【続】 ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタル、クロマドボタル(幼虫)、ホタル4種の発光スペクトル比較
- 2024.07.10
- 発光スペクトル
今年ふと思いつきで始めたホタル調査は、8年前のヘイケボタルの発光スペクトルの測定リベンジも含め、ゲンジボタルとの比較ができたことと、加えて今回初めてヒメボタルの存在を知り、しかもその確認が県内でできたこと、またイレギュラーとしてクロマドボタルの存在と幼虫が光る様子まで確認できたことも併せて、大変大きな収穫となりました✨
あとは、TG-6によるコンポジット撮影でゲンジとヘイケがそこそこ綺麗に撮れたこともお気に入りで、是非とも今回の調査の締めくくりとしてヒメボタルも撮っておきたい☝
と思って、先日たまたま晴れ間があったので、前回ヒメボタルを見つけた小松の山まで出掛けたのですが、なんと今回はいませんでした🥺💦
え、まさかもう終わったの🤔?
■小松のスギ林でのヒメボタルの確認
2024年6月18日 20:30-22:30:ゼロ
2024年6月27日 23:00-24:00:10匹程度
2024年7月8日 20:00-24:00:ゼロ
ガーン💦💦💦
熊と遭遇しても頑張って散策したのに🥺💦
なので、この日はいつもより激しく鈴を鳴らして散策しました☝💦
しかし、結局24時まで粘りましたが、ゲンジやヘイケが数匹現れただけで、ヒメボタルは皆無に終わりました😭
あーあ… ヒメボタルのキラキラ写真撮りたかったなぁ🥺
仕方がないので、せっかく小松まで来て黙って帰るわけにはいかないので、前回惨敗したクロマドボタルの幼虫の測定にリベンジしました☝
幸いクロマドボタルの幼虫は結構いました✨
僕の印象だと、同じオスでも発光の強い個体と弱い個体があるような印象でした。あるいはたまたま元気があったりなかったりしたのか🤔
それで、なるべく発光の強い個体を探してひたすら測り進めました☝
頑張った甲斐あって、相変わらず発光が弱くてノイズは酷いけど、前回よりはマシなデータがいくつか取れました✨笑
とは言え、流石にコレはカーブの精度が悪すぎるので、平均値と中間値から代表スペクトルを合成することにしました。
そうして完成したのが、このホタル4種の発光スペクトル比較グラフです✨
上が相対グラフ、下が波長強度(放射照度)比較です。
クロマドボタルの幼虫が如何に弱い発光か分かりますよね💦
ゲンジの1/100、ヘイケの1/10しかありませんでした💦💦
ただ、それまではゲンジボタルが最も青に近いグリーン発光だと思っていたので、今回のクロマドボタルの幼虫との比較で、こちらの方が遙かに青寄りのグリーン発光だと判明しましたので、コレも大きな成果でした✨
強いて言うと、クロマドボタルの成虫をまだ見てないので、これは秋までには確認しておきたいと思います☝
※クロマドボタルは春から秋まで見られるらしい
以上、ホタルの研究などにお役立てください☝
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