Cree XP-G3のレビュー
- 2024.10.18
- LED
久しくLED素子の調査なんてしてなかったのですが、たまたまCree XP-G3を入手する機会があったので、久しぶりにレビューしてみます。
ところで、最近のアリエクは快速ですね!
これ、ポチってから届くまで4日と13時間でした😳
久しぶりに引き出しの奥を漁って、当時のCreeの白系をかき集めてみました。
左から、
・XP-E (Q5ランク) 107lm
・XP-G (R3ランク) 122lm
・XP-G2 (S2ランク) 148lm
・XP-G3 (S4ランク) 164lm ※今回の入手品
XP-Eとか懐かしいですね☝
チップの拡大画像↓
XP-EとXP-Gはチップが大きくなったので違いが分かりますが、XP-G2以降は蛍光体が厚くなりチップの模様が見えなくなりましたね。恐らくサイズはXP-Gと同じ45milくらいだと思いますが、チップデザインは最近のXP-E2のようなスルーホールになってるのかな🤔
とりあえず今回のXP-G3を光らせてみました。
昔のXP-Gと比べると、やたら演色性が良さそうな色味をしてます🤔
試しに光学測定をおこなってみたら、おおおーRa90超えてますやんっ😳💦
しかも、スペクトルカーブを見て驚きました💦
なんと、チップ波長450nmの右横から僅かにはみ出るように460-470nmの帯域が突出しており、また緑蛍光体によるシアンの補完が与えられているようです‼
なので、クールホワイトにありがちなシアンの欠落がないっ⁉
もしかしてXP-G3にもHigh CRIの高演色モデルがあったのか🤔?
でも、このXP-G3は6500Kのよくあるクールホワイトとして売られていたので、確かに色温度は6357Kだし間違いないけど、もしかして間違えて高演色ランクを送って来たのかしら🤔?
でも、データシートにはこのカーブは見当たりません🤔
どゆことだ🤔
これなら昔からよくある普通のカーブですよね…🤔
で、よくよく調べてみると、Creeは2022年に園芸用のPhotophyllというモデルをリリースしていて、そのデータシートを見るとこのカーブが載ってました✨
なるほど‼ これだ✨
現物はこれよりさらにシアン補完率が高いけど🤔
ま、古くはシャープの銭形がRG蛍光体による高演色白色LEDの先駆けでしたが、遂にCreeもこんなの出してたのかぁ… 全然知らんかった✨
まー最近はCOBの園芸用スポットが台頭してきてるので、これがどこまで需要があるのか分からないけど、少なくとも同じ色温度で同じ光量なら演色性は良いに越したことはないですよね☝
次に、消費電力を比べてみました。
さすがです‼ やはりXP-G3はかなり省エネを実現していました✨
しかも光量はXP-Gの1.3倍ですからね☝
こりゃーSPECTRAも勝手に省エネ化&光量アップしてた訳だわぁ✨笑
では最後に、積分球を使ってスペクトル強度を測定してみます。
得られたスペクトル強度の比較グラフがこちらです。
おおおー… シアンの補完率がエグい…
これは素晴らしい高演色6500Kクールホワイトです✨
SPECTRAにも採用したいなぁ🤔笑
それにしても、まさかこんな棚ぼたがあるとは、最近のアリエクは凄い😳💦
-
前の記事
HUAWEI P30 Proの電池交換 2024.10.07
-
次の記事
オカヤドカリ Land Hermit Crab in Pacific Rim のレビュー 2024.10.18