ゲンジボタルとヘイケボタルの発光スペクトルの違い
- 2024.07.02
- 発光スペクトル
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前回の8年ぶりのホタルの発光スペクトル測定以来、実はほぼ毎晩ホタルを見に行ってました。お陰で、ヘイケボタルの産地も見つけることができました✨
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せっかくなので、測定の難しかったヘイケボタルの発光スペクトルを、改めて測りまくりました✨
その結果、ゲンジボタルのデータ精度には適いませんが、それでもかなりノイズの少ないデータがいくつか採れたので、改めてゲンジボタルとのデータ比較をおこなってみました。
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上が相対グラフ、下が発光強度です。そして青色がゲンジボタル、赤色がヘイケボタルです。ご覧の通り、ヘイケボタルは発光強度が弱いのでノイズも混じりがちですが、大筋のカーブは採れていると思います。
その結果、てっきり同じスペクトルだと思われていた両者のカーブに微妙な差異が見つかりました。お分かりいただけただろうか🤔笑
そうです、ゲンジのカーブは全体的に帯域が青寄り(左寄り)で、ヘイケは赤寄り(右寄り)だったんです☝
これが、 発光酵素の微妙な差異による発光色のズレってやつなのでしょうか🤔
ま、目視では両者とも黄緑色に見えますが、もしかして目の良い人にはゲンジが緑色、ヘイケが黄緑色に見えてたりするのかなぁ🤔?
改めてゲンジボタル。
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そしてヘイケボタル。
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なんとなくヘイケの方が黄色い🤔?笑
今回、複数の測定データを重ねてみたらこのような差異が読み取れたので、とても興味深く思いました✨
あとはヒメボタルだな…
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