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結果 Oh! Life (旧ブログ)

懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

ボルクスジャパンLeDio RX072を試す

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大変ご無沙汰しております。
必殺仕事人歴すでに半年のサンタマルターエイジです(笑)

ホントは、サーバーを引っ越してスッキリしてから、ブログ等もガンガン投稿しようと思っていたんですが、なかなかバタバタに追われるうち、それどころではなくなってました。ま、この際サーバーの引っ越しは後でいいや(笑)
なので、溜まってたブログネタでもちょこちょこ出していこうかな~、と考え中。。。
あぁ、裁判ネタも溜まってます。全部吐き出したい。みんなを和ませたい♪笑
ま、まだまだお預けです。待ちきれない方はメールでもください(笑)

さて、今日はボルクスジャパンの新製品をレビューします。
と言っても、発売から3ヶ月も過ぎちゃいましたが。。。大汗
読者プレゼントも預かってたのに、ボルクス殿スマソ!
それは最後に回して、まずは製品レビューから。

ボルクスジャパンLeDio RX072

ボルクスジャパン LeDio RX072

今回リリースされたRX072シリーズですが、一応位置づけとして旧XS071の後継らしいのですが、実は出力が旧1W駆動→新2W駆動にパワーアップされてるので、製品消費電力も7W→14Wに上がってます。そのため、ヒートシンクも二回りほど大きくなりました。その結果、形状こそ見慣れたLeDioではなくなりましたが、光沢や質感はLeDioオーラ健在と言う感じです♪
なので、どちらかというとXS071の後継と言うよりは、兄貴的存在ですね。

LEDデザイン、ビーム色、スペクトル等

検査データを全部まとめて紹介していきます。

LeDio RX072 Deep ディープ

LeDio RX072 検査データ:Deep

400nm×2 + 425nm×3 + 450nm + 475nm の構成で、ブルーやシアンの蛍光タンパクの色揚げに最適ですね。475nmが入ってる分、多少レッド系の蛍光タンパクにも効きそうです。あれもこれも欲張りな1台かな。

LeDio RX072 Coral コーラル

LeDio RX072 検査データ:Coral

旧来のブルー系LEDスポットとして使えるのはもちろんのこと、425nmがバッチリ効いてるので、さりげなく蛍光タンパクも励起しちゃいます♪

LeDio RX072 Reef リーフ

LeDio RX072 検査データ:Reef

出た! 万能海中フルスペクトル! フルスペも顔負け♪笑
いやぁ~LEDスポット一本で海中スペクトル再現だなんて、ホント良い時代だなぁ♪
20-40L程度の小型キューブ水槽の太陽として最適ですね。

LeDio RX072 Aqua アクア

LeDio RX072 検査データ:Aqua

採用した白系LEDのチップ波長が450nmじゃなくて460nm前後だったのが要因かな、440nmにやや穴ができちゃってるけど、まあ許容範囲ですかね。その分425nmがてんこ盛りですから、サンゴにはガンガン作用するでしょう♪
ただ、これだけの高色温度(30000Kなんてほとんど測定不能域)にも関わらず演色性の値が表示されたのは驚きですね。しかもRa87.3って、かなりの高演色やん♪
海水なら浅場~超浅場に使えそうですが、水草にはやや青すぎるかな?
ま、でも黄色い水草照明に飽きた方には、超爽快な白色光源として最高でしょう♪

LeDio RX072 Sunset サンセット

LeDio RX072 検査データ:Sunset

まさに夕焼けなんですが、用途としては夕焼けの演色だけじゃ勿体ないでしょう(笑)
クロロフィルの活性用として、ベース光源に追加する形で利用するとベストです♪
例えば、世間に多い水草LEDあたりは、UV域400-420nmは元より、深赤の660nmすら入ってない製品が多いので、そんな時はコレを足すだけで、普通の温白色のLEDが贅沢な光合成ライトに早変わりです♪

以上、超あっさりしたレビューでしたが、LeDioシリーズはもはや鉄板なので、特にこれ以上語るまでもないでしょう♪
あんまり時間もないし(汗)

で、大変大変お待たせしましたが、このLeDio RX072シリーズ、ようやく応援市場でも取り扱いが始まりました!

