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続ディミングターンシグナル、完結編✨

続ディミングターンシグナル、完結編✨

今回は前回の残光ウインカーの続編で、完結編です✨

前回までのあらすじ

  1. コンデンサで残光ウインカーを作る
  2. OFF時間がない (残光と点灯が重なる)
  3. LEDバルブに1kΩを追加 (10mA分流)
  4. ギリOFF時間確保

しかし、その後TwitterでF&Fさんから残光をスパッと消費させる回路のアドバイスを受け、

名付けてスパッと残光回路
早速実践しました☝

実車テスト
実車テスト
本家CX-30とスパッと残光回路の比較

確かにスパッと残光がカットできて明確なOFF時間が確保できたけど、本家CX-30と比較するとOFF時間が圧倒的に短い…
この原因を解析してみると、以下のような特性の違いが判明しました。

ウインカーのON/OFF信号と残光カーブの解析
ウインカーのON/OFF信号と残光カーブの解析

どうやら本家CX-30は、残光カーブとOFF時間を保持するため、ON時間を短く早めに残光を開始することで(上図青線)、ON時間とOFF時間を同等に揃えているみたい🤔
なので、一般のウインカー(上図黒線)に残光カーブを足しても(上図赤線)、OFF時間が犠牲になってしまい、ON時間に比べOFF時間はかなり短くなってしまう or OFF時間が確保できなくなってしまう、ということでした🥺
従って、一般ウインカー信号でCX-30のディミングターンシグナルの残光カーブを再現するには、ON時間の途中から減光を始める必要があります。パッと思いついたのはタイマーICで独自に電圧を制御する方法でしたが、それはちょっと大げさすぎます😳💦
すると、F&Fさんから更に点灯タイミングを遅延させるアイデアをいただき、

名付けて遅延リレー回路☝ (そのまま笑)
目からウロコを落としながら、小型リレーを使う方法を採用してみました。

ブレッドボードで回路テスト
ブレッドボードで回路テスト

実車テスト☝

本家CX-30と残光スパッと残光回路+遅延リレー回路の比較

おおおー✨
完成しちゃった💦
F&Fさん、ありがとうございました🙇🙇‍♀️🙇‍♂️

あとは、ブレッドボードから基板へ最適化する訳ですが、しばらく基板ソフトを使ってなかったら使い方を忘れてしまい笑、仕方がないので手描きでパターン図を起こしました💦

手描きでパターン図を作成
手描きでパターン図を作成

うむ、なんとか15-25基板に収まりそう✨

前後左右で4つ分の基板が完成
前後左右で4つ分の基板が完成

基板は100円玉サイズ☝

TAKACHIのケースSW-30にフィット
TAKACHIのケースSW-30にフィット

改めて動作テスト☝

再度動作テスト

で、せっかくTAKACHIのSW-30に収まったけど、遅延度合いをもう少しだけ増やすべく、遅延リレー回路の遅延コンデンサを220μFから1000μFに変更したので、やむなくコンデンサをケースの外に出しました🥺

遅延コンデンサをケースの外へ
遅延コンデンサをケースの外へ

さらにあと少しだけ回路変更して、フィニッシュしました🥺
というのも、同じ部品なのに例え僅かでも特性に差異があると、0.1秒の世界では微妙にタイミングがズレたり等の症状となって現れてしまうようで、例えばマルツ電波で買った9.1Vのツェナーダイオード(1N5239B)で良い感じだったのに、共立電子で買った同型番1N5239Bだと減光が微妙に速くなったりしたので、敢えて8.7Vのツェナーに変更してスパッと残光の抵抗値を増やして残光を引き延ばしたり、敢えて8.2Vのツェナーに別のダイオードを組み合わせて作動電圧を微調整するなど、要するに現物合わせみたいな手間に翻弄しました💦
なので、もし上の回路図を試される際には、ツェナーダイオードの電位差や使用するLEDバルブの消費電流とのバランスを取りながら現物合わせが必要になりますのでご注意ください☝

さあ、今度こそ完成✨

完成ユニット
完成ユニット
スパッと残光回路と遅延リレー回路を足しても、残光コンデンサ程度の回路サイズに収まりました
スパッと残光回路と遅延リレー回路を足しても、残光コンデンサ程度の回路サイズに収まりました

こうして、MAZDA CX-30のディミングターンシグナル擬きが完成しました✨

自作ディミングターンシグナルを実装したフロントとリアのウインカー
自作ディミングターンシグナルを実装したフロントウインカー
自作ディミングターンシグナルを実装したリアウインカー

以上、参考になれば幸いです。

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