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スプリング社LED詐欺再犯:ここまでのまとめ

この記事を含むタグの全記事リスト: LEDスポット ヤフオクLED

最初の暴露から早2週間以上が経過してしまいました。
しかし、スプリングによる事実確認は極めて牛歩のようです。
とは言え、相変わらず甘いお人好しの僕が
「どんな人間にも更正の余地は・・・」 なんて、仮に呟いたとしても、

未だに罪を認めず反省もせず謝罪も出来ない違法常習業者は追放すべきだ!

なんてお考えの方が大勢いらっしゃるなら、僕は引き止めることは出来ません。
このページが拡散されたり、または拡散されたり、あるいは拡散されてしまったり、、、
僕には・・・もう引き止めることなんて・・・あああ・・・なんて僕は無力なんだ・・・

このページは、http://www.1023world.net/blog/spring-led-fraud です。

皆様のご理解とご協力のほど宜しくお願い致します。

また、スプリングの社員の皆さん。
「悪いのは全部社長なんだ! 私は仕方なく・・・」等々、
もしあなた胸を痛めて辛くなったら、僕にメールでご相談ください。

1.023world 管理人 エイジこと 明林永二

■今回、僕が見つけたスプリングによる日亜LED偽装に関する記事

■そして、3年前のスプリングによる米Cree社LED偽装に関する記事

この時、曖昧な言い訳を数日間サイトに掲載しましたが、すぐに消して逃げました。
謝罪も自主回収も補償もありませんでした。

■スプリングが発信している情報

■その他、参考資料

こちらのエントリーもどうぞ♪

スプリング社LED詐欺再犯:続報3 PSE篇

この記事を含むタグの全記事リスト: LEDスポット ヤフオクLED

まず、今の僕の率直な気持ちを言い表すなら、

こんなにコテンパンにしちゃって良いのかなぁ・・・

と言う不本意な部分も感じつつ、とは言えPSEを言及し始めたのはスプリング自身だし、僕はそのご要望にお応えするだけだから、スプリングの自業自得だよなぁ・・・
と言う残念な気分でこの記事を投稿します。
決して僕のことをイジワルだとか冷酷だとか責めないでくださいね。
僕は、日亜LED偽装を追求したかっただけなので。。。

と言う訳で、スプリングの熱い要請にお応えして、PSE篇をお送りいたします。

10/18にアップされたスプリングの反抗文書より

PSE 取得の有無について
また、あわせてPSEを取得していないとのご指摘も頂いておりますが、これについては以前から正式に取得済みでございます。この事実無根の内容を確認せず記載したことにつきまして1.023worlサイト運営者に記載の即時訂正と謝罪要求をしたいと思います。

えええっ!?
僕が謝罪するのですか???

では、この文書の中でスプリングが主張する当方の「PSEを取得していないとのご指摘」について振り返ってみます。僕が今回の一連の記事でグランクリエイトのPSEに関して発言した内容は以下の通りです。

まず、2013/10/04の スプリング社UV 370nm搭載LEDスポット検証 にて、

でも、PSEが無い事も考慮すると、どう考えても返品が賢い選択となるでしょうね。。。

これは、上記の記事のコメント欄でも触れましたが、

PSEも製品自体には箱にも本体にも印字がないので、

と言う経緯からの発言です。

実際に製品にPSEマークが無いのに、どうやって僕がPSE適合証明された製品であると判断できるのでしょうか???

見たありのまま、「PSEマークが無いから、PSE取得してないよね?」と言ってるだけです。
なぜなら、PSEを取得していてPSEマークだけが無いと言うケースはあり得ないからです。
いえ、もし本当にあったなら、それはPSEマーク表示義務違反になります。
そして勿論、PSEマークが無いのは僕の責任じゃありません。

事実無根の内容を確認せずに記載した」とおっしゃいますが、この状況では、仮に僕が誰に何を確認しようとも、現物にPSEマークが無いのは事実なので、例えスプリングが「PSEは取得しています!」と声を荒げようとも、無いものは無いのです。そして、PSEマークの表示は義務なので、無ければ完全にアウト、最大で1年以下の懲役または100万円以下の罰金、法人の場合は1億円以下の罰金が課せられるケースも出てきます。

