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2025年のCree XP互換LED事情を探った結果

  • 2025.06.02
  • LED
2025年のCree XP互換LED事情を探った結果

※この記事は3分で読めます☝

Cree XP互換の3535 LED素子のストックも底を突いてきて、そろそろ補充すべく、せっかくなら2025年版の最新最強LED素子が欲しいと思い、中国通販をうろうろ…
とりあえずそこそこの価格帯の良さげなノーブランドをポチってみました☝

各種波長を一通りチェック
各種波長を一通りチェック

特にグリーン550nmというのは興味津々✨
今までグリーンの最長波長は530nmしか見たことなかったのに、いつの間に…😳
そう言えば、数年前にグリーンギャップ(後述)を解消する高効率のグリーンLEDが開発されるとかニュースがあったけど、もしやあれが完成してたのかっ😳⁉
そうでもなきゃ550nmなんてレンジ出てこんやろーっ☝笑
ワクワク✨

370nmのご尊顔
370nmのご尊顔

て言うか、どのLED素子も嘘みたいな大光量が書いてあるんですがっ😳⁉
ホンマカイナ~と突っ込みたくなるけど、まー中華だしな、と自分に言い聞かせて、まずは適当なアルミ基板に乗せていきます🫡

20mmスター基板にリフローした各種LED素子
20mmスター基板にリフローした各種LED素子

いや、この素子なかなか優秀よ☝
だって、パッケージデザインが共通で、一目で極性が分かります✨
こんなに配慮された製品、中国通販では初めて見たかも🤔笑

各LED素子のパッケージとチップの確認
各LED素子のパッケージとチップの確認

550nmはEpiledsのようだけど、それ以外は…🤔
500nmとスルーホールのはLatticePowerに似てるかな🤔
UV系はSemiledsかな🤔
最近のチップは、、、分からん💦
ただ、極性書いてあるの嬉しい☺️
しかも、どの素子にも漏れなく保護ダイオードがちゃんと入ってた✨
凄ぇぇぇー中国なのにちゃんとしてるー😳💦笑

全て保護ダイオード入り
全て保護ダイオード入り

そして、ちゃんと光ります🫡笑

各LED素子の発光色
各LED素子の発光色

むむ、なんか波長精度が良さげな予感🤔笑

いざ、分光器で実食☝

分光器+積分球による各LED素子の実測波長強度
分光器+積分球による各LED素子の実測波長強度

待って、え、ホントに強い予感😳💦
いずれも放射束の判明してるナイトライドの NS365L-3SVR 365nm (559mW@350mA) と NS405L-3SVR 405nm (666mW@350mA) を基準に積分量を適用してるので大きな狂いはないはずだけど…
とにかく、光強度の公称値は、UV系は放射束mW表記だけど、450nm以上は光束lm表記なので、ここで一旦RAYCALを使ってカーブと放射束から光束を算定してみました☝

実測した放射束とRAYCALから算定した光束値
実測した放射束とRAYCALから算定した光束値

検証は350mAで実施したので、公称値の700mA時のざっくり半分としても、370nm以外は綺麗に公称値が出てますね。370nmにしてもほぼ誤差の範囲🤔
まー期待したグリーンギャップの改善はダメだったけど笑、まさかほぼ表記通りの光強度が出てるとは思わなかった💦

あと、波長精度が素晴らしい✨
400nmが404nmだったのは、これは400-405nmのBINで買ったので許容範囲だし、次回は395-400nmで買ってみれば400nmに当たるかも知れんね🤔
ま、550nmが540nmだったのは残念だったけど、それにしても540nmなんて初めて見たし、目の保養になりました😌

あとは、このスペックが安定的なら買いだな…🤔
またそのうち試してみますね🫡

さーこれでカスタマイズ作ってみるの楽しみだなぁ✨
お楽しみにー☺️

オマケ:グリーンギャップ

LEDチップの材料には窒化ガリウムやガリウムリン等がありますが、いずれにしてもグリーンの帯域ほど発光効率が悪いという特徴があります。これが、KR93SPの時代から現在のSPECTRAに至るまで、未だにワイドバンドブルーが右肩下がりのスペクトルカーブを描いている理由です🥺

LEDのグリーンギャップ
LEDのグリーンギャップ

調べると、6年前に東京工業大学がペロブスカイト硫化物を使った方法で明るいグリーン発光を得たとの記事が見つかりました。が、実用化はまだのようですね…🥺

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