2016夏本番LeDio祭り開催中!

お待たせしたお詫びに、またまた業界最安・送料無料・代行手数料無料です!!!
ご注文どしどしお待ちしておりますよ~♪

おっと、これを忘れちゃイカーン!

LeDio RX072 Reef/リーフ プレゼント!

超久しぶりに、ボルクスジャパンから読者プレゼント用に商品提供を受けました♪
今回は新LeDio RX072シリーズの中から、大人気カラーのReef/リーフを3台ゲット!
これを、まりんちゅシティの海人の中から抽選で3名の方にプレゼントしちゃいます♪

■応募方法

LeDio RX072リーフプレゼントの受け付けは終了しました! (2016/06/30)

まりんちゅシティにご参加の方なら誰でも応募可能です。
今から慌てて参加されてもOKですが、下記をよく読んで漏れの無いように!笑
下記項目を info@1023world.net までお送りください。
締切は今月6/30まで。

●メールの件名
「レディオRX072リーフプレゼント応募」
●送付先の情報
・お名前 ・郵便番号 ・住所 ・電話番号
●まりんちゅシティの情報
・ハンドル名 ・設置予定の水槽スペックURL
●所有するLED製品
・メーカー ・型番(いくつでも)

応募のメールには基本返信はしませんが、照明の質問等あれば伺います。
当選者は来月のブログで発表します。なるべく速やかに発送しますね。
一応、間違いのないように、当選者へは、まりんちゅシティのホットラインから当選メッセージをお送りしますので、その際に受け取り希望日時を伺います。だから他人を語ってもダメですよ(笑)
そのため、受信可能なメールアドレスを確実に管制塔へ設定しておいてください。また、携帯メールアドレスの場合は受信拒否にならないように、キャリアの設定画面→ドメイン指定で「1023world.net」を追加しておくと安心です。
あと、送料は僕が負担しま~す(泣)

では、よろしくお願いいたします!
不明な点はお尋ねください。

こちらのエントリーもどうぞ♪

新Grassy LeDio RS122スペクトル検査

この記事を含むタグの全記事リスト: LEDスポット volxjapan スペクトル

LeDioファンの皆様、大変お待たせしました!
ようやく新Grassy LeDio RS122をスペクトル検査しましたよ!
発売されてから2ヶ月以上経っちゃいましたが。。。
なかなか暇がね。。。汗

新Grassy LeDio RS122シリーズ

今回リニューアルした新RS122の、旧RS122との大きな違いは、

  • 全ReefシリーズにViolet 420nmを採用!
  • FreshシリーズにUV 400nm + Violet 420nm採用タイプを追加!

となり、筐体や電源に変更はないとのことです。

Grassy LeDio RS122 Reefシリーズの検査結果

まずは海水向けReefシリーズから。
ReefシリーズにはViolet 420nmの波長が追加され、色名末尾にVが付きました。

配光とビーム色

Reefシリーズ:ビーム

見た目には旧型との違いは判りません(汗)

LED配列と発色

Reefシリーズ:LED

ReefUVにはUV 400nmとViolet 420nmが、他の光色にもViolet 420nmが採用されているのが判ります。但し、眩しいので肉眼では絶対に直視しないように!汗

スペクトル測定 (by UPRtek MK350)

Reefシリーズ:スペクトル(MK350)

あいにくスペクトルに大きく現れるほどの球数は入ってないので、あくまで420nmは隠し味程度に捉えてください。とは言え、料理に於いて隠し味はなくてはならないモノ♪笑
但し、ReefUVは400nm/420nmともに嬉しい存在感です!

