途中立ち寄ったどこかのビーチの海の家では、
小さな水槽に大きなヤシガニを飼っていた。
いや、ヤシガニが大きいから水槽が小さく見えたのか。
いずれにしても「飼ってる」と言うよりは「収容してる」と言う感じ。
そんなことより、自然のヤシガニが見たい!
と言うことで、晩飯のあと、近所を散策してみることにした。
そう言えば、懐中電灯が無いではないか。
伊良部島での宿泊先はペンションであったが、
家中探してみると非常用の頼りない懐中電灯がひとつ、あるにはあった。
仕方がないのでそれをひとつ持って、出かけることにした。
まずはペンションの前の薄暗い一本道を車で走る。
事前に見つけておいた観光用(かな?)らしき道路脇の駐車場に車を止める。
しかしこの周囲には民家も街灯も一切無く、車を出ると明かり無しでは動くことも出来ない。
試しに先ほどのチープな懐中電灯を頼りに少し動いてみるが、
うーん。バリカンで芝刈りするようなものだ。あまりに存在が小さすぎる。
そんなことを思っていると、なんと、周りにいくつも小さな光が漂っているではないか。
こっちのみーずはあーまいぞ。という訳で、なんとそれは蛍でした。
ん・・・えっと、この辺には川なんて無いんですけど!?
と言うか伊良部島はおろか、宮古島自体に川は無いらしいのだが。。。
と言うわけで、こっちの水もあっちの水もどこもかしこも塩っ辛いはずである。
これもまた宮古島マジック。タイミング的にはオカルトか。
それにしてもこの星空は絶品ですなぁ。
都会が如何に色んなモノに遮られているかが判ります。
排ガス、街のネオン、人の邪念、うんたらかんたら。。。
ちなみに試しにデジカメで星空をゲット。
えと、8秒空けてもほとんど感光してないので、ソフトでめちゃんこレベル上げてみました。
何故8秒かと言えば、それは設定の限界だから。。。
その後、昼間のビーチへも行ってみたが、暗いだけで何も居ない。と言うか見えない。
諦めてペンションへ帰還する。次は事前準備が必要だな。。。
うーん。何日あっても足りないや。
最終日へつづく。
写真:昼間撮ったシロオビアゲハ。秋田の先生へのお土産ショット。