ATIから凄いLEDがリリースされていたぞ!?
- 2022.10.31
- LED
クッ… 一生の不覚… グハッ
と言うくらいの衝撃を食らいました💦
先ほど、ふとした経緯で知ることとなりましたが、なんと、あのT5時代に名を馳せたATIが、どうやら半年も前にLED製品をリリースしていたというのです!?
ATIからLED照明、その名もストラトンプロ!
その名も、STRATON PRO/ストラトンプロ!
以下、ATI YouTube動画より引用
え、ちょっと待って、この色味、SPECTRAユーザーなら一目瞭然よね🤔?
そう、どう見てもワイドバンドブルーWBBによって全蛍光励起が覚醒している発色です!!!
特にブルー蛍光タンパクBFPとシアン蛍光タンパクCFPの光り方!!!
今までのT5管やRadionでのUV励起強度を遙かに超えてます!!!
どどどういうことだ…
どうせATIなんてT5の波長を再現してくるんだろう(失礼)と思ってたのに!
なんならRadionのAB+のスペクトルを模してくるんじゃなかったのかぁ!笑
なのに、これどう見てもUV域がSPECTRA並みに領域展開されてないと得られない蛍光発光強度じゃないかぁぁぁ!!!💦
スペクトルはどこだぁぁぁ!?
公称スペクトルドーン!!!
出たぁぁぁ!!!
こここれはATI グッジョブと言わざるを得ない✨ Good job ATI!!!
これは一体どんなLED素子構成をデザインしたんだ?
と思い調べてみると、どうやらSTRATON PROには3つのモデルがあり、それぞれの素子数は以下のようになってました。
なななんと!?
UV域もブルー域も同じ数のLED素子で構成されているではないか!?
これはまさにSPECTRAと同じ思想なのだー!!!
しかも470nmのBlueだけ数が倍になってるのも俺には意図が分かるぞ!
(なんならCyanと半々で盛り盛りにしても良かったけど🤔)
こりゃーなかなかのスペクトルデザイナーを召喚したようだな、ATIさんよ✨
しかもリフレクターの仕上がりもかなり良さそうに見えるぜ✨
わたくし、他社のLED設計で久しぶりに心の底から萌えました😳笑
ATIブラボー✨ ATI Excellent!!!
ちなみに、この素子構成でスペクトル計算をしてみた結果がこちらです。
まあ、波長精度が公称値とは違うんだろうけど、波長強度の分布としては概ね公式スペクトル通りと言えそうです。マジでこのUV強度ヤバいな💦
ちょっと僕も対抗心でSPECTRAのスペクトル出しておきますね🥺爆
でも強いて言うと、ATI STRATON PROの赤はなぜ普通の630nmの赤を使ってるんだろう🤔?
そこは普通クロロフィル対策で深赤660nmでしょう?
単に詰めが甘かったのか、はたまた何か意図があるのか🤔?
あと、もう一つ気になったのは、LED基盤はアルミ基盤を使わず、どうやらスルーホールを設けたガラエポ基盤のようです。確かに計算上では各LED素子1.5Wドライブの低駆動のようだけど、それでも放熱は足りるのかな🤔
それに、なんかファンも付いてないように見えるのよね💦
うーん、、、どーにかして現物が見たいなぁ🥺
どうするのRadion?
さて、ここからが前記事の続き。
ATI自身がUV盛り盛りのワイドバンドブルーLEDに切り替えてきたということは、今なおATIのT5管時代のスペクトルをリスペクトし続けているEcotechMarineのテンプレートAB+は、一体この先どうなってしまうのか🤔???
だって、今後ATIが推していくスペクトルそのものがT5とは別物になってしまったということですからね。まるで、天動説を唱えていた博士が突然地動説へ舵を切り、生徒達が置き去りにされたような🤔?笑
ATIは恐らくUV域による蛍光励起の重要性に気付いたのでしょう。
EcotechMarineはこれからどーするのか?
EcotechMarine, what will you do now?
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