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デリカD:2(MB36S)のデイライト化ポジション3rd

デリカD:2(MB36S)のデイライト化ポジション3rd

まず、過去のデイライト記事はこちらです。

先日、黒い車の後ろに着いた際、ある事に気づきました。
自分のデイライトの光が一部欠けてるような🤔
なんと、6球のうち1球が消えてました🥺💦

自作デイライトの点灯不良発生
自作デイライトの点灯不良発生

あああ… 球切れだぁ…🥲
んー定格的には超余裕を持たせたから、切れるはずないんだけどなぁ…🤔
ていうか、Creeの素子には保護ダイオードが入ってるので、チップに不具合が出たら保護ダイオードのショートによって球は短絡状態になるから、このポジション基板の回路的には並列で入ってる他の2球も巻き込みで不点灯になるはずなのに… ということは断線か🤔???

あ、まさか…

ポジションを叩いてみた結果…笑

あー、これは僕のミスですね💦
多分これ、LED素子のハンダが外れてますね☝笑
リフロー用のLED素子をハンダゴテで溶接すると起きがちなミスです🥺💦笑
そろそろ手先の衰えが出てきたかな🤔笑

で、本来ならバンパーからポジションランプを外して、修理して、また戻すという工程を踏むんですが、何度もバンパー外すの億劫なのと、今回のようなトラブル対策もしたかったので、今回は外して保管してあった純正品を改造してから故障品と入れ換えることにしました☝

では、手持ちの純正ポジションの改造を始めます。
殻割りは割愛。
まず、摘出した純正基板の仕様を改めて確認します。

純正ポジションの仕様
純正ポジションの仕様

うむ、相変わらず弱々です🥺笑
巷には純正ポジションをそのまま流用してデイライト化する配線キットもあるようですが、こんな暗いのをデイライト化しても、曇天ならともかく晴天だと掻き消されて役には立たないですよね🥺

こちらが今回使用するLED素子、前回ご紹介したCree XP-G3 Photophyllです。そうです、このために取り寄せていました。

Cree XP-G3 Photophyllと部品あれこれ
Cree XP-G3 Photophyllと部品あれこれ

また、これまでは定電流ダイオードをLED素子に直結していたせいか定電流ダイオードがかなり熱を持ったので、今回はなるべく熱を分散してみたくて、回路設計のスキルもないのに試行錯誤してみました☝笑

一気に完成です✨

ポジション改デイライト3rdの基板加工フロー
ポジション改デイライト3rdの基板加工フロー

今回の目玉は、LED素子のデュアル化です‼
これで万一どれかハンダ浮きが発生しても大丈夫✨笑
それによる光量アップも期待してます。
駆動電流も2ndより少しだけ増やしてみました。2nd:360mA → 3rd:420mA
これにより、3rdは2ndより約1ワットのアップとなりました✨

ポジション改デイライト3rdの点灯確認
ポジション改デイライト3rdの点灯確認

やはり、350mAの定電流モジュールを直にLED素子に繋ぐと100℃近くまで発熱しましたが、熱対策として3端子レギュレータ7812と4W抵抗7.5Ωと組み合わせたら70℃まで下がりました。その分、抵抗や7812も40-60℃ほど発熱してますが🥺
いい感じなのでこの新回路を採用し、もうひとつ作って左右とも完成です✨

ところで、途中ある事に気づきました。
なんか、発光を正面から見る分には問題ありませんが、横から見ると光が黄色い…

光を斜めや横から見ると周囲が黄ばんで見えます
光を斜めや横から見ると周囲が黄ばんで見えます

あー、この現象久しぶりに見たなぁ…🧐
今回の場合は、XP-G3になってからレンズが蛍光体一体になった影響かな🤔
XP-G2まではチップのみに蛍光体が塗布してあったんだけど…

Cree XP-G2 と XP-G3
Cree XP-G2 と XP-G3

レンズが蛍光体一体だと、レンズ基部の境界面から発する光が黄色増し増しになって出てくるっぽいです🥺
んーこれは難儀だなぁ… ディフューザーフィルムで緩和できそうだけど光量ダウンが激しいし…

そこで、ある秘策を試してみました☝
とりあえず右半分だけスペシャルカスタマイズしてみた図をどうぞ✨

白色LEDの周囲の黄ばみの解消実験
白色LEDの周囲の黄ばみの解消実験

お、いいやん✨
どーやったかというと、蛍光体の周囲のみブルー塗膜を施工しました✨

黄色増し増し光線を発する部分にブルー塗膜を施工した図
黄色増し増し光線を発する部分にブルー塗膜を施工した図

青いマジックで✋笑

適当な青いマジック
適当な青いマジック

白色LEDの発光原理ですね☝笑
これで光量を落とさずに黄ばみだけカットすることができました✨

改めて、純正品との明るさ比較です☝

ポジション改デイライト3rdと純正の明るさ比較
ポジション改デイライト3rdと純正の明るさ比較

動画でも☝

ポジション改デイライト3rdと純正の明るさ比較

続いて、カンデラの検証もおこないました。

まずは純正の照度測定。

純正の照度測定
純正の照度測定

照度とカンデラは本来別の光の単位ですが、1メートル時の値に於いてのみ照度=カンデラと読み替えることができるので、この場合は純正=27ルクス=27カンデラとなります。

そして、ポジション改デイライト3rdの照度測定。

ポジション改デイライト3rdの照度測定
ポジション改デイライト3rdの照度測定

ポジション改デイライト3rd=320ルクス=320カンデラでした。
改めて、保安基準のデイライトの上限1440カンデラって凄いね😳💦
絶対無理ゲーやん🥺笑
だって4倍でも1280カンデラよ🤔
今6Wだから、4倍なら24W、1球あたり2W駆動になるから、それだとアルミ基板で放熱が必要になるし、純正ポジションの筐体のままじゃ無理だなぁ🥺
たまに見かける爆光デイライトって何ワットなんだろう🤔

では、いざ取付です。

バンパーの取り外し
バンパーの取り外し

まずは、故障品のみ入れ換えてみた図。

2nd vs 3rd の図
2nd vs 3rd の図

うむ、目視じゃ分からない程度の光量アップでした☝笑

両方の入れ替えが完成✨

ポジション改デイライト3rd取付完成
ポジション改デイライト3rd取付完成

うむ、とりあえず黄ばみが取れて良かった💦笑
そして色温度はちゃんと6000Kのクールホワイトです✨
しかも演色性がRa90オーバー‼

演色性Ra90オーバーのデイライト笑
演色性Ra90オーバーのデイライト笑

Ra90オーバーのデイライト車って、多分世界初でしょうねぇ😌笑

改めて、Cree XP-G3 Photophyll って凄いなぁ✨
クールホワイトでRa90オーバーって普通は無理ゲーなんだよねぇ☝
色温度3000Kくらいのウォームホワイトなら楽勝だけど🥺
二度と殻割りなんてしたくなかったけど、怪我の功名か🤔笑

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