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ナイトライド370nmスポットLED正式版

この記事を含むタグの全記事リスト: LED LEDスポット Nitride 紫外線LED 自作関連 電気系

すみません。この記事、1ヶ月前に投稿し忘れてました(苦笑)
大変お待たせしました(汗)

UVA 370nmスポット正式版がついに完成しました~♪
ドンドンパフパフ~♪

過去の関連記事はこちら。

ナイトライド370nmスポットLED正式版!

ナイトライド370nmバルブ

■用途・目的

  • 浅場サンゴのBFP/CFP系蛍光タンパクの維持・色揚げ
    現状、UVA 370nmを含むアクアLED照明は存在しないので、メタハラが持つUVAの浅場サンゴへの効果を期待される方、400-420nmによる蛍光励起量だけでは満足できない方、オージーの色揚げ実験など、フロンティア様向けアイテムです。
    尚、370nmのBFP/CFP励起量は過去のサンゴ測定レポートにより確認済です。
    (励起量目安:BFP→400nmの70-85% / CFP→400nmの50-70%)
    * BFP:ブルー蛍光タンパク / CFP:シアン蛍光タンパク
    * レポートをお持ちの方はBFP/CFP系サンゴの反射スペクトルをご確認ください
  • UV硬化樹脂、紙幣鑑定、蓄光、昆虫誘引など
    省エネ3WスポットLEDに国内最強UV素子を搭載して実用UV照度を実現!
    10cm距離で25mW/cm2!(照射面積5cmφ)
    (サンゴ飼育用途だけでは勿体ないスペックなので一般用途でもご提供いたします)

■製作費用と内訳

改造内訳 費用目安
3WスポットLED本体代金 1,000円
改造費用 ・ナイトライド365nm LED (NS365L-3SLG採用)
・リフレクター (アルミニウム)
・45°ガラスレンズ搭載 (+20°ガラスレンズ付属)
・工賃
12,000円
費用トータル 13,000円

当初、DXの3Wスポットを送って頂ければ改造してお返しする形式で通知してましたが、現在DXで販売されてるモノは高確率で不良品(1W駆動以下)であるため、こちらで3W駆動を確認したものをご用意して改造する形式に変更させていただきました。

■ご注文の流れ

  1. メールで必要事項をお知らせ下さい
    用途:サンゴ目的か否か (レンズの説明があるため)
    その他、数量送付先(名前/郵便番号/住所/電話番号)をお知らせ下さい。
  2. 折り返し、納期と支払金額と振込先(当方指定銀行のみ)をご返信します
  3. お振り込み確認後、製作と発送をおこないます
  4. お受け取り

■仕様

LED仕様
波長 採用LED 採用レンズ UV出力
365-370nm NITRIDE NS365L-3SLG 石英ガラス 800mW @650mA

*樹脂レンズ採用品のNS365L-3SVRは経年劣化が懸念されるため採用中止

ランプ仕様
消費電力 電源 形式 ドライブ レンズ リフレクター
3W AC100V E26灯具 650mA ガラス45°装着
(ガラス20°付属)
アルミ90°
UV照度(参考値)
45°レンズ装着時 20°レンズ装着時
2,000uW/cm2 @30cm 25mW/cm2 @10cm

■外観

ナイトライド370nm最新3Wバルブ

このNS365L-3SLG版を、今回のナイトライド370nmスポットLEDの正式版とします♪

■注意事項

* 絶対に光を直視しないでください。お子様の手の届かない位置でご使用ください
* UV LEDの危険性を十分にご理解されている方へのみ提供させていただきます
* 必ず400-420nmの補助としてサンゴに当ててください。単独での常用は不可
* 既に蛍光タンパクが衰退した個体には距離を離して少しずつ慣らしてください
* アクリルやポリカ蓋をご使用の水槽には使用できません (UVを透過しないため)
* 基本的に受注作業なので、料金は先払いでお願いします (銀行振り込みのみ)

■20°レンズと45°レンズのビーム角の違い

20°/45°ビーム比較

用途に応じてサンゴ用45°ビーム仕様検査用20°ビーム仕様が使い分け出来るように、45°レンズを組み込んだ完成品に、20°レンズを付属品としてお付け致します。
(レンズは+ドライバー(1番)があればネジ×3を外して簡単に入れ換え可能です)
(希望があれば20°レンズの方を装着した状態でお送りいたします(但しサンゴ不可)

■NS365L-3SLG版 UV照度参考値 (保証値ではありません)

