スペクトロメーター事変:勃発?

※この記事は9-10分で読めます☝
昨日のスペクトロメーター事変:前夜の続きです☝
では本題です☝
果たして本当に事変の勃発なのか、その目でお確かめください🧐
ついに安価でまともなスペクトロメーターの登場か⁉
先日、いつものようにアリエクをフラフラ彷徨っていると、多分まだ初見のスペクトロメーターが目に付きました。USBとかBluetoothとかスマホで操作するガジェット系のヤツ☝

この手の製品は以前からよく見かけてたけど、大抵は仕様が微妙だし、今まで僕のセンサーは無反応だったんですが、これはチョイと違いました😳
なぬ、波長レンジが340-1000nmとな🤔?
なぬ、WindowsでもAndroidでもイケるのか😳
なぬ、PPFDとPARも表示できるのかっ😱⁉
え、ちょ待てよ、放射照度も表示するやんか😠⁉
これは見事にエイジセンサー振り切れです⚡
調べたところ、このスペクトロメーターの製造元は盗火者(Torch Bearer)という中国の企業で、公式サイトによれば、現在スマホで使用可能なラインナップは以下の通りでした。

このうち、現在アリエクで販売されているモデルは、B4(340-1020nm)モデルと、P4(380-780nm)モデルと、Y2(340-100nm)モデルと、Y3(340-1000nm)モデルの4機種のみ。※ちなみにB4とP4は同じ販売ページ内での選択式なので注意のこと
このうち、P4(380-780nm)は370nmが測れずPPFDが表示できないので除外するとして、Y3は魅力的な価格だけど端子がTTLの4ピンでショボくて脆そうなのでやはり除外。B4(340-1020nm)はBluetoothだしiOS対応だし一番理想形だけど6万円超えちゃうから厳しいし、そもそも6万出すなら他社のハンディ機が視野に入ってくる🤔
となるとiOS対応は諦めて、それ以外がフルスペックのY2なら2万円で最高なんじゃないか🤔?
ということで、すぐさまY2の決済が完了☝笑
見せてもらおうか、二万円のフルスペックとやらを
そして、二週間後…⌛

届きました☝
盗火者 Torch Bearer Micro Spectrometer Y21B7W10034CCPDです✨
※型番長すぎるので以降Y21と呼びます
とりあえず、ちゃんとした箱で一安心☺️笑
ちなみに、盗火者って聖火ランナーのことらしいです。英語でTorch Bearer☝
開封の儀📦

めっちゃ小さい💦
なんなら箱もっと小さくて良い☝笑
手乗りスペクトロメーター🦜

え、ホントにこの中に必要な部品が全部入ってるのか🤔?笑
前夜の失敗作が頭をよぎる…🥺笑
あまりに軽いので体重測定📏

んー、中にダンボール詰まってるんじゃまいか🤔?笑
はやる気持ちを抑えて、まずはスナップ撮影📸

作りは大変しっかりしており、前夜の失敗を忘れさせてくれます✨笑

尚、純正ケーブルには認証ユニット?が組み込まれており、市販のケーブルでは認識されませんでした☝

そして、僕の常用スマホやWindowsタブレットはUSBタイプCなので純正ケーブルのまま使えますが、今回Windowsデスクトップでも試すために、タイプC→タイプA変換プラグも事前に用意しておきました☝

アプリ検証:Android (HUAWEI P30 Pro)
さーもう我慢できない💦
アプリを拾いに行くぞぉぉぉ✨
「flameeye」で検索☝

あ、アプリをインストールしたら、もう普通に動きました😳笑

おいおい、マジで340-1000nmレンジで放射照度とPPFD表示してやがるぜ😱
Androidの画面のスクショがこちら。

グラフ下にLIKEタブがあり、ここでは好みの項目を6つ並べておけます。僕は放射照度Ee、PPFD、照度Lux、ピーク波長Lp、色温度CCT、演色性Raを並べてみました☝
ちょっと画面の変移が分かりづらいけど、どこか適当にポチポチタップしてればデバイス拾ってくるので、繋がればConnectedになって、そしたらTo Measurementから測定結果画面に変移します。測定モードは連写(Continuous)と単発(Single)があり、普通は単発でOK。間違って連写タップしちゃったらポーズをタップすれば止まります☝
ただ、タップしても空振りすることがある?ので笑、グラフが出ない時は出るまで何度もタップしました🥺笑
それさえ我慢すれば、コレは多分凄げぇヤツです✨
ちなみにiPhoneでも試してみましたが、やはりダメでした🥺
どう頑張ってもデバイスが拾えませんでした…
なので、iPhoneユーザーさんは6万円のB4か、PPFDを諦めて3万円のP4ですかねぇ🤔💦
PCソフト検証:Windows11
続いて、Windowsで試してみます🫡