じゃあ、本当にPSEマークは無かったのか?
それを隅々まで細かく検証していきましょう。

まず、今回検証した該当製品は以下の通りです。

製造元:スプリング
製品名:グランクリエイト
型番:青2白2U2UN2
購入日:平成25年9月12日
購入店:(公開自粛)
購入者:(公開自粛)

*公開自粛項目については該当者の保護を目的としていますが、スプリングはシリアル番号から出荷先を把握できると思うので、ここでは控えさせていただきます

まず、箱を見てみましょう。大サイズはこちら。

今回検証したスプリング製品の箱

次に保証書です。大サイズはこちら。

今回検証したスプリング製品の保証書

次に本体の写真。正面から。大サイズはこちら。

今回検証したスプリング製品の本体正面

シリアル番号のシールが貼られた側面。大サイズはこちら。

今回検証したスプリング製品の本体側面a

仕様シールが貼られた側面。大サイズはこちら。

今回検証したスプリング製品の本体側面b

仕様シールを拡大して各部連結してみます。大サイズはこちら。

今回検証したスプリング製品の本体のラベル

判ったこと。

  • 箱にも保証書にも本体にもPSEマークは存在しない。
  • 仕様シールには製造年月日が2012年8月17日と明記されており、明らかにPSE法施行(2012/7/1)後の製造物であることが伺える。

はい。グランクリエイトがPSEを取得しているかどうか以前に、ご覧の通りそもそも肝心のPSEマークが無いのです。

経産省のページには、こうあります。

⑤ 販売の制限(法第27条)
電気用品の製造、輸入又は販売の事業を行う者は、④の表示(PSEマーク等)が付されているものでなければ、電気用品を販売し、又は販売の目的で陳列してはならない。

はい。PSEマークの表示はPSE法の義務なので、PSE適合証明の有無に関わらず、PSEマークが無いだけで違反になります。勿論、適合証明が無ければ論外ですし。

ところで、スプリングは以前からPSEに関してこのように表明しています。
要約すると、

グランクリエイトもPSEの申請が必要になったので、
事業届出事項変更届出書を提出したよ。
元々別の商品(クリップ灯具)でPSEを申請済みだったから、
事業届出事項の製造(輸入)する電気用品の区分」 に
エル・イー・ディー・ランプ」 と 「エル・イー・ディー・電灯器具」を追加したよ。
だからスプリングのLED主力製品がPSE申請済みになったよ。

このように解釈できますが、どうにも支離滅裂です。
確かに事業内容として輸入対象製品が追加になればそれを届け出ることになりますが、この届け出自体が製品のPSE検査をパスしたりPSE適合証明になる訳ではありません。当たり前ですが、別途PSE検査と適合証明審査が必要になります。

しかも、証拠写真↓をチラ付かせる割に、小さくて読めません!

事業届出事項変更届出書

仕方がないので、頑張ってこれを解析してみました。いいえ、礼には及びませんよ。
それがこれ↓です。大サイズはこちら。

事業届出事項変更届出書(テキスト解析結果)

こんな感じの内容と思われます。
届出用紙の様式は、関東経産局にある様式第6 事業届出事項変更届出書を利用したものと思われ、受理印もあるのでこれ自体は正当なモノでしょう。
しかし、この届け出はPSE適合証明とは何の関係もありません。
なのに、なぜかこれをPSE申請済みの証拠???として公開しているのです。。。

なぜこの事業届出事項変更届出書をPSEの証拠として声高らかに謳っているのか?
僕ならこんな紛らわしいことしないで、以下のような適合証明書をズバリ出しますけどね。

PSE適合証明書の例

だって、中国の電源基板メーカーなり、あるいは自社でJETで取得した場合でも、こうした適合証明書の副本は持ってるはずです。それを出せば良いだけの簡単な話です。
きっと、慌てていたか、不慣れなせいで間違えて貼っただけですよね?
だったら、すぐに正しい適合証明書に差し替えて公開しておいてくださいね。

とは言え、もし本当に適合証明を受けているとして、それをどんなに強く訴えようとも、今、実際に僕の手元にある現物にPSEマークが無いのは事実なんです。PSE法施行後の製造物なのにPSEマークが無いんです。

この事実を、僕にはどーすることもできません!
無いものは無い。。。

もう一度繰り返しますが、このような事実の上にあって、なぜ僕が謝罪するのでしょうか?
PSEマークを付けなかったのは誰の責任なのでしょうか?
一体どういう解釈と判断の下、あのような発言に至ったのか、皆目見当が付きません。
あるいは、何か感情的な・・・いや、一企業の声明で、まさか・・・それは・・・

第一、今回僕はPSEを追求している訳ではありません。
日亜化学LED偽装と言う詐欺行為についての追求です。
勝手にPSE法違反までご丁寧に自白しないでください!