スペクトル測定 (by ASEQ LR1 200-1200nm)

Reefシリーズ:スペクトル(LR1)

お馴染みのLR1測定によって、スペクトル強度が比較できます。

LEDに詳しい方ならこのスペクトルの意味がお判りと思いますが、どうしてReefWhiteVやReefUVの波長ピークの強度が低いかというと、白LEDを多用しているからです。白LEDは青LEDチップ+蛍光体で出来てますが、青LEDの波長を蛍光体で中域の波長に変換しているため、青が消費され、中域が持ち上がるという訳です。

最後に各光量測定

Reefシリーズ 光量@30cm
JIS照度 [lx] 簡易照度 [lx] PPFD [umol/m2/s]
ReefDeepV 7,606 35,860 962
ReefBlueV 15,486 39,010 977
ReefWhiteV 12,484 25,640 642
ReefUV 16,668 31,780 758

光量も概ね公称通りでした。
もはやシステムライト並のPPFDです(汗)
強すぎるので強光障害にはくれぐれもご注意を!汗

Grassy LeDio RS122 Freshシリーズの検査結果

続いて淡水向けFreshシリーズです。
従来のFreshWhite以外に、UV搭載型のFreshUVが追加されました。

配光とビーム色

Freshシリーズ:ビーム

ビーム色からも、FreshUVがFreshWhiteよりも色温度が低いことが判ります。
とは言え、写真のような赤っぽさはなく、実物は太陽光の真っ白に近いです。

LED配列と発色

Freshシリーズ:LED

スペクトル測定 (by UPRtek MK350)

Freshシリーズ:スペクトル(MK350)

新FreshUVが素晴らしい♪
色温度は公称より少し低い7000K程度でしたが、演色性は公称以上のRa96
波長分布も、これはまさに太陽光です!
スペクトル・色温度ともにメタハラ6500Kと同等と思って良いでしょう。
これは思わず水草に当てたくなるスペクトルなんじゃないの?笑
もちろん、UV無しのFreshWhite2もRa94の超高演色ですよ。

スペクトル測定 (by ASEQ LR1 200-1200nm)

Freshシリーズ:スペクトル(LR1)

もちろん、FreshWhiteも凄いですよ。巷の水草育成LEDライトのような500nm前後の欠落もなく、見事なフラットスペクトルです。しかし、一度FreshUVを見てしまうと、、、笑
僕はLeDioのスペクトル設計には関わってませんが、目指すところは同じ気がします。

太陽の子には太陽を♪

水草にしてもサンゴにしても、みんな太陽の子ですからね。
水槽で飼うのは人間のエゴ、だったらせめてVIP待遇で。。。笑

最後に各光量測定

Freshシリーズ 光量@30cm
JIS照度 [lx] 簡易照度 [lx] PPFD [umol/m2/s]
FreshUV 31,560 29,860 608
FreshWhite2 29,130 27,520 567

こちらもほぼ公称通り。光量に関してはもう疑う余地は無さそうです。

尚、応援市場では現時点で取り扱っておりませんので、ご購入は各取扱店やネット通販でどうぞ。応援市場でもいずれ検討します。

こちらのエントリーもどうぞ♪

VitalWave Sun vs LeDio XS071 ReefUV

この記事を含むタグの全記事リスト: eco-lamps LeDio XS071 LEDスポット VitalWave volxjapan スペクトル

今回は、贅沢な、贅沢な、フルスペクトルLEDスポット対決です。
eco-lampsからは新VitalWave Sun
volxjapanからは新LeDio XS071 ReefUV

VitalWaveII Sun vs LeDio XS071 ReefUV

滝川クリスタルならきっとこう言うでしょう。。。
「フルスペクトルLEDスポットは、サンゴへのおもてなし♪」
気がつけば、ついにLEDスポットで太陽のおもてなしの時代が到来ですね~♪

まずは、パッケージに記載されたスペックを見比べてみます。

VitalWaveII Sun vs LeDio XS071 ReefUV:公称スペック比較

スペクトルが載ってると安心して製品選びができますね。
あぁ、、、ついにスペクトル表示も当たり前の時代になりました。。。
お次は光量表記かな。VitalWaveには既に記載されてます。

