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ホタルの発光スペクトル、8年ぶりに測定

ホタルの発光スペクトル、8年ぶりに測定

今年はホタルイカの観察に行けなかったので、せめてホタルを観に行こうと思い、先日から近所を散策していました。思い起こすと、以前犀川でホタルの発光スペクトルを測定したのは、かれこれもう8年も前でした。早いなぁ…
その時の発光スペクトルがこちら↓

2016年に測定したヘイケボタルの発光スペクトル
2016年に測定したヘイケボタルの発光スペクトル

これが当時最も綺麗に測れた発光スペクトルでしたが、ホタルの発光って点滅してるのでなかなか測定のタイミングが合わず、露光時間1000msで頑張ってもカーブの前後にノイズが出てしまい、いつか綺麗に測りたいと思いつつ早8年…

と言う経緯のもと、今回もまずは近所の犀川のほとりに行ってみました。

犀川大橋からの眺め
犀川大橋からの眺め

犀川大橋から下流に向かい川沿いを散策していきます。

新幹線の線路の辺り
新幹線の線路の辺り

まったく見つかりませんでした💦
まー前回もたまたま1匹見ただけでしたし、ここは厳しいようです🥺

日を改めて、本格的にホタルが舞いそうな場所を下見してきました。

大桑の貝殻橋から見た犀川
大桑の貝殻橋から見た犀川

この辺りには犀川の本流とは別に小さな小川がいくつかあり、如何にもホタルが乱舞しそうな場所でした。

日が暮れた頃にもう一度来てみました。

貝殻橋の近くの用水
貝殻橋の近くの用水

ここはグラウンド横の駐車場裏の用水ですが、ホタルの数はチラホラでした。
貝殻橋から見下ろした草むらにも多少チラホラ見えましたが、遠い…
一番見やすくてたくさん飛んでいたのは、貝殻橋とグラウンドの間にある小川の草むらでした。

ホタルの発光

スマホで動画を撮ってみましたが、パッとしませんね🥺
TG-6でシャッター開放で撮ったのがこちらです↓

シャッター開放1分
シャッター開放1分
シャッター開放30秒×3枚合成
シャッター開放30秒×3枚合成

たまたま1匹が目の前に飛んできたので、まずはご尊顔をパチリ✨

飛ぼうとするゲンジボタル
飛ぼうとするゲンジボタル
草にとまるゲンジボタル
草にとまるゲンジボタル

測りやすいように一旦ホタルを捕虫網に入れて、腹部をスペクトロメーターの受光部に宛てがい、いざ発光スペクトルを測ってみました。

ゲンジボタルの発光スペクトル
ゲンジボタルの発光スペクトル

リベンジ成功‼
ノイズもなく高解像度で測定できました✨
前回使ったスペクトロメーターはかれこれ古いUPRtek MK350でしたが、今回は高感度な新型PG200Nなので、簡単に測れました☝
うーん、大満足✨

次はヘイケボタルも測りたいな☝笑
ま、ヘイケはもう少し時期が後らしいので、また散策してみます。

でも念のため帰り道にある公園にも立ち寄ってみました。
実は前日にも下見に来たんですが、その時はホタルはゼロ🥺
でも、良さげなビオトープがあり、如何にもホタルがいそうなんだよなぁ…

大桑の犀川緑地公園のビオトープ
大桑の犀川緑地公園のビオトープ

すると、この日はチラホラと光ってました✨
しかもさっき見たゲンジボタルよりも点滅が早いような🤔?
もしかして、もうヘイケがいるのか⁉

ヘイケボタル
ヘイケボタル
ヘイケボタル
ヘイケボタル

おおお‼
ヘイケボタルでした✨

ヘイケボタルの発光スペクトル
ヘイケボタルの発光スペクトル

こちらも高感度で測定に成功‼
まさか源氏も平家も一度に発光スペクトルが撮れるとは‼
8年越しの超大満足✨

では、ゲンジボタルとヘイケボタルの発光スペクトルを比較してみましょう☝

ゲンジボタルとヘイケボタルの発光スペクトル比較
ゲンジボタルとヘイケボタルの発光スペクトル比較

うむ、同じです☝笑
発光物質や酵素に違いは無いということなのかな🤔

最後に、TG-6でホタルの発光の軌跡写真を撮る方法をご紹介しておきます。
TG-6はマニュアル的にシャッター速度を変更する機能はないのですが、シーン撮影の中にライブコンポジットというモードがあり、ここでシャッター開放的な撮影が可能になってます。僕もほとんど使ったことがないので忘れてました。備忘録として載せておきます🫡

TG-6で蛍を撮る方法
TG-6で蛍を撮る方法

次はヒメホタルを測りたい…

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