浅場サンゴ用途@45°レンズ装着時 (ピーク値)
距離 照射φ 参考ロット(a) 参考ロット(b)
30cm 26cm 1,962 uW/cm2 2,072 uW/cm2
45cm 38cm 836 uW/cm2 868 uW/cm2
60cm 50cm 496 uW/cm2 532 uW/cm2
UV硬化・検査用途@20°レンズ装着時 (ピーク値)
距離 照射φ 参考ロット(a) 参考ロット(b)
1cm 2.5cm 100.9 mW/cm2 102.5 mW/cm2
5cm 3.5cm 51.52 mW/cm2 52.30 mW/cm2
10cm 5cm 25.24 mW/cm2 25.63 mW/cm2
20cm 9cm 10.93 mW/cm2 11.20 mW/cm2
30cm 12cm 6.03 mW/cm2 6.05 mW/cm2

* 測定器はUV340Bを使用 / 距離はスポット先端から測定器のセンサーまでの距離
* 1cm/5cm距離は理論値(当方所有の測定器で測定不能につき)
* 20°レンズはサンゴ用途に絶対に使用しないで下さい

■関連製品スペック参考

その他、不明な点はメールでお問い合わせください。

こちらのエントリーもどうぞ♪

Orphek Atlantik V3追加情報

この記事を含むタグの全記事リスト: LED LEDライト スペクトル

昨日ね、↓これ見て吹き出しちゃったよ(爆)

僕のブログのコピペ♪

→元記事へリンク

これ、Orphekが昨日、公式facebookにアップした記事だけど、僕が書いたMACNA2015のLED記事から写真と文章を日本語のままコピペして、おまけに思い出写真からもスコットと撮った写真まで拾ってきてくれて、ついでにLED記事へリンクまで貼ってくれた投稿でした♪ サンキュ~Orphek♪
しかもよりによって抜き出したのが僕の台詞の

おおおおお!!!!!
脱!青白スペクトル!!!
安心してください、履いたんですね(笑)

ここを拾ってくれるとわっ!!!爆
もしかして海外でも「とにかく明るい安村」ってブームなの???笑
それとも、ちゃんと僕の興奮(脱・青白スペクトル&UV確保)が伝わったのかな?
うむ。そうに違いない♪

続いて10分後にアップされたfacebookがこちら。せっかくなので紹介しておきます。

Orphek Atlantik V3の一部スペクトル情報アップ

→元記事へリンク

なんと! まだ未公開のOrphek Atlantik V3のスペクトル情報でした~♪
但し、CH3とCH4を足したスペクトルだけでしたが。じじ焦らされてる!笑
でも、facebookって、こうした情報の先取りができて良いですよね~♪
この際ついでに1.023world facebookもフォローしちゃいなよ?笑

Orphek Atlantik V3 スペクトル:3ch+4ch

で、このスペクトルが何を意味するかというと、、、

クロロフィルaがカバーできるよ!って事でしょうね。

クロロフィルaの吸収スペクトル

まず、クロロフィルaの青側の要求については、これは元々 歴代のAtlantikにはUV域が完全に抜けていたので、今回のUV域の確保によってカバー範囲が広がりましたから、ひとまずグッジョブです。
また、深赤域の強度も青と比べて弱いけど、むしろ全chフル出力時に掻き消されるくらいの量しか入ってない点は、むしろ僕は好感が持てます。

Orphek Atlantik V3 スペクトル

だって、深赤域は何度も説明してるように、海水では強力に必要な波長ではありませんからね。詳しくは6月に書いた褐虫藻に焦点を当てたLED選びを参考にしてください。

それより、褐虫藻はクロロフィルa以外にクロロフィルcも持ってるから、今後はそっちも考慮しないとね。

と言いたいところだけど、幸いクロロフィルcの要求ピークは450nmなので、このスペクトルならちゃんとカバーされてます。憎いね~この~♪笑
但し、ここまでは褐虫藻対策の話ね。BFP/CFP等の蛍光タンパク対策はまた別の話。

それよりも、今回の目玉はこれですよ、コレ!

Orphek Atlantik V3のLEDデザイン

ちょうどOrphekのニュースページにも紹介されてたので、リンク先から拝借してきました。
Orphek Atlantik V3の各チャンネルのLEDデザイン図です!
そして見て欲しいのは左下のCH3です!
これまでの「UVチップ+蛍光体」による白色LEDではなく、単波長LEDによるUV域の確保を狙った、UV 410nm + 420nmで構成されたUVチャンネルなんです!

UVチャンネルキタキタキターーー!!!
Orphek, Good job!!!