公式サイトのダウンロードのページで、Android/iOS/Windowsが選べます☝
早速Windows版をダウンロードしてWindows11デスクトップへインストール✨

インストールの途中でインストーラーが固まってどーにもできなくなったので強制的にPCを再起動かけたら、インストールは完了してました🤔ナニソレ
でも不安なのでそのまま上書き再インストールかけたら、今度は普通に終了したので、起動してみたら普通に起動しました✨ヨカッタ
そして、やはりスマホ同様、測定(Snapshot Measure)を何度かクリックしないとグラフが出ませんが、とりあえずポチポチ押してたら出るので良しとします🥺笑
ちなみに、試しにWindows7にもインストールしてみましたが、ソフトは起動しませんでした🥺笑
続いて、Windows11タブレットでも試します。
出張ではこのタブレットを持ち歩くので、このスペクトロメーターが使えたら便利です✨
ま、Androidでも良いけど、データの保存や共有はWindowsの方が慣れてるので。

こちらは、インストールは正常に終了したけど、再起動がかかったら延々起動中のまま…💦
待てど暮らせどWindowsが立ち上がらないので、痺れを切らして強制終了&再起動☝
そしたら何とか立ち上がり、デスクトップのショートカットをクリックしたらソフトは普通に起動しました💦ナンナンダ…
で、タブレットでも正常に測定できることを確認✨
先ほどのAndroidと同じ操作をWindows11タブレットでも撮影してみました。
測定ボタンを何度もポチポチしなきゃならんのは気に入らないけど、まー今後のアプリの改善で直ることを期待します🫡
アプリ検証結果
と言うわけで、動作環境は公式の仕様通り問題ありませんでした☝
- Android:HUAWEI P30 Pro OK
- PC:Windows11 OK
- タブレット:Windows11 OK
iPhoneユーザーさんも、AndroidかWindowsのタブレットをお持ちならありだと思います☝
スペクトル精度検証:太陽光
最後に、スペクトルの精度をチェックしてみました。
ちょうど晴れてたので、太陽光で確認します☝
先生にはUPRtek PG200N様をお迎えしました🫡

果たしてスペクトル精度や如何に⁉

両機を使って、全く同じ方向(直射日光)とタイミングで測り比べてみましたが、直射日光の場合は1°ズレても値はドカンと変わるので、そのせいか両者の値にはなかなかのズレがありました🥺
ま、それも気になるけど、一番気になったのはやはりスペクトル精度ですね☝
ブルー450nm以降は赤外線まで概ねPG200Nを踏襲してますが、430nm以下のUV域に関してはかなりアバウトで、しかも400nm以下はほとんど値が拾えてない印象です。350nm辺りではゼロになっちゃってるし…🥺

Y21のカーブを見ると、色温度がやや高めに拾ってる印象ですね。グリーン域がやや低くなってます。そして430nm以下のUV域はかなりアバウトです☝笑
そして、両者のカーブをスペクトロメーターの王者LI-COR社LI-1800と比較してみました☝

やはり限りなくUPRtek PG200Nが正しいことが解りますね☝
一方、盗火者Y21はあちこちアバウトでした💦
総評
とは言え、この価格で校正も不要で、届いてすぐに使えて、ザックリとは言えスペクトルも放射照度もPPFDもあれもこれも測れちゃうなんて、ようやく夢にまで見たコスパ最強製品が出てきたぞ!という印象です☝
アクアリストがホビー用途で使うなら申し分ないスペックでしょう✨
まさに救世主です🥹
ちなみに既に180セット売れてるみたいです😳💦
ただ、Windowsへのインストールがフリーズしたり再起動で転けたり色々不可解な心霊現象があったので笑、相手が中国ということを考慮して、どうか皆さん自己責任の上、ご判断をお願いします🙏笑
あ、今公式サイト見たら危険表示されとる😳💦笑
調べたらSSLの有効期限が数日前に切れてました🥺笑
更新し忘れたんかな🤔?
ま、僕も何度かやらかしたことあるけど💦笑
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