LeDioファンの皆様、大変お待たせしました!
ようやく新Grassy LeDio RS122をスペクトル検査しましたよ!
発売されてから2ヶ月以上経っちゃいましたが。。。
なかなか暇がね。。。汗
今回リニューアルした新RS122の、旧RS122との大きな違いは、
- 全ReefシリーズにViolet 420nmを採用!
- FreshシリーズにUV 400nm + Violet 420nm採用タイプを追加!
となり、筐体や電源に変更はないとのことです。
Grassy LeDio RS122 Reefシリーズの検査結果
まずは海水向けReefシリーズから。
ReefシリーズにはViolet 420nmの波長が追加され、色名末尾にVが付きました。
配光とビーム色
見た目には旧型との違いは判りません(汗)
LED配列と発色
ReefUVにはUV 400nmとViolet 420nmが、他の光色にもViolet 420nmが採用されているのが判ります。但し、眩しいので肉眼では絶対に直視しないように!汗
スペクトル測定 (by UPRtek MK350)
あいにくスペクトルに大きく現れるほどの球数は入ってないので、あくまで420nmは隠し味程度に捉えてください。とは言え、料理に於いて隠し味はなくてはならないモノ♪笑
但し、ReefUVは400nm/420nmともに嬉しい存在感です!
スペクトル測定 (by ASEQ LR1 200-1200nm)
お馴染みのLR1測定によって、スペクトル強度が比較できます。
LEDに詳しい方ならこのスペクトルの意味がお判りと思いますが、どうしてReefWhiteVやReefUVの波長ピークの強度が低いかというと、白LEDを多用しているからです。白LEDは青LEDチップ+蛍光体で出来てますが、青LEDの波長を蛍光体で中域の波長に変換しているため、青が消費され、中域が持ち上がるという訳です。
最後に各光量測定
Reefシリーズ |
光量@30cm |
JIS照度 [lx] |
簡易照度 [lx] |
PPFD [umol/m2/s] |
ReefDeepV |
7,606 |
35,860 |
962 |
ReefBlueV |
15,486 |
39,010 |
977 |
ReefWhiteV |
12,484 |
25,640 |
642 |
ReefUV |
16,668 |
31,780 |
758 |
光量も概ね公称通りでした。
もはやシステムライト並のPPFDです(汗)
強すぎるので強光障害にはくれぐれもご注意を!汗
Grassy LeDio RS122 Freshシリーズの検査結果
続いて淡水向けFreshシリーズです。
従来のFreshWhite以外に、UV搭載型のFreshUVが追加されました。
配光とビーム色
ビーム色からも、FreshUVがFreshWhiteよりも色温度が低いことが判ります。
とは言え、写真のような赤っぽさはなく、実物は太陽光の真っ白に近いです。
LED配列と発色
スペクトル測定 (by UPRtek MK350)
新FreshUVが素晴らしい♪
色温度は公称より少し低い7000K程度でしたが、演色性は公称以上のRa96!
波長分布も、これはまさに太陽光です!
スペクトル・色温度ともにメタハラ6500Kと同等と思って良いでしょう。
これは思わず水草に当てたくなるスペクトルなんじゃないの?笑
もちろん、UV無しのFreshWhite2もRa94の超高演色ですよ。
スペクトル測定 (by ASEQ LR1 200-1200nm)
もちろん、FreshWhiteも凄いですよ。巷の水草育成LEDライトのような500nm前後の欠落もなく、見事なフラットスペクトルです。しかし、一度FreshUVを見てしまうと、、、笑
僕はLeDioのスペクトル設計には関わってませんが、目指すところは同じ気がします。
太陽の子には太陽を♪
水草にしてもサンゴにしても、みんな太陽の子ですからね。
水槽で飼うのは人間のエゴ、だったらせめてVIP待遇で。。。笑
最後に各光量測定
Freshシリーズ |
光量@30cm |
JIS照度 [lx] |
簡易照度 [lx] |
PPFD [umol/m2/s] |
FreshUV |
31,560 |
29,860 |
608 |
FreshWhite2 |
29,130 |
27,520 |
567 |
こちらもほぼ公称通り。光量に関してはもう疑う余地は無さそうです。
尚、応援市場では現時点で取り扱っておりませんので、ご購入は各取扱店やネット通販でどうぞ。応援市場でもいずれ検討します。
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