なんか、これまでと比べて、各チャンネルの意味が明確になってきましたね!
CH1:Whiteチャンネル
CH2:Blueチャンネル
CH3:UVチャンネル
CH4:Redチャンネル

これならユーザーさんも調整イメージが掴みやすいでしょう。

以上、Orphek Atlantik V3追加情報でした♪

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MACNA2015:問屋巡り

この記事を含むタグの全記事リスト: MACNA 出張 海外

■MACNA 2015 目次

実は、今回のアメリカ遠征は、MACNAだけが目的ではありませんでした。

アメリカ

* 地図は全てGoogle mapより

MACNA終了後、まっすぐ帰国せず、アメリカを端から端まで横断して一旦ロスへ!
なんと、マリンアクアリウムの問屋をバンバン巡ってくるんです~♪ イヤッホ~ィ♪

ロサンゼルス

まず、お泊まりはロサンゼルス国際空港からほど近いヒルトンホテル。
お目当ての問屋街も歩いてすぐの場所にあります♪

ロサンゼルス国際空港

ところが、9/7は9月の第一月曜ということでレイバーデー(労働者の日)。。。汗
問屋は全部お休みでした。。。

問屋はお休み...

と言う訳で、この日の午前中の予定はすべてロスト。。。

気を取り直し、午後からは車で移動してConsistentseaと言う問屋へ。

Consistentsea

規模は決して大きい方ではなかったけど、社長はイケメンでした(笑)

このあとハリウッドやビバリーヒルズ、サンタモニカへ観光に行きました♪
でも観光ネタはまた今度。

翌9/8、問屋街へリベンジ。

まずは、Sea Dwelling Creaturesへ♪

Sea Dwelling Creatures (1)

広~い!!!

Sea Dwelling Creatures (2)

生体も勿論ですが、従業員の数もハンパない!笑

Sea Dwelling Creatures (3)

とにかく生体が多い!

Sea Dwelling Creatures (4)

サンゴもそれなりに充実してました。
総合的に大満足の内容でした♪

お次は、Walt Smithへ。
まだ出来て間もないのか、施設内がとても綺麗でした。

Walt Smith (1)

バンドソーでSPSのフラグをバンバン作ってる感じ♪

Walt Smith (2)

照明が全てLEDでしたが、あくまで一時的なストック用の照明という感じでした。
フルスペ系ならフラグの活着期間にそこそこ色揚げも可能だと思うんだけどね。。。

お次は、Quality Marineへ。

Quality Marine (1)

こちらも魚種が豊富で、とても細かく管理されてる感じ。

Quality Marine (2)

サンゴも一通りありましたが、照明が暗くて写真がいまいちだったので割愛(汗)
照明は用途別にメタハラ、蛍光灯、LEDが使い分けられてました。

これで、ホテル近くの問屋街の散策は終了。

お次は、少し離れたAll Seasに向かいました。この問屋も凄かった!

All Seas Marine (1)

生体用施設もそれなりに広いんですが、特に機材用施設が凄かった!
↓こんな棚にパーツが下から上までギッシリ詰まって、そんな通路が何十本も続きます。

All Seas Marine (2)

LEDのドライバーまであるし(笑)

All Seas Marine (3)

管材は何でも揃ってます! ゲートバルブ萌える~♪笑

とにかくアクア製品は何でもある感じ♪

そして、メタハラの交換球の棚を見つけたので、Johnのウシオの球を探してみました。

All Seas Marine (4)

とりあえず400Wは見つからなかったけど、150Wと250Wの球は発見!
このグラフだとSCマリンブルーって印象ではないけど、波長バランスは似てますね。
公称スペクトルはこちら
LEDはまだ気が進まない、というメタハラユーザーさんは、この球なんかどうですか?
Johnは14000Kを使ってましたが、10000Kも良さそうですよ♪

以上、問屋巡りレポートでした。
さすがはアメリカですね! とにかくその規模に圧倒されました!
ただ、魚やサンゴに詳しい人がレポートすれば、きっと凄く面白い内容になるんでしょうけど、今回はLEDしか能のない引きこもりのレポートでどうもすみません(汗)
まあでも写真だけでも十分雰囲気は伝わりますよね? ね?汗
よく考えてみたら、僕は日本でも問屋は拝見したことがありませんが、国内の問屋ってどんなでしょうね? 機会があれば見てみたいものです。

さて、今回お邪魔したロサンゼルスの問屋さんは、こちらの5社でした。

I was sorry to intrude on your precious time. Thank you very much.

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