFP)も盛り盛り色揚げできるような「これぞ深場向けモデル」になりますよね☝
G7は頑張って欲しいところ🤔
製品のスペクトル検証
それでは、お待ちかねのスペクトル検証です✨
まずは製品のフル出力時のトータルスペクトルとPPFD強度です。
スペクトルは概ね公称通りのカーブに見えますね。
PPFDが 257.6 と低いのは、100Wのコンパクトモデルであり、またG6はビーム角が126°の超ワイドになったため、致し方ありませんね。
※ビーム角が広いほど直下の光強度は弱くなります
各チャンネル毎のスペクトル強度を比較したグラフもご用意しました。
以前検証したG5 Blueと比べると、XR30とXR15の比較ではありますが、Blueチャンネルは弱くなったけど、UVチャンネルとVioletチャンネルは強くなってるように見えます‼
どうでしょうか?
UVチャンネルの内訳
さて、G6の見所のひとつであるUVチャンネルを見ていきましょう☝
G5では405nmと415nmのミックスでしたが、G6では新たに395nmが採用になり、なんと3種類のUV素子がミックスされました✨
実際の測定結果は以下の通りでした。
流石LumiledsのUV素子、波長精度が素晴らしいですね✨
これによって、ワイドバンドなUVチャンネルが形成されている訳です☝
ムーンチャンネルの内訳
ムーンチャンネルはG5と同じ、DeepBlue 450nm + WarmWhite 3000Kのミックスで、比率を変えてムーンの色味を青寄り白寄りに調整可能です☝
スペクトルの主な波長は450nmのブルー光で、温白色LEDの赤味と混ざって、全体的にパープルな色味になっています。
ビーム角の検証
ビーム角はG5も110°でかなりワイドでしたが、G6ではさらに広げて126°の超ワイドになりました。でも、ぶっちゃけどっちも超ワイドなので、片方だけ見ても違いが分かりません💦
Radion G6 のレンズ
Radion G5 のレンズ
分かりますか?笑
比較動画を作ってみました☝
確かにG6の方がやや拡がってるように見えますね☝
以上、UVチャンネルの波長精度と、ビーム角の具合が検証できたので、ようやく肩の荷が下りました☝笑
そのうちG6 XR30やProも見てみたいです。
どなたか検証させてください🙏
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