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アクアLED黎明期の礎と言えば

  • 2025.06.11
  • LED
アクアLED黎明期の礎と言えば

クラマタ産業のニューアズーロでしょ☝

マリンアクアリスト58号の広告ページ(2011年)
マリンアクアリスト58号の広告ページ(2011年)

現在主流となっているアクアLEDにはハイパワーLEDが採用されていますが、まだそんな強いLED素子がない時代、この製品は砲弾型LEDを敷き詰めた構成で誕生しました☝
砲弾型LEDは1球あたりせいぜい20mAしか流せないインジケーター用途が主流のLEDですが、実は指向性が鋭いので真正面を強く照らせる特徴があり、球数を多く並べればある程度の面積がカバーでき、LED信号機にも採用されている構造です。

クラマタ産業の当時のサイトのスクショ (ウェブアーカイブより)
クラマタ産業の当時のサイトのスクショ (ウェブアーカイブより)

ニューアズーロはラインナップが豊富で、ブルー光、ホワイト光、レッド光の組み合わせが選べました。特にブルー光は蛍光タンパクの励起に有効で、鋭い指向性のお陰で深い水槽の底面に置いたサンゴも強く照らす事ができ、当時主流だった蛍光灯のブルー球よりも強く蛍光を発光させることができました☝

そんな懐かしいクラマタ産業のニューアズーロを、先日フォロワーさんからお借りしました✨

クラマタ産業 ニューアズーロ デュエ ブルー&レッド
クラマタ産業 ニューアズーロ デュエ ブルー&レッド

近年ブルーライトの危険性が取り沙汰されて久しいですが、こんな砲弾型LEDでもブルー光のエネルギーは凄まじく、右のブルーユニットは樹脂が焼けて黄変していました😳💦
一方、左のレッドユニットは全く焼けてませんね。
恐るべしブルーライト…😱

ちなみに、ブルーユニットの方で一部不点灯があり、チカチカ点滅していたので修理してみようと分解してみましたが、そもそも基板がホルダーに接着してあり修理不可な構造だったので断念しました🥺

基板がケースに接着してあり分解不可
基板がホルダーに接着してあり分解不可

※僕が割ったんじゃなくて、ケースを開けたらこの状態でした🥺笑
ちなみに、ホルダーには「2007.3.20」の文字が🤔
もしかして2007年の製造なのかな🤔?
だったら僕がまだLEDの研究を始める前です😳💦笑
凄ぇークラマタ産業✨

さて、せめてスペクトルを測ってみました☝
まず、ブルーユニットのスペクトル。

ブルーユニットはピーク波長466nmのブルー光
ブルーユニットはピーク波長466nmのブルー光

466nmと言うのは、SPECTRAで言うとDeepBlue 450nmとBlue 475nmの中間の波長ですね。
続いて、レッドユニットのスペクトル。

レッドユニットはピーク波長640nmのレッド光
レッドユニットはピーク波長640nmのレッド光

てっきり汎用の630nmかと思ったら、やや深赤寄りの640nmでした。意図的な採用だとすれば、もしかして当時は660nmはなかったのかな🤔?

きっと当時お世話になったアクアリストも多かったでしょう😌
時代の牽引役として見事に役目を果たされたと思います🙏

さて、現行商品はどんなのあるんかな?と思い、クラマタ産業のサイトを見てみたら、なんとニューアズーロがまだ掲載されてました😳⁉
え、超ロングランやん🤔笑

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