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懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

クリスタルエリート修理&各部対策

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ヤフオクのUV搭載型LEDランプのUVの横漏れを確認するために、某TankさんからクリスタルエリートのUVリゾートと言うタイプをお借りしました。前回僕が改造した同型のランプ(要は同じクリスタルエリートだけど)へはLedEnginの365nmと400nmを1ヶずつ搭載した結果、ランプからのUVの横漏れは最大1.2μW/cm2でした。果してクリスタルエリートの元々のUV搭載型はどれくらいUV漏れがあるのだろうか。。。

が、届いてみたら、ちょいハプニング!?
2ヶ搭載されているUV素子が2ヶとも・・・例の・・・こんがりの・・・汗
ダメですね、汎用パッケージのプラスチックレンズのUV素子は。特に高出力で駆動している訳でもなく、しかもまだ一年も経たずしてレンズが琥珀色です。。。
あり? 他の購入者はどうしてるんだろう・・・? 泣き寝入り?

クリスタルエリートのUV素子劣化

さて、とりあえずヒートシンクの隙間からジャジャ漏れしている光へUVメータを当ててみると・・・あ・・・最大4.1μW/cm2(10cm)漏れてますやんっ(大汗)
こ・これは・・・あっ・・・多分、レンズ前面が焦げて光が封鎖されてしまっている分、余計に素子の横面からひときわ大量のUVが大解放されちゃってるってこと?
ただでさえビーム角が120~140°の広角の素子で、更におこげによって素子の横からの発光に拍車が掛かってるとしたら、なるほど、LedEnginの高出力UV素子(85°)よりも数倍も漏れて当然と言うことか。。。これはヤバイものを見てしまった。。。
ん?こんな時間に誰だろう・・・?(苦笑)

UVが漏れたから、どーだって言うんだ!?

と言う方は、前回の記事をご覧くださいませ。

で、某Tank氏との協議の結果、急遽予定を変更して、危険な状態のUV素子の撤去を含む、LED素子の総入れ替えを実施することになった。例によってノーブラ・クリー・ボインボイン術式大作戦だ♪
そして、UV素子の撤去に伴い、その代役を務めるのは今流行りのシアン素子♪ (但し、青寄りは入手困難に付き緑寄りを使用)
勿論、それ以上に重要な各部の対策も併行する。基板・ヒートシンクの熱伝達の改善と、基板のネジ固定だ!(こういうのは早く販売元で対策して欲しい部分だけど)

じゃ、今日もサクッと進めちゃうよっ♪

ヤフオクLEDのCree化と各部の対策手順

ま、これまでにも何度となく繰り返してきた作業なだけに、もはやお手のものである。
・・・と言いたいところだが、なんかこの個体は中にG17みたいなゴム系接着剤が充満していて、まずLED基板がなかなか外れなかったり、ヒートシンクから接着剤を剥がすのに1時間も掛かったり(曝)と、なかなか手ごわい相手だった。。。なんと言う往生際の悪さ。。。

ま、イヤなことは忘れて、早速改修後のスペックチェックだ!

改造後の照度比較

うーん。。。前回同様、ノーブランドをCreeに換装しただけで、きっかりと1.5倍のスペックアップとなった。これももはやお約束となった感があるなぁ。。。
まあ、素子代がそれなりに掛かるけど、ご希望の方は一度ご相談ください。

最後におまけ。
実は今回はもうひとつの対策に挑戦してみました。
前回はUVの横漏れ対策として、ヒートシンクの周りをアルミホイルでグルグル巻く方法を紹介したが、今回はヒートシンクの中からアルミホイルをグルグル貼り付ける方法を試みた。

おまけ:光の横漏れ対策例

ま、半分冗談のような本気のような。。。苦笑

但し、これを真似しようと思う方は、次の点にくれぐれもご注意ください。

  1. アルミ箔が剥がれて基板の導通部分に接触しないように。ショートしちゃうから。
  2. 放熱性が悪くなるので、ファンを併用する等の工夫をお願いします。

ま、外から巻く方が早いし安全です(汗)

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さあ!
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新発売のGrassy LeDio 27 ReefPurple

の、抽選結果発表で~すっ♪
たくさんのご応募ありがとございましたぁ~!

・・・え? 告知知らないって?
この記事の最後にちゃんと書いたよ。こっそりと。
あ、首絞めないで。

さあ、果たして幸運の女神は誰に微笑んだのかぁっ!?
見事、抽選に選ばれたのは、、、
デケデケデケデケ、、、

兵庫のKKDさんでしたっ!

