1.023world - ヤドカリパークとマリンアクアリウム -

海洋の仕組みと細菌・微生物から学ぶマリンアクアリウムサイト

1.023world Facebook

結果 Oh! Life (旧ブログ)

懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

伝説の始まり

この記事を含むタグの全記事リスト: eco-lamps KR93SP LEDライト

日本ではすっかり定着しつつあるフルスペことKR93SP。
でも、海外ではどうか?
海外での噂はまるで聞かないじゃ無いかっ!?

だって、まだ日本でしか売ってないんだもの♪

そんな中、フルスペの噂を嗅ぎつけて、少しずつ海外からの希望が募り、ようやく海外デビューを迎えたのが、つい一ヶ月ほど前のことでした。現在、特にヨーロッパ圏を中心に、既にいくつかの出荷を始めているそうです。

例えば、6/19の和田氏のブログで紹介された激美水槽は、香港在住のアンドリュー氏の水槽。彼はこれまで、大変美しい水槽をT5照明で維持されてきて、ZEOvitフォーラムでは “Reef in the sky” のキャッチコピーでも有名な方です。

T5時代のアンドリュー氏の水槽

そんな彼が、今から約1ヶ月前に、T5からKR93SPへ乗り換えました。
詳しくはZEOvitフォーラムリーフセントラルをご覧あれ♪

KR93SPに乗り換えたアンドリュー氏の水槽

彼はそれまで、ATI Powermodule Dimmbar 8×80W を使用してきました。
そして今回、eco-lamps KR93SPフルスペの60インチ(特注)へ乗り換えました。

ATI Powermodule Dimmbar 8×80W (640W)

eco-lamps KR93SP 60″ (250W)

なんとっ!?
640W→250W = 390Wの省エネ!
T5からの乗り換えでも、60%以上も節電が可能なんですね!

いやまあ、節電なんて、フルスペの数ある売りのうち、氷山の一角に過ぎません。
フルスペの真骨頂は、メタハラでもT5でも叶わない、その発色です♪

KR93SPはT5以上の蛍光発色を魅せます

画像はアンドリュー氏がフルスペに切り替えて以降のもの。
特にバイオレットやブルーの発色は素晴らしいです♪

何故か?

理論的な根拠や思想を語り始めると眠くなるので(笑)、興味のある方はフルスペ公式サイトをご覧になられるか、手っ取り早く過去のフルスペユーザーさんたちのブログを参考にすると良いでしょう。グーグル先生に「KR93SP」とか「フルスペ」とか尋ねたらイチコロです♪
またそのうち、サンゴの色素・蛍光ネタをやりましょう。UVの絶対的需要について等も。

あ、手抜きじゃ無いよ(汗)

簡単に一言だけ挙げるなら、メタハラよりもT5よりも優れた“あるスペック”によります。
だからフルスペは設置後速やかに色が揚がるのです。特に蛍光色は♪
そういう意味では、現実離れしたパステル調をよしとするZEOvitにも最適です♪
そして、未だこのスペックを実現したLEDライトは全世界的に皆無なのです。

え? 今までLEDでうまく色が揚がらなかったからフルスペも信用できないって?
うーん、それは・・・水質も大事だけど、どのLEDを選ぶかも大事ですよ。
今でこそUVやシアンのLEDを採用したLEDライトはいくつかありますが、ただ入れりゃ良いってもんじゃ無い。命の源である太陽を崇拝し、理論と根拠に基づいたスペクトル設計があってこそ、威力を発揮するのです。そして極めつけは“太陽”の白“深度”の青の概念に基づく水深スペクトルの実現。フルスペはそれらを実現した唯一無二の存在なのです。

一番判りやすい例としては、なんと!フルスペはリピーター率も高いんです。
なぜ2台目3台目にまたフルスペを買う方が多いのか?
言わずもがな~♪

え? どうせステマだろうって?
もう・・・いつまで現実逃避してるの!
逃げちゃダメだ! 逃げちゃダメだ! 逃げちゃダメだ!
遠回りはもうやめて、心の底からでっかく笑おうよ♪

そんなKR93SPでしたが、やはり日本だけでは勿体ない!
~からのぉ~、遂に海外鮮烈デビュー!

