昨日のウミヒルモの成長ぶりにも書きましたが、今回立ち上げた自動干満システムA.T.Sは、設置からかれこれ2週間ちょいが経ちました。
で、うっかり記録していなかったのですが、設置から間もなく、確か4~5日もした頃に、水槽の左側の砂の一番厚い層に硫化鉄による黒ずみが発生し始めました。
そしてその面積は日に日に大きく、更に益々色濃くなり、確か10日目前後くらいがピークだったと思いますが、その頃には、砂の表面ギリギリにまで黒ずみが進行し、「うわぁ、やっぱり曝気が足りないのかなぁ」と心配したものです。
仕方がないので、試しにしばらく休止していた曝気を再開し、様子を見ることにしました。
すると、曝気再開からまだ一週間弱ですが、以下の写真のように、硫化鉄の面積がみるみる減少してきました。
これが、単に曝気再開によるものなのか、あるいはまた別の要因によるモノなのか、まだハッキリとは判りません。
例えば、あくまでも推測ですが、最近の掲示板で同化型硝酸還元についてのスレッドでも話題の硫黄脱窒が始まったのかも知れません。
ピーク時の状態を記録していなかった事が悔やまれますが、今後、その変化を見ていこうと思います。
ま、ピーク時から見て面積が減ったとは言え、さすがに曝気と弱い水流だけでは、こんなにも浅い層から硫酸還元が起こるようですね。
現実的なナチュラルシステムでの強くて複雑な水流、ナマコ、ヤドカリ、ゴカイのようなベントス性の撹拌生物、これらの助けはとても重要だなぁと改めて感じました。