いつも顕微鏡で撮影したものばかり紹介していましたが、顕微鏡を持ってない方はなかなか実感が湧きませんよね?
と言うわけで、デジカメと市販のルーペを使ったガラス面のワラワラ撮影方法の紹介です♪
用意したモノ
- NIKON COOLPIX 5000 (コンデジ/2002年モデル/マクロモード2cm)
- NIKON UR-E6 (テレコン用アダプター)
- スケール付き15倍ルーペ (ホームセンターで購入)
↑ 左がクールピクス用のテレコン用アダプター、右がホームセンターで見つけたスケール付き15倍ルーペ。ルーペを覗くとスケールが 1/10 mm まで刻まれています。スケールは6mmまで、スケール窓の広さは約7×7mm程度。
↑ ルーペのスケール部とレンズ部がねじ込み式で外れるので、アダプターの中と外から挟み込むようにして完全に固定して装着することが出来ます。こうしたアダプターが無い場合は、カメラのレンズ部にルーペを上手く固定する方法を編み出してください(汗)
↑ 左から、コペポーダ(0.6mm)、ウミミズムシ(0.8mm)、扁形動物の仲間(1.0mm)
(FINEモード2560×1920、1/2縮小&トリミング&レベル補正)
先日デジカメのみで撮影したガラス面のワラニョロと比べ、細部が鮮明ですね。
クールピクス5000はマクロモードでもズーム位置を中間まで利用できるので、かなり拡大して撮影が可能です。かなり古くなったけど、ヤドカリ撮影用としても、今でもバリバリの現役です♪
顕微鏡が無くても、ルーペを一段介すだけで、1mm前後のワラワラがこれだけ鮮明に撮影できます。もちろん、デジカメにマクロモードが搭載されている必要がありますけどね(汗)
あと、ガラス面になかなかフォーカスが合わないときは、フォーカスエリアの設定を変えてみたり、カメラを少し傾けたり、ガラス面とカメラの間に紙を挟んでフォーカスを誘導してみたり、色々と工夫してみてください。僕の場合は、ルーペのスケールの存在やスケール窓が狭いお陰か、エリアを中央重点に切り替えただけで、あまり迷うこともなくフォーカスは合いやすかったです。
皆さんも是非トライしてみてください!
最後にお約束の動画も撮影してみました。
動画を撮影してみて気が付きましたが、なんと肉眼では視認困難な鞭毛虫(10μm前後)も、全ての動画にウヨウヨと映り込んでいるのが確認できました!
動画のエンコードの過程でほとんど飛んでしまいましたが(汗)、プレーヤーのフルスクリーン機能(プレーヤー右下のボタン)でよーくご覧ください。あなたには見えるかな?