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水草LED徹底検証:太陽と日照の水草KR!

ブログ エイジ 01:05 コメント0件
この記事を含むタグの全記事リスト: LEDライト スペクトル

水草LEDライト徹底検証のスケジュール(予定)

  1. 水草LED徹底検証:選手入場 - 2013/7/5
  2. 水草LED徹底検証:天下のADA AQUASKY! - 2013/7/6
  3. 水草LED徹底検証:GEX PLANTS GROW現る! - 2013/7/7
  4. 水草LED徹底検証:太陽と日照の水草KR!← 今ココ
  5. 水草LED徹底検証:情け容赦無用のガチバトル!

水草LEDライト徹底検証:太陽と日照の水草KR!

今さらだけど、流れで仕方なく(笑)紹介しますよ。公平にね。

eco-lamps KR90FW

前回までのLED製品とは異なり、水草専用LEDライトKR90FWはマイコンを搭載し、

  • 一日当たり7段階(スムーズシフト)×2チャンネルの調光タイマー
  • フルスペクトル16000K温白色4000K2チャンネル構成
  • 各ch 0-99%制御

このような調光タイマーにより、光量と色温度変化のリアルな日照変化が詳細に設定できます。設定が面倒な方には標準のプログラムオートも使用でき、またデモモードや雷モードなど遊び心も取り入れられています。

KR90FW 側面

KR90FWに採用されているLED素子は俗にパワーLEDと呼ばれるモノで、KRシリーズの場合、LED素子1ヶ当たり1Wで駆動しています。60cm用の24インチなら42素子なので単純計算でLED駆動部は42Wとなります。

KR90FW 採用LED素子

KR90FWは、水草育成としては業界初の400-420nmのUV系スペクトルをカバーした真の太陽光フルスペクトルLED光源です。

その他のKR90FWに関する詳細はKR特設サイトをご覧ください(ステマ回避)笑

スペクトルも手抜きでペタッと(汗)

KR90FW スペクトル

駆け足でしたが、最後にLED回路構成も載せておきます。
CH1が基準光源の16000Kフルスペクトル、CH2が照度アップ&色温度補正用です。

KR90FW-24 LED回路構成

*KR90FWは7種類のLEDを複雑に配列しているため、各ラインの電圧・電流値にはバラツキがあります

LED数はAQUASKYよりもPGよりも少ない42ヶですが、なんせパワーLEDの1W駆動なので、どう考えても弱い者イジメになってしまいそう。。。汗

さあ、次回は最終章、ついにガチバトルです!
乞うご期待♪

こちらのエントリーもどうぞ♪

水草LED徹底検証:GEX PLANTS GROW現る!

ブログ エイジ 01:13 コメント4件
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水草LEDライト徹底検証:GEX PLANTS GROW現る!

GEXと侮ることなかれ。
もう、オモチャは卒業だぜぇ~?

GEX CLEAR LED PG 600

CLEAR LED PG 側面

以下、公式サイトより引用。

水草を美しく育てる波長設計
植物は光合成で栄養を作り、光形態形成で成長を続けます。
CLEAR LED PGはその波長域に合わせた波長設計で、水草育成を可能にしました。

なんと、公式で「独自の波長光」とか「波長設計」とか「水草育成を可能に」とか具体的にアナウンスしちゃうんだから、これはかなり期待大でしょ~?
波長設計なんて烏滸がましい表現、使うのは僕くらいかと思ってたのに♪曝
アクアスカイにライバル出現かぁ~?

と言う訳で、今回販売まもなく飛びつきましたよ♪

201GEX CLEAR LED PG 600 採用LED

LED素子は、LED豆電球などで見慣れた感の強い一般的なパッケージでした。
白は5050、青は3528かしら?
でも白はチップが4ヶ入ってますね。3ヶはよく見るけど。。。明るそう!?
似てそうな素子は、こことかここを参考にどうぞ。

そして、このPGの面白い点は、白chと青chがあるってこと。
普通の白と、ちょい爽快な白が楽しめます♪
色温度は白のみで6600K程度、+青で7600K程度という測定結果となりました。

そして気になるスペクトルも測りました。

GEX CLEAR LED PG 600 各chスペクトル

知ってか知らずか、青LEDの波長を白LEDの青チップより高い波長にしたのは吉です♪
とは言え、このPGの青LEDは出力が弱い上に球数が少ない(白66に対して青12)ので、シアンの補完率を大きく向上させるほどの強度はありませんでした。それは上記スペクトルをご覧の通り。ま、オマケ程度の機能と割り切った方が良いでしょう。
僕だったら500nmのシアンLEDを追加するか、初めから475nmを使いますね。

ついでに、前回のAQUASKYとも比較してみましょう。

ADA AQUASKY 601とGEX CLEAR LED PG 600のスペクトル比較

PGの方がAQUASKYよりも少し色温度が高そうですね。490nmの不足もAQUASKYの480nmに比べたらマシな方です。むしろ、お陰で中域はかなりフラットな印象ですね。これはかなり優秀な白色光源じゃないかしら?
それに、こうして見ると、弱いとは言え青LEDによるブルーバンドの帯域幅がAQUASKYよりも太く確保されて見えますし、極めて波長変化が滑らかで、ピークの高低差が少なく自然なスペクトル特性と言えます。この特性のパワーLEDがあれば使いたいくらい♪

