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南紀遠征2009/07 其の二

潮だまり観察員 エイジ 08:23
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南紀遠征の二日目7/26(日)の午前の部です。

この日はダイビングに行こうかなぁ~なんて思ってましたが、よく考えればダイビングしない人も居るし、連れも磯が良いと言うので、みんなで磯に行くことにしました。
で、行き慣れたポイントはやめて、ちょっと冒険してみることに。
とは言え、神戸組はお昼頃に帰還するらしいので、あまり遠くには行けないのだ。
すると、すぐ近くに良いところが見つかりました。Tetsuoさんの青春(?)でもあります。

前半はシュノーケルを楽しみました。

青いイソギンチャク1

青いイソギンチャク2

ここでは何故だか、こんなに青くて綺麗なイソギンチャクをいくつか見かけました。
小さくて小型水槽向けだなぁ・・・なんて思いつつ、指くわえて見てただけ。

ザ・クマノミも見ました。

クマノミ1

クマノミ2

魚は良く知らないけど、クマノミくらいは判るんだぜ。

で、ちょっと休憩~。

丘で休んでいると、中西さん親子が、亀がどーとか騒いでる。
ミドリ亀の話でもしてんのか?と思ったら、なんとウミガメ!?
はぁ?

そしたらホントに居るやんっ!

ウミガメ発見!

こんな明るい時間に何やってんのっ!?

まだ満潮が過ぎたばかりで、これからどんどん潮が引くんですけど!
取り残されて干上がったら可哀想なので、みんなで救出大作戦っ!
少しずつ水辺に移動、移動、移動。
暴れて大変なのです。。。

しかし、ふと気づいた。
よく見ると両目を怪我してるみたい。
完全に潰れていて、どうやら何も見えてない感じ。。。
なので、呼吸の問題からか、岸に上がらざるを得なかったようです。
こりゃ、海に返しても生きていけそうもないなぁ。。。どうする。。。?
とりあえず乾燥しないように、僕らはマメに海水を掛け続けることにしました。

ウミガメ日よけ

その間に連れが近くのコンビニから串本海中公園に連絡。
とりあえず見に来るとのこと。
良かった。

しかし、待っても来ない、来ない、来ない。
再度連絡すると、似たようなケースで引き取ったウミガメが何体も居て、これ以上収容できないとのこと。
そう言うわけで、見には行くけど、多分何も出来ないだろうとのこと。
連れが「このままだと死んでしまうよ」と言うと、