え? デジャヴ?笑
違うよ、前回はホタルイカの発光スペクトルの測定に成功!
今回はホタルの発光スペクトルの測定に成功!です(笑)
実は、前回のホタルイカ以来、夏になったら絶対ホタルも測るぞ!と決めてました♪
しかし、子供の頃はホタルなんて普通に実家の周りを飛んでいたけど、そう言えば金沢に来てから見たことないな。。。周りに聞いても「そういうスポットに行かないと見れない」と言われる始末。。。マジか!?
ま、でも近くに犀川があるし、行けばすぐ見れるだろう~♪と安易に計画(笑)
事前に下見と言う事で、まずは7/3の23時頃、犀川の河川敷へ。
2kmほど歩いて、ようやく少数の蛍の光を発見するも、中州で光ってるし、護岸の傾斜は厳しくて降りれないし、手も足も出ず。。。
ま、とりあえずホタルがいることは判ったから、本番に備えて計画を練ろう♪
そして新月の7/5、中州で光るホタルを狙うため42倍ズームのデジカメと三脚とヘッドライトをリュックに入れて出発しようと試みるも、妨害工作が!?
リュックが。。。笑
その後、なんとかお許しを頂いて(笑)、いざ犀川のホタルへ逢いにゆかん!
しかし、真っ暗闇での42倍ズームと三脚の機動性の悪さに失望。。。笑
そもそも、ジッと中州を眺めていても、発光スペクトルは測れません(泣)
途方に暮れること小一時間。。。
すると、一匹のホタルさんが足下に飛んで来てくれた♪
結局スマホで撮ってるし(笑)
しかも、逃げない! 人慣れしてる♪(な訳ない)
まずは発光の様子を激写!
そして動画出演もご快諾♪ スマホ大活躍♪笑
ついでに面白い現象を見つけました。
動画の後半を見るとお気づきになるかも知れませんが、ホタルのお尻がライトに反応して光ってます。あ、あくまでもホタルがライトに呼応してるって意味じゃなくて、単に蛍光タンパクが励起光に反応する的な発光です。
可笑しいな。。。確かホタルはルシフェリンの酵素反応によって直接的に発光色を放つ仕組みであって、オワンクラゲのようなイクオリンのブルー発光+緑色蛍光タンパク励起=グリーン発光のような仕組みではないはずなのに、このお尻の反応を見る限り、黄緑色の蛍光タンパクがライトに含まれるブルー域に励起されて光ってるようにも見えます。それとも、単にお尻が白いから反射してそう見えただけ???
また機会があったら調べてみようっと。
さて、問題は発光スペクトルの測定です。案の定まったく感光しない。絶望的に暗い。
あんまり近づくと逃げられるので、そろり、、、そろり、、、と弱々しく光るお尻めがけて測定ボタンを連打するも、な~んにも感光しない(大汗)
これは、、、ホタルイカどころの騒ぎじゃないぜ。。。
ホタルイカでさえ相当苦戦したけど、あんなの比じゃない。
マジで致命的に暗い!!!滝汗
幸い、このホタルさんは逃げることもなく、ただ一途に光り続けています。。。
普通ならすぐに危険を察して飛び立っても不思議じゃないのに、なぜ?
もしかして僕、ナウシカが発動してる?笑
いや、恐らく余命が近くて弱ってるだけかも知れないね。。。
だったら、なおさらこの子の生きた証を残してあげねば!
~的なテンション(笑)で粘ること小一時間。。。
もはやホタルのお尻にセンサー当たってる(爆)
むしろセンサーでお尻をコンコン小突きながら測ってる(苦笑)
なぜなぜ逃げないホタルさん♪ 心から君にありがとうと言おう♪
そして、ついに来ましたよ、この瞬間が!!!
いやっほ~い!!!
ちょうどホタルが光った瞬間の明度ピークと測定ボタンのタイミングが見事に一致したぜ!
多分もう二度とこれだけの感度で測れる自信がない!!!笑
今期の最高傑作まちがいなし!!!
だって、次点がこれだもん(汗)
これでも何十回も測定してやっと得たスペクトルで、もはやこれまでかと観念してた(汗)
で、最高傑作データと環境光(暗闇)データのスペクトル比較がこちら。
それらの差分を取り出したのがこちら。
ちょっと苦肉の策だけど、これが犀川のヘイケボタルの発光スペクトルです♪
いやぁ、、、一時はどーなることかと思いましたが、なんとかノルマ達成です♪
犀川の自然と我慢強いホタルさんに感謝です。
将来、子供にも見せてあげたいので、頑張って繁栄し続けてください。
僕も頑張って、まずはお嫁さんから見つけて来ます(爆)
それにしても、ホタルの光って、人間の眼の比視感度とかなり一致してますね。
なぜわざわざ人間に見つかりやすい生き方を選んだのだろう?
昆虫なら紫外線が得意だろうし、せめてブルー発光なら、仲間には見えやすく人間には見えにくい生き方も出来ただろうに。。。
いや、それだと他の昆虫にも見つかりやすくなって天敵が増えるから、大して天敵にもならない人間如きに見られても支障ないと判断したのかな?笑
さて、次は何を測ろうかな。。。