と言う訳で、スプリングに以下の宿題を要求させていただきます。

  • スプリングは、日亜LED製品について、日亜化学のどの型番のUV素子を指定して設計・発注したのかの記録を提示してください。加えて、試作機は日亜の素子を使っていたと言う証拠(写真、測定データ等)も提示してください。
  • そして、2012/7/1以降に製造したLED製品の全ロットについて、PSEマークの有無はもちろん、PSE検査記録とPSE適合証明書を提示してください。

僕に謝罪要求するくらいですから、それくらいできますよね?
もしそれができないなら、3年前のCree偽装も含めて誠意ある謝罪と自主回収と補償をしてください。そしてその謝罪内容は未来永劫サイトから削除する事は許しません。3年前みたいに、支離滅裂な言い訳を貼ったと思ったら一週間も待たずに消しちゃうようなズルは絶対に認めません。当然、今回の僕への謝罪要求も撤回し、謝罪文をスプリングのホームページのトップページに掲載していただきます。それも消す事は絶対に許しません。
尚、仮に宿題ができたとしても、PSEマーク表示義務違反は揉み消しようの無い事実なので、いずれにしても僕は一切謝罪することはありませんのであしからず。

・・・スプリング社長の宮咲さん、コレ↑を読んで、どう感じましたか?
感情的になるということは、こんな印象に映ってしまう、と言う事なんです。。。

ちなみに、あるショップさんに確認したところ、今年夏頃に入荷したグランクリエイトにはPSEマークがあるそうです。

今年2013年夏頃に入荷したロット

恐らく昨年8/17~今年1/4までの間に、PSEマークを付けるようになったという事かな?
でもPSEマークの様式が間違ってますが・・・(記号と届出事業者名の併記が必要)
ま、あとは、適合証明があるかどうかで、このPSEの真偽が問われそうですね。

そこで、皆さんにお願いです。
昨年2012年7月以降に購入されたグランクリエイトについて、

  • 箱または本体にPSEマークがあるか?
  • 本体ソケットのシールに印字された製造年月日はいつか?

これらの情報をどしどしお寄せくださいませ。
ユーザーさんのみならず、在庫をお持ちのショップ様からのご協力もお願い致します。
個人情報は絶対に守ります。
メールで僕宛に以下の情報をお送りください。

■PSEマークがある場合

  • PSEマークの写真(箱と本体ともに)
  • ソケットのシールに印字された製造年月日

■PSEマークが無い場合

  • 箱の天面の写真
  • ソケットのシールに印字された製造年月日

どうぞ、ご協力の程宜しくお願い致します。

こちらのエントリーもどうぞ♪

スプリング社LED詐欺再犯:続報2

この記事を含むタグの全記事リスト: LEDスポット ヤフオクLED

スプリング事件の、またまた続報です。

その前に関連記事はこちら↓

さて、一昨日17日と昨日18日に例の案内分が更新されました。

10/8時点で張り出された文言のキャプチャ画像はこちら↓

10/8時点の案内文

一昨日10/17時点で書き換えられた文言はこちら↓

10/17時点の案内文

昨日10/18時点で書き換えられた文言はこちら↓

10/18時点の案内文

これらの違いは以下の太字部分です。

10/8

NUV使用製品について
一部のNUV製品についてお客様よりお問い合わせをいただいております。
現在、事実確認を行っております。
確認次第、追って報告致します。

10/17

NUV使用製品について
一部のNUV製品についてお客様よりお問い合わせをいただいております。
販売しているグランクリエイト全製品は取引先、販売日、生産完成日をシリアルで管理しておりまして事実確認を行っております。
確認次第、追って報告致します。