以降、画像比較は左がVitalWave、右がLeDio XS071で進行します。

ランプを見比べると、XS071がシェイプアップされたことが判ります。

VitalWaveII Sun vs LeDio XS071 ReefUV:発光面比較

XS071では、LED素子が汎用パッケージサイズからCree XPシリーズへ変更されたため、レンズも一回り小さくなりました。

LED素子配列の比較です。

VitalWaveII Sun vs LeDio XS071 ReefUV:発光色比較

両者のLED素子構成の大きな違いは、白系LEDの数です。
VitalWave Sunでは、CW×2+WW=3ヶ
LeDio XS071 ReefUVでは、CW+WW=2ヶ
それが、以降の光量やスペクトルの差となります。

ちなみに上記写真は同時点灯で並べて撮影してますが、レンズ面積の違いからVitalWaveはやや暗め、XS071はやや明るめに写ってます。

ビーム角と光色の比較です。

VitalWaveII Sun vs LeDio XS071 ReefUV:ビーム比較

やはり白系LED×1ヶの差は大きいですね。
VitalWave Sunは水深3M-5M
LeDio XS071 ReefUVは水深5-10Mくらいかな?

ビーム角は共に50°ですが、レンズ面積の違いからビーム形状が異なります。

そこで、照射面積を比較してみると、やはり大差ないことが判ります。

VitalWaveII Sun vs LeDio XS071 ReefUV:照射面積比較

そして、気になる光量比較。
いつもの、JIS照度簡易照度PPFD(光合成光量子束密度)@30cmです。

VitalWaveII Sun vs LeDio XS071 ReefUV:光量比較

@30cm VitalWave Sun LeDio XS071 ReefUV
JIS照度 6,262 lx 4,976 lx
簡易照度 7,570 lx 7,640 lx
PPFD 光合成光量子束密度 154 umol/m2/s 170 umol/m2/s

見事に白系LED一個分の差が読み取れます。
白系LEDが1ヶ多いVitalWave Sunは、光強度(簡易照度、PPFD)がやや犠牲になってもJIS照度で勝ります。一方、白系LEDが1ヶ少ないXS071 ReefUVは、JIS照度で劣りますが光強度では勝者です。これは、白色LEDの原理が青チップ+蛍光体であるため、蛍光による波長シフトを得た分、蛍光体に吸収されて青チップの光強度が減衰するためです。

スペクトル比較、まずはUPRtek MK350による測定結果@30cmです。

スペクトル比較 by MK350

注) 多色混合につき参考程度の精度 (測定位置次第で波長分布が偏りやすい)

白系LED×1ヶと引き替えに450nmを入れたXS071 ReefUV、その違いが見事にスペクトルから読み取れますね。
ちなみに色温度はどちらも換算不能ですが、VitalWaveの方はなんとか算定するとすれば7万K台後半になります。XS071の方は完全に場外で換算不可です。

そして、スペクトルの波長強度も比較できるASEQ LR1での測定結果@30cmです。

スペクトル比較 by LR1

注) 多色混合につき参考程度の精度 (測定位置次第で波長分布が偏りやすい)

コレ見て納得しました。両者、最新チップの大光量ランクを採用してる、と!
特に400nm/420nm/500nmについては両者ともEpileds最新チップなので、波長強度からもほぼ同等の光量ランクのようです。強いて言えば、VitalWaveの方が400nmはやや単波長寄り(395-400nm)かな。420nm/500nmはほぼ同等です。
そして大きな差は、やはり白系LED×1ヶ分と450nm×1ヶ分の差です。この特性を見る限り、VitalWaveから白を引いて450nmを足せばXS071に、逆にXS071から450nmを引いて白を足せばVitalWaveになりそうです(笑)
ただ、厳密に言えば、XS071の450nm/470nmはCree XPシリーズなので、VitalWaveでのEpiledsよりは若干大光量なのでは?と推測します。
(VitalWaveはオールEpileds、XS071はCree+Epiledsです)

以上の結果から、ビーム・照射範囲については同等、光量についてもスペクトルの差による違いであり光強度としてはやはり互角です。よって製品選びのコツとしては、純粋に水深目的で選べば良いでしょう♪

  • 水深浅め狙い(水深3-5M) → VitalWave Sun
  • 水深深め狙い(水深5-10M) → LeDio XS071 ReefUV

■応援市場にて販売中♪

不明な点はお尋ねください。

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