当選おめでとうございます!!!
近日発送いたしまぁ~す♪(着払いで~)

良いなぁ~!
僕も欲しい~っ!!!

一方、外れた方、残念でした。。。
でもまたいつかやりますので、告知を見逃さないでね♪

で、告知自体、見逃した方。。。
もう少し読者度を上げればあるいは・・・笑

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LEDの明るさを如何に比較するか

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前回の海外通販で買ったノーブランドLED素子の続きです。

今回は手持ちのLEDも含め、光量の違いを比較すべく、照度を測定したいと思います。本当なら光束の比較が出来れば一番良いのですが、家中どこを探しても積分球が見つからない(曝)ので、やむを得ず照度計で我慢します(笑)

しかし、そこで大きな問題が生じます。と言うのも、照度と言うのはビーム角によって値が大きく左右される単位なので、光束が小さくてもビーム角が鋭ければ大きな値になり、光束が大きくても広い面積を照らすと照度は極端に低下します。また、目視による比較では、人間の目はハイパワーLEDの光量の違いを見分けられるほどのレンジはありませんので、どのLEDを見ても眩しいとしか判断が出来ないはずです。しかも、ビーム角がネックとなり、ビーム角が大きければ横から見ても眩しく見えるため大光量に見えたり(一般的なノーブランドLED 120~140°)、ビーム角が小さければ横から見ても眩しくないため暗く感じます(Cree XR-E 90°)。そう、仮にいくら比較対象を同時に点灯して目視で比較したとしても、ビーム角が違えばその印象を光量差と決め付けることは出来ないのです。よって、それらの光量を比較するためには、それなりの工夫や条件が必要となります。

照度、光束、ビーム角の関係

* 図の光束は光源の光束とビーム角から算定した理論値
光束の計算方法は過去に何度か書いてますが、こことかここを参考に。

前置きが長くなりましたが、今回は大型のリフレクターを用いて、さまざまなビーム角のLED光をほぼ同程度のビーム角に揃えることで、およその光量比較が適うことに期待しました。まあ、考え方としては半積分球ってとこかな。これなら素子が発する光を漏れなく前方へ集められるので、同じビーム角のLED同士の比較であると見立てることができそうです。

検証環境は以下の通りです。

光量を比較検証するための環境

スクリーンはビーム角を確認するために設置していますが、照度測定時には外します。
測定距離は、リフレクター含む素子・受光部間を30cmとしておこないました。
尚、駆動電流は1Wの350mA固定(厳密には調整の都合で352mA)とし、測定時間は放熱の関係で電流投入後数秒以内で読み取りました。

以下、測定結果です。

まずはブランド素子から。

ブランドLED素子の光量比較

Luxeon K2とEdisonは結構の前の中古なので、新品ならもう少し明るいと思います。また、Cree XR-EがXP-Gよりも大きな値を示していることからも、この測定方法の精度が知れますね(本来、XR-Eの最高ランク<XP-Gの最低ランクなので)。これは、リフレクター方式と言えども、どうしても中心ばかりが明るくなるためでしょう(照射面積に対して照度を均一に分布させることは現実的には困難なため)
ま、所詮ホビーレベルだと言うことをご了承ください。
ただ、およその力関係を把握するには十分でしょう。上の結果をご覧の通り、ノーマルのビーム角が映す幻影は、リフレクターの凍てつく波動により全てかき消されています(笑)。その意味では、このリフレクター手法は手軽な割に良い結果を出してくれたと思います。

次に、ノーブランド素子の比較結果。下3つが今回購入したもの。

ノーブランドLED素子の光量比較

なんと、今回購入したものは、手持ちのどれよりも暗い。。。なんと言う中華クオリティ♪
しかも相変わらず変なチップだし。。。ホントなんだよこれ?(笑)
で、ロシアのサイトでたまたま同じチップを見つけました。でも言語が・・・(汗)

あと、ノーブランド5が暗すぎるけど、これは色味を見る限りニュートラルホワイトのようです。その点は感心感心♪ ノーブランドもCRI(演色性)に興味あったのか?(汗)。と言う訳で、これは決してEpiledsチップが悪い訳ではなさそうです。

