VMワラワラ実験 Vol.2 の16日目(昨日11/5)の検鏡結果です。
日付 | 炭素源添加 | VMワラワラ実験 Vol.2 備考 | |
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ウォッカ | みりん | ||
2009/10/21 | 0.1ml | 0.1ml | VMワラワラ実験 Vol.2 を開始。 |
2009/10/22 | 0.1ml | 0.1ml | ワラワラ密度、前日とほとんど変わらず。多くても2倍程度。 |
2009/10/23 | 0.1ml | 0.1ml | ワラワラ密度、前日とほとんど変わらず。 |
2009/10/24 | 0.1ml | 0.1ml | ワラワラ密度、前日とほとんど変わらず。 |
2009/10/25 | 0.1ml | 0.1ml | ワラワラ密度、前日とほとんど変わらず。 |
2009/10/26 ~ 2009/11/02 |
0.1ml | 0.1ml | * 未観察 |
2009/11/03 | 0.2ml | 0.2ml | 検鏡結果は10/25とまったく変わらず。 |
2009/11/04 | 0.4ml | 0.4ml | ワラワラ密度、前日とほとんど変わらず。 |
2009/11/05 | 0.6ml | 0.6ml | ワラワラ密度、少し増えた気が?。 |
添加液の詳細については、VM Method Vol.2:2日目の検鏡結果をご覧下さい
今日は少し動画多めに、ウォッカとみりんを分けてみました。
まずはウォッカ層から。
次にみりん層から。
みりん層の4つ目の動画では、線虫と鞭毛虫が映ってますが、鞭毛虫の方は繊毛がパタパタ見えてます。なので、繊毛虫かな?と思いつつ、しかし動き的には等脚類やカイミジンコのようにも見えます。とは言え僅か30~40μmなので判断に困ります。。。ま、実験層の中にはウミミズムシもコペポーダも入れてませんけど。
ちなみに、この子が線虫にどつかれてるとこ、笑えますね(曝)
結果としては、本日は微妙に増え始めの兆しが見られました。特に小さなピコピコが活発に走り回ってます。が、まだ増殖率は弱いので、予定通り添加量を増加すべく、希釈液をそれぞれ0.6mlとしました。明日こそはピコピコ大運動会かなぁ?
さて、たまには画像でも攻めてみます。
左上がミズダニ、右上が線虫、左下がツチノコ君(扁形動物?)、右下が鞭毛虫(大きめの奴)です。
さらに限界まで拡大すると、
ま、画質が悪いのでこれでも半分以上縮小してますが、ホビー顕微鏡としては上出来でしょ?
ツチノコ君はホント多いわ。デトリタス1滴に1~3匹くらいは入ってます。
但し、何の仲間なのか誰なのか、相変わらずサッパリです。
鞭毛虫は、ピコピコサイズでは確認が辛いけど、比較的大きなモノなら鞭毛みたいなヒゲもたまに確認できます。ナメクジみたいに軌跡が残る場合もあります。
上の鞭毛虫は、先日入手した瀬戸内海プランクトン図鑑で調べると、渦鞭毛藻類のヒメフタヒゲムシ(Prorocentrum minimum)にもっとも似ています。て言うか、この手の丸いのは全部コレに見えるけど(^^;
特徴としては、渦鞭毛藻類の中でも、殻を持つプロロセントラム目に属し、光合成色素を持ち、比較的汚染度の高い海水を好み、毒性はないけど赤潮の原因ともなる種とのことです。
さすが、ヒゲゴケバケツの高濃度硝酸下で培養されているだけのことはあります(汗)
皆さんも、水槽でワラワラを湧かす際には、最低限水質を良くしてから湧かせましょう。
赤潮で被害をもたらす毒性の強い渦鞭毛藻類の多くは、汚染度の高い水質を好むようですよ♪
比較的、富栄養環境下で色々と添加してる方、ご注意下さい。