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懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

今日はLeDio7の灯具を作るよ♪

この記事を含むタグの全記事リスト: LEDスポット 自作関連

えっと、10/21(って昨日か)にオープンしました応援市場ですが、早速の多数のご注文に心より感謝いたします♪
そして、本当に良いモノだからこそ、なるべくお買い得な価格で少しでも多くのアクアリストにお使い頂きたいという僕のわがままなお願いに、快く応えてくれたボルクスジャパンさんにも、本当に心より感謝いたします。

ただ、ひとつ心苦しかった点としまして、本当は専用もしくはナイスな灯具もご紹介したかったのですが、メーカーの方でも準備が間に合わず、製品本体のみの販売でスタートしてしまいました。

そこで本日は、せめて破格の自作灯具のご紹介です。
但し、電気系の自作なので、あくまで自己責任でお願いします。
感電、怪我などにはくれぐれもご注意下さい。

案はふたつ。

  1. 以前よりスポットミニ「閃光」の制作でもお馴染みの、僕の御用達クリップライト(ヤザワコーポレーション製)を改造するパターン (要金鋸(^^;)
  2. 直径25mm程度のパイプアームへの装着を前提としたLEDランプ用ソケットの制作 (大本命!)

まずは、ヤザワのクリップライト CR5CH を流用する場合。

クリップライト ヤザワコーポレーション CR5CH

こんな感じでどうかしら?(手抜き・・・)
ホームセンターで980円程度の灯具ですし、カミハタが出したクリップライトを2,000円で買うよりはお得です♪ しかも、どうせカミハタも中身はヤザワっぽいですし(汗)

スポットミニ「閃光」を制作・公開した5年前当時は、まだヤザワの灯具はネットにもあまり情報はありませんでしたが、最近はあちこちで見かけますし、各メーカーからのOEMとしても出荷されているようですね。 ヤザワさん、何かください♪(笑)。ま、それは冗談として、どうかこの傘の無いバージョンを自社ブランドとして出してください。これからのLED時代、それが1,000円ならバカ売れしますよ♪

ちなみに、この傘の部分を切断するには、1mm厚の金属を相手に、金鋸で延々と戦う覚悟が必要です。以前、スポットミニの時に僕も散々味わったので、今回はまだ躊躇して取りかかっていません(汗)
実は今日、ホームセンターからの帰り、金属加工の工場があれば立ち寄るつもりでしたが、見つからなかったので、またあとで探すか、無ければやはり金鋸作戦となりそうです。。。うぅ。。。

で、本命の激安LEDソケットの制作!

こんなのどう?

LeDio7を華麗に演出♪

元々僕は、水槽の上に直径25mmのステンレスパイプを走らせていて、そこにスポットミニをクリップで挟んで使っていましたので、今回はそのパイプを効果的に利用する灯具を考えました。それが上の写真。

さて、材料です。

LeDio7用ソケット制作の材料

* ジョイントは金属製ではなく、PVC製のような硬質プラスチックのモノ

E26ソケット (TE2704) 168円
ベターキャップ (コンセント) 90円
イレクタージョイント (J-13B) 65円
AC100V用コード 適宜
費用合計 323円

ええ゛~っ!?
一食あたり500円かかりません!!
お得でしょ?

では、お料理の手順です。メモのご用意を♪

制作手順

  1. E26ソケット、ACコード、ベターキャップ(コンセント)を先に組み立てましょう。結線方法は写真を参考にしてください。E26ソケット内の結び目は配線への負担を避けるものなので、あまりきつく結ぶ必要はありません。むしろゆるゆるでOK。
  2. ご利用のパイプの径に合わせてジョイントの径を伸縮させるため、鍋でグツグツ煮たり(1分程度)、水で締めたり(数分程度)します。また、水で冷やして固める前に、予めE26ソケットを装着したLEDランプへ、ジョイントが熱いうちにカチッとはめてみて、ジョイント径をフィットさせてから冷やしましょう。但し、E26ソケットとジョイント径があまりにも違うと、ジョイントが破損する恐れがあるので、事前に径が近いか良く確認してから購入してきましょう。前後2~3mm程度の違いなら、加熱・冷却により伸縮調整は可能です。
  3. 冷やしてから数分もすれば堅くなるので、綺麗に水気を拭いて、パイプとLEDに装着してみましょう。
    僕が買ってきたジョイントは、パイプとはブカブカ、E26ソケットとはキツキツでしたが、この方法でどちらにもガッチリフィットするようになりました。固定ネジでも設けようかと考えていましたが、あまりに強くホールドされるので、ネジ類は一切不要でした。但し、LEDの脱落防止の意味で、インシュロック(ロックタイ)でジョイントとLEDを固定しておきました。

クリップ無しでスマートな灯具でしょ?