10/18

NUV使用製品について
販売店様、お客様、ご関係者様に大変なご迷惑をおかけしておりまして申し訳ございません。
一部のNUV製品についてお客様よりご指摘いただきました点につきまして、確認作業中でございますが、まずは該当商品を自主回収を開始いたします。

販売しているグランクリエイト全製品は取引先、販売日、生産完成日をシリアルで管理しておりまして該当商品を販売したショップ様にご連絡いたします。また、既にご購入済みのユーザー様には弊社からも直接のご対応いたします。

詳細についてはこちらをご覧ください。

これらの突っ込みどころは、

  1. 10/8の「事実確認を行っております」から10日が経過しながら未だ「確認作業中」であると言う点。僕が日亜化学に確認した際、2日で確認が完了しましたが。
  2. 「確認中」と言う事は、現時点ではまだ真偽が不明なはずなのに、何故か自主回収を開始してしまった点。確認によって不備が無ければ回収の必要は無い訳で、逆に回収を開始したと言う事は不備を認めたことと同義である。よって、本当は不備を知ってるんじゃないの?という疑惑が生まれます。
    企業が企業としてまともに機能していれば絶対にあり得ない不可解な措置です。

こんな調子だと、もしショップさんやユーザーさんが今なおスプリングに問い合わせても、

「現在、日亜化学に確認しております」

などと苦しい言い訳をするかも知れません。
しかし騙されないでください。その確認は10/4の時点で既に僕が済ませています。
日亜化学の知財部の方から明確に「弊社製品ではない」と回答を頂いてます。
それに、少しLEDに詳しい方なら、現物を見れば日亜製かどうかすぐに判ります。
むしろ判らないなら、LED製品を作る資格はない、と言って良いくらいです。
例えばそれは、カローラを指してフェラーリだと言い張るようなものです。
それほど明確な違いなのです。
今すぐ該当製品を分解してLED素子を目視してそれが日亜化学製ではないと判断ができないなら完全にモグリです。

ですから、今スプリングがすべき報告は、日亜かどうかの次元の話ではなく、

  • 知っていてやったのか?
  • それとも中国が勝手にやったのか?
  • それを検査・管理してなかったのか?

そういう次元の釈明が必要なのです。

いずれにせよ、

  • 誠意ある謝罪 (3年前のCree偽装の件も併せて)
  • 該当製品の自主回収
  • 全額補償

等の対応が必要です。

そして極めつけは、昨日の追記で用意された当方への反抗文書です。その中に以下のような記述がありました。

PSE 取得の有無について
また、あわせてPSE を取得していないとのご指摘も頂いておりますが、これについては以前から正式に取得済みでございます。この事実無根の内容を確認せず記載したことにつきまして1.023worlサイト運営者に記載の即時訂正と謝罪要求をしたいと思います。

とのことです。
にわかに信じがたい稚拙な思考と表現に正直驚きました。まさか自ら墓穴を掘るとは。。。
過去に宮咲社長とメールのやりとりもありまししたが、ここまでとは予想外でした。。。
きっと、書いた本人も一体自分が何を書いてしまったのか気付いていないのでしょう。。。
まあ、でもこれで、このスプリングという会社の正体がよくお判りいただけたと思います。
是非これを多くのショップさんやアクアリストさんの間で拡散して欲しいと思います。

尚、このPSEに関する部分は次回の更新で大きく触れたいと思います。
はじめは、今のうちに僕に対する謝罪要求を撤回して謝罪するなら見逃そうかとも考えましたが、やはり甘いと突っ込まれそうなので、容赦なく進めることにします。

ところで、これまで「370nm NICHIA製」と表記していた文言は、10/8の時点で既に「370nm」に書き換えられています。

10/4時点

「370nm NICHIA製」10/4時点

10/8時点

「370nm」10/8時点

まあ、これ自体は嘘を認めたと言うよりは、真偽がハッキリするまでの自粛でしょうね。

ただ、強いて言えば、370nmではなく385nmです(苦笑)
きっと波長を検査する設備を持たない会社だろうと思うので無理はありませんが、もし書き直すなら、僕の測定結果を鵜呑みにするのではなく、自社できちんと測定し直してから修正してください。

つづく

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