で、勝敗結果がこちら。
まずはノーマル比較。ビーム角が不揃いなので明るさの比較にはなりませんけどね。

ノーマル 30cm照度測定結果
順位 照度 LED ビーム角
1 632.0 lx Cree XR-E CoolWhite 90°
2 441.0 lx ノーブランド 4 (ヤフオク) 120°?
3 416.0 lx ノーブランド 2 120°?
4 395.5 lx ノーブランド 1 90-100°?
5 392.5 lx ノーブランド 3 110-120°?
6 390.5 lx Cree XP-G CoolWhite 125°
7 364.8lx LEYOND CoolWhite 140°
8 364.7 lx OptoSupply CoolWhite 140°
9 300.9 lx SeoulSemiconductor P4 PureWhite 127°
10 240.5 lx Edison S CoolWhite 120°
11 239.0 lx Philips Lumileds Luxeon K2 CoolWhite 140°
12 213.5 lx ノーブランド 6 140°
13 200.7 lx ノーブランド 7 140°
14 150.7 lx ノーブランド 5 140°

続いてリフレクターによるおよその光量比較結果。

リフレクター集光 30cm照度測定結果
順位 照度 LED
1 6,750 lx Cree XR-E CoolWhite
2 6,670 lx Cree XP-G CoolWhite
3 5,220 lx ノーブランド 4 (ヤフオク)
4 5,130 lx ノーブランド 2
5 4,980 lx OptoSupply CoolWhite
6 4,800 lx SeoulSemiconductor P4 PureWhite
7 4,370 lx LEYOND CoolWhite
8 4,240 lx ノーブランド 3
9 4,050 lx Philips Lumileds Luxeon K2 CoolWhite
10 3,657 lx ノーブランド 6
11 3,644 lx Edison S CoolWhite
12 3,161 lx ノーブランド 7
13 3,112 lx ノーブランド 1
14 1,878 lx ノーブランド 5

ここで、ヤフオクLEDユーザーにとっての朗報です!
これはあくまでも僕の遭遇したロットでの話ですが、このロット(2010秋のグランクリエイト、クリスタルエリート)で使用されていたノーブランド素子が、なんと!?他の手持ちのノーブランド素子の中では一番明るい結果となったのです♪
さすがにCreeには及びませんが、少なくとも既存のノーブランドの中ではかなり明るい方だと言えるので、これはメンタル的にも非常に救われる結果が得られたと思います!
いやぁ、良かった。初めて褒めるとこ見つけた(汗)。少し肩の荷が下りたかも♪
ま、種を明かせば、光色が緑っぽいのがヒントだけど、この際それは大目にみます(笑)

ただ、上の写真のノーブランド4ようなチップ(神殿の扉みたいなデザイン)なら該当すると思いますが、それ以外のチップを使った素子の場合は判りません。ま、素子潰してチップを確認する訳にはいきませんがね(苦笑)

ところで、素子一発で6,000lxオーバーって、やっぱりCreeって凄いですねぇ!
やはりノーブランドがおいそれと破れるスペックではありません。
どんなに明るいとは言っても、計算上、やはり100lmすら達してなさそうですから。

リフレクター結果から逆算した光束
順位 XR-E基準 XP-G基準 LED
1 114.0 lm 123.5 lm Cree XR-E CoolWhite
2 112.6 lm 122.0 lm Cree XP-G CoolWhite
3 88.2 lm 95.5 lm ノーブランド 4 (ヤフオク)
4 86.6 lm 93.8 lm ノーブランド 2
5 84.1 lm 91.1 lm OptoSupply CoolWhite
6 81.1 lm 87.8 lm SeoulSemiconductor P4 PureWhite
7 73.8 lm 79.9 lm LEYOND CoolWhite
8 71.6 lm 77.6 lm ノーブランド 3
9 68.4 lm 74.1 lm Philips Lumileds Luxeon K2 CoolWhite
10 61.8 lm 66.9 lm ノーブランド 6
11 61.5 lm 66.7 lm Edison S CoolWhite
12 53.4 lm 57.8 lm ノーブランド 7
13 52.6 lm 56.9 lm ノーブランド 1
14 31.7 lm 34.4 lm ノーブランド 5

* Cree XR-E Q5ランク(max 114lm)またはXP-G R2ランク(max 122lm)を基準値として算定される照射面積を係数として、各素子の光束値算定に利用
(XR-E係数:0.01689/XP-G係数:0.01829/光束=照度×係数)

て言うか、先日買ったLED素子・・・50lmとか。。。30lmとか。。。
4年前のスペックやんかっ!?
GoodLuckBuyのバカぁぁぁっ!!!
・・・て言うか、クレームの返事まだですか?(汗)

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