まぁ♪ なんてスマートなの♪
これくらい省スペースな灯具を開発したら売れるかな?
ちなみにこれは、LeDio7が200gちょいと言う軽量ランプだからこそ実現可能ですが、LeDio21のような700g近くある重量球ランプの場合、固定は相当工夫しなければなりません。間違っても水槽に落とさないように(汗)
あと、LeDio21はLeDio7よりもビーム角が狭いので(LeDio7:60°、LeDio21:50°)、ちょっと高めに設置しないと本当にピンポイントになっちゃいます。ま、それじゃ21Wの意味が無くなるんですが(^^;

左がアクアブルー、右がパールホワイトです。これで合計14WのLEDですよ!? にわかに信じがたいスペックですよね♪

ちなみにパールホワイトの方がやけに黄ばんで見えますが、これは白LEDの性質上の問題も若干ありますが、それよりも何よりも、まったく換水してないうちの水槽の海水自体が黄色いのであしからず(汗)。もちろん本当はもっと綺麗な白です♪

動画はちょっと水深が浅いので説得力に欠けるけど、底砂のキラキラはさすが超高輝度LEDならではです。これが実現できるのはメタハラと今年のLEDランプくらいでしょう。少し以前のLEDランプでは光束量が乏しいのでこうはいきません。やはり最近の高出力LEDを使ったLeDio7のようなLEDランプならではと言うところです。去年のモデルですら、LED業界では過去の遺物なので注意が必要です。 (参考:去年の家電メーカーの一般LED電球の光束量 100~200lm、今年の夏以降のLED電球の光束量 500lm越え)

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VM Method:18日目の検鏡結果

この記事を含むタグの全記事リスト: VMワラワラ実験

たいへん長らく間が空いてしまいました(汗)
ようやくVMワラワラ実験の経過報告です。
ちなみに過去のVMワラワラ実験の記事は、VMワラワラ実験のタグを辿ってください。

まず、今回のVMワラワラ実験の経過は以下の通り。

日付 炭素源 備考
2009/10/05 37%ウォッカ70倍希釈液を1ml添加。
50%みりん95倍希釈液を1ml添加。
本当は各0.1ml添加のはずが間違えて10倍の1mlを添加してしまったため、以降添加無しで監視することに。
2009/10/06 24時間で鞭毛虫がかなりの増殖を見せる。
2009/10/07 2日目よりも更に凄い密度で増殖中!
2009/10/08 3日目と密度はさほど変わらず。大型生物が目立つ。
2009/10/09
2009/10/10
2009/10/11
2009/10/12
2009/10/13 この間ずっと無し この間ずっと放置(^^;
2009/10/14
2009/10/15
2009/10/16
2009/10/17
2009/10/18
2009/10/19
2009/10/20
2009/10/21
(本日)
ウォッカ70倍希釈液を0.1ml添加。
50%みりん95倍希釈液を0.1ml添加。
大繁殖していた鞭毛虫は皆無。炭素源の枯渇により消滅したものと思われる。
本日より毎日各0.1mlの添加を開始。

まあ♪ なんて無駄な表かしら(汗)
ま、要するに、炭素源の添加は初日に入れた規定量の10倍濃度のみで、それ以降は何も添加せずに放置していたと言うことです(苦笑)

で、本日のウォッカ層、みりん層のワラワラ検鏡結果は以下の通り。ちなみに、恐らくデトリタスの分解が進んだせいか、ウォッカ層もみりん層もデトリタスが全て細かな粒子状になってしまっていて、抽出にてこずりました(笑)