さあ、伝説の始まりだぜぇ?
ワールドだろぉ?

ったく、ムカつく記事書かせたら天下一品だぜぇ?
1023ワールドだろぉ?

こちらのエントリーもどうぞ♪

KRスペクトル点検

この記事を含むタグの全記事リスト: eco-lamps KR90DR KR90FW KR93SP LEDライト スペクトル

注) このページの情報は古いため、2013年現在の各機種の仕様とは異なります。
特にKR90FWの正式版の仕様は白16000KのWチャンネルと白4000KのBチャンネルの調光となります。そのため青だけを点灯させる事はできません。

スペクトル測定?
勿論フルスペも測ってるぜぃ♪
試作のKR90DR/FWも抜かりねぇぜぃ?
あぁ~、案の定設計通りだぜぃ♪
もぉ~、こんな凄ぇの一体誰が作ったんだぜぃ?
聞き飽きただろ~ぅ?
でも本家だって毎回コーラだぜぃ?

KR93SPフルスペクトルエディション2ndロットのスペクトル

KR93SPの各チャンネルのスペクトル

400nmや420nmは特に力を入れて監修してるので、初期ロットよりもさらに光量が強化されてきました。それに伴って早く青系も強化したいのですが、なかなか良いチップが見つかりません。。。まだ時間が掛かりそうです。

KR90DR試作機のスペクトル

KR90DRの各チャンネルのスペクトル

LPS向けDeepReefは水深30M以深をターゲットにしているので、白チャンネルはかなり弱く絞ってあります。一見、スペクトルだけ見ると白が入ってないようにも見えますが、一応1ユニット(12インチ)21素子中3ヶは入ってます。2ユニット(24インチ)で5ヶ。実際の海中スペクトルと比較するとかなり足りませんが、とは言え人間の目には白はどうしても強く見えてしまうので、演色との兼ね合いもあり、これくらいが妥当かなと考えています。

KR90FW試作機のスペクトル

KR90FWの各チャンネルのスペクトル

FreshWaterは淡水・水草向けですが、さすがに畑違いな部分もあってか、もう少し再考の余地がありそうです。現在、その道のベテランさんも交えて鋭意テスト中です。結果を見ながら磨いていきます。

ところで、もうひとつ有益な情報をお見せしましょう。
これもかなり気になる部分だと思います。
それは・・・メタハラとフルスペの、放射照度も踏まえたスペクトル比較データです。

KR93SP 18インチ70Wと、コーラルグロー250W、シープロ250W、SCマリンブルーを比較しました。

放射照度比較、フルスペとメタハラたち

SCとフルスペの比較は今更言うまでもありませんが、250Wクラスのメタハラの場合でも、灯具によってはかなり良い勝負になります。今回は集光の強いMT250を使用したので、直下の測定(上図)ではかなりの差が開いて見えますが、MT250は中心から10cmずれただけでも照度はすぐに半減してしまいますので、広範囲を均一な照度で照らす条件ならフルスペが有利となるでしょう。
それにしても、メタハラが半分以下の消費電力のLEDに負ける時代が来たんですねぇ♪
それも照度だけじゃなく、スペクトルまでもが!

最後に、フルスペに採用されているLED素子の放射照度も測定しておきました。
こんなデータまで見せちゃうなんて、フルスペ透明度高すぎ!笑
フルスペはスコーンと抜けた黒潮を目指します♪

フルスペの各LED素子の放射照度比較

UV系のLED素子は当分これに変わるものは出てこないと思うので、400nmと420nmはしばらく安泰です。巷の素子の軽く倍は出てますからね♪
あと、シアンは現在SemiLEDsチップを採用してますが、そろそろ順次Epiledsチップに切り替わっていくと思います。今までは波長をとるか光量をとるかの葛藤に悩まされてきましたが、今回は波長・光量とも申し分の無いチップが揃う予定です。
あとは青系ですが。。。RebelをKOできるくらいのチップ、どこか作ってないかなぁ。。。

さて。
ようやく次回あたりから、延び延びになっていた秘蔵ネタが書けそうだぜぃ?
ユーザー必見! お待たせMazarra大特集!?

  • A-B-C-D各チャンネル駆動電流設定方法
  • B-Cチャンネル反転症状(設計ミス)の矯正方法
  • 汎用スター基板流用方法
  • 純正よりも明るい社外LED素子の紹介
  • Mazarraフルスペクトル実験

等々、知りたかったあの情報や、もっとMazarraをいじり倒す丸秘奥義が遂に降臨!
もちろん、すべてはワイルドに自己責任でお願いしちゃうぜぃ?

こちらのエントリーもどうぞ♪

と言う訳でKRフルスペシリーズ♪

この記事を含むタグの全記事リスト: eco-lamps KR90DR KR90FW KR93SP LEDライト

注) このページの情報は古いため、2013年現在の各機種の仕様とは異なります。
特にKR90FWの正式版の仕様は白16000KのWチャンネルと白4000KのBチャンネルの調光となります。そのため青だけを点灯させる事はできません。

前回ご紹介した豪華なKR90が今後登場することによって、こうなりますかな。

KRフルスペシリーズ・ラインナップ!

KRフルスペシリーズ KR93SP/KR90DR/KR90FW

まずSPSですが、これはもう説明は不要ですね。僕もそろそろ飽きてきました(嘘)

次にLPSですが、この仕様を見て多くの方は、
「KR93SPの出力半分のKR90ベースかぁ・・・」
と言う印象を受けるでしょうね。
でもね、上の画像をよく見て、ある事に気づいてください。
そう・・・それ・・・そこ・・・。

LPS向けDeepReefの青chはKR93SPの青chと同等の出力を宿してます♪
なんてこったっ!?

頭なでなでしてくださいね( ̄ー ̄)

そして、なんと今回は淡水・水草ユーザーのためのFreshWaterモデルも計画している訳ですが、これについては僕自身、水草の光の要求性に疎いので、とりあえず一般的な光合成吸収スペクトルをベースに、黄色すぎない爽やかな色温度を再現してみました。
もちろん“フルスペクトル&スペクトル整合性の確保”ってのがミソ♪

ここがフルスペの定理の便利なとこです。
照明って太陽を真似るだけで良いんですよ。
なぜかって?
だって太陽はサンゴの要求なんて知りません。
太陽は水草の要求なんて知らないんですよ。
あくまでもサンゴや水草が太陽に合わせてるだけ。
てことは・・・?
答えなんて初めから出てるんです♪

今、格言が出ましたよ。メモってください!

照明は太陽を真似れば良い。
答えは初めから出ているのだ!

ハイっ、一緒にっ!
♪しょ~め~は~(-_。)\☆バキッ!
10年ぶりの顔文字です。。。

但し、スペースやブレンド性など色々な問題と制限により、今回のKR90版フルスペシリーズには400nmは入れてません。400nmは420nmに含有する短波長側成分に期待し、青チャンネルは420nm/450nm/475nmのみで構成されています。これは、KR90の素子密度がKR93SPの倍も荒いため、あまり多くの色を配置すると光が均一にブレンドできないためです。色々と試行錯誤し、散々悩んだ結果、ムラムラよりも400nm撤去の道を選びました。そもそもLPSの生息域では400nmは弱めですし、淡水・水草についても400nmの有効性が未知数ならば?、と言う判断です。その分、420nmが大盛りですし、400nm帯域も多少底上げしてくれますから、スペックとしては十分だろうと踏んでいます。
ま、廉価版の宿命と言えばそれまでだけど。。。汗

KR90DRとKR90FWのデモモードの動画を用意しました。音は無し。

発売が待ち遠しいですね♪

こちらのエントリーもどうぞ♪