最後に、PGもLED回路構成を載せておきます。

GEX CLEAR LED PG 600 回路構成

PGのLED回路は制限抵抗が組み合わされているので、LED基板に普通にDC電源を供給するだけで定電流は成されます。よって、AQUASKYとは異なり、電源はただのACアダプターでした。

ちなみに、PGの白LEDの球数はAQUASKYの63ヶよりも多い66ヶもあり、さらに青LEDが12ヶありますから、こりゃ~もしかして高出力が期待できるかぁ!?
ガチバトルに乞うご期待♪

つづく

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水草LED徹底検証:天下のADA AQUASKY!

ブログ エイジ 15:03 コメント8件
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水草LEDライト徹底検証:天下のADA AQUASKY!

ADA AQUASKY 601

AQUASKY 側面

今回、60cm用のアクアスカイ601を調達したんですが、なんかエライ明るい気が!?
1年前の検証ではアクアスカイ301を使ったので単純に2倍の光量のはずですが、そういうことじゃ無くて、なんか気になってた黄ばみも若干マシになってるというか、LEDの蛍光体の印象もちょい変わったような、、、?

アクアスカイ601(2013/07時点)採用LED

うーん。。。LED素子自体は当時の301と同一パッケージのようだけど。。。

AQUASKY 301 LED / 601 LED

保護ダイオードの微妙な位置は良いとして、蛍光体濃度が濃くなって見えますね。
色温度が少し低くなったのかしら?

さらに、当時のスペクトルと今回のスペクトルを比較してみましたら、、、

アクアスカイ301(2012/06)と601(2013/07)のスペクトル比較

あら、全然違うわ!笑
て言うか、当時僕が推奨したように、マジで高演色タイプに切り替えたっぽいね♪
スペクトルを見て判るように、今回のスペクトルには、ベースの黄色蛍光体以外に、シアン寄りの緑の蛍光体と、ほんの気持ち赤の蛍光体による膨らみ?も感じられます。お陰で中域のフラットさが確保され、何よりシアン500nmの補完率が2倍にアップしてます♪
旧301の演色性がRa70台とすれば、新601はRa80台はありそうです。
ADA、やるじゃん♪

ところで、当時僕はあまり真剣に調べずに(と言うか判らず)、疑わしきは被告人の利益に(笑)と言う事で、無難に「アクアスカイのLED素子は日亜製♪」ってオチにしたんですが、先日それが間違いだとご指摘いただいた記事を拝見しました。あ~ぁ、ADAさん、僕は日亜って言ったのにぃ、この人はサムチョンだってぇ、心外よね~言うよね~(笑)

と言う訳で、そのシンクロ率の高そうなSAMSUNGのLED素子を取り寄せてみました。

SAMSUNG SMD 5630 LED

うん。確かに気持ちいいくらいシンクロしてます(笑)
スペクトルを比較しても、、、

アクアスカイ601とSAMSUNG 5630 SMD LEDのスペクトル比較

あらやだ。DNA鑑定が陽性だわ♪
このスペクトルの差は色温度のbinがちょい異なってるくらいの違いでしょうね。
案の定、黄色蛍光体をベースに緑の蛍光体と赤の蛍光体が乗ってるっぽいし。。。
あるいは、AQUASKYに採用された後もまだまだ演色性が進化し続けているのか?
だって、AQUASKYよりも更にシアン補完率が向上してるもんね♪

そうか、今時の白色LEDも白く見えりゃそれで良いと言う時代から、演色性にも配慮しなきゃの時代に進化してきたのかも!
だって、これ普通のCoolWhiteですよ? 高演色版でもなんでもないんだもん♪
遂に、もうシアン不足に悩まなくて済む白色LEDの時代が到来か!?
こりゃ~、今マジでSAMSUNGは凄ぇのかも♪

だったら、日亜を撤回してSAMSUNG認定でも、名誉は保たれますよね?ね?
ホッ。。。これで一安心(笑)

ちなみに、僕は僕で、更なる候補を探してみたのですが。。。
そしたら、例えばこのLP社のLP-5630W89-Raってのも同じパッケージみたい。
スペックも同等でした。
果たして。。。
ま、この辺にしておきましょうかね、うん(汗)
真相はADAのみぞ知る、と言うことで。。。

最後についでに、このアクアスカイ601の回路構成も調べてみました。
こんな感じでした↓ (赤字は実測値です)

アクアスカイ601 LED回路

うん。極めて普通に妥当な回路です。

GEX PGと違う点としては、LED基板には制限抵抗とか一切乗ってないって事。
で、ACアダプターを見ると、DC25-34V 0.91mA LED Driverとあるので、なるほど、これアダプターじゃ無くてドライバーなのか。賢いね。

以上、アクアスカイ601のパフォーマンスタイム終わり。
光量などスペック的な値はラストのガチバトルで公開します♪

つづく

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