検鏡の結果、ウォッカ層にもみりん層にも、あれだけ大繁殖していた鞭毛虫の姿は、既にありませんでした。散々探して数匹程度、あとは線虫ばかりでした(ちなみに、みりん層には例のツチノコ君をまた発見しました。みりん好きなのか? 動画参照)
ま、本当は減っていく経緯も観察したかったんですが、バタバタしてて。。。(汗)
で、昨日の時点では、もはや完全に実験前の穏やかな海の状態に戻っていました。
さあ、考えよう♪

まず、細菌・微生物による炭素源の消費は非常に速やかに行われるため、継続的添加がなければあっという間(数時間~数日程度)にワラワラが消費し尽くしてしまうと言えるようです(これらの増殖速度は植物の細胞分裂の速度の比ではありません)。今回の初期の監視でも、10倍濃度の誤添加だったにも関わらず、4日目の増殖率が3日目とほとんど変わらなかった事からも、消費から飽和への移行速度が非常に短時間だったと言う印象を受けました。

また、炭素源が枯渇してしまうと、それ以上ワラワラが増殖することは出来ず、むしろ速やかに消滅の一途を辿るようです。もちろん、高次消費者による捕食によっても減少は加速しますが、低次生産者の消滅により、それらの消滅も時間の問題と言えます。

このことからも、如何にワラワラ(に限らず生命)の活動にはC:N:P比(レッドフィールド比)が大きく関係しているのかが読みとれます。窒素やリンだけがどんなに存在していようとも、炭素源が無ければそれらを利用し活動することが出来ないと言うことです。

ちなみに、微生物の世界での平均的なC:N:P比は、106:16:1と言われています(動物プランクトンが103:16.5:1、植物プランクトンが108:15.5:1、日本実業出版社/海洋の仕組みより抜粋)。僅かな窒素と微量のリンを処理するために、如何に相当量の炭素源が必要であるのかが判りますね。

また、もう一つの考察として、ワラワラの増殖中に於ける窒素(今回は試薬がないのでリンは割愛)の濃度の推移も、実は見ていました。
事前の仮説では、例えスキマーによるワラワラの回収が無くとも、増殖中のワラワラが窒素を取り込んでいる期間、死滅による流出さえ無ければ、相対的に飼育水中の窒素濃度は下がって見えるはず?、と言うモノ。
で、思ったような結果が得られなかったので公開はしていませんでしたが、実験開始時とワラワラ増殖4日目のピーク時に、ウォッカ層・みりん層それぞれの硝酸塩濃度を調べてありました。
結果は以下の通りです。

VM実験の硝酸塩の推移

はい。そもそも濃度が高すぎて比較になりません(苦笑)
もっと感度の高い試薬で、且つ低濃度時の推移として観察しないと、その違いを掴むのは難しいようですね(^^;
また、試薬測定時のサンプルの中にもワラワラが含まれてしまう可能性も考えられます。あくまでも目で見える範囲では水中よりもデトリタスに多く分布していたとは言え、見えない範囲の部分については図り知れません。

よって、本日からは毎日規定量の炭素源を投与し、継続的にワラワラをガンガン増殖させた上で、頃合いを見計らって、高レベル測定により何とかして違いを捻り出してみようと思います(笑)

とは言え、C:N:P比のこともありますから、窒素量の変化にまで影響が及ぶには、トータル的に相当量の炭素源の投与が必要になるでしょう。逆に言えば、ちょっとやそっとの炭素源には左右されないとも言える訳です。だって、炭素源を106入れた頃に、やっと窒素が16、リンが1処理される訳ですからね♪

しかし皮肉なことに、海洋ではもっとも不足しているのが窒素やリンです。このことからも水槽って凄く過酷な環境だなぁと思い知らされますね。海洋の考察を水槽に当てはめる際には注意が必要です。

今、巷で流行している炭素源投与による低栄養塩の実現には、規定量の連続的な炭素源の投与はもちろんのこと、炭素源により窒素やリンを吸収した微生物群を如何に効率的にスキマーで回収できるかが鍵となります。ある程度の試行錯誤は興味が尽きませんが、あまりに脱線するのは危険ですので、特にメインタンクで直接実戦されている場合には注意が必要です。実際に皆さんが几帳面なくらい炭素量をシビアに測って実施しているのも、あながち大げさではないのです。それも生体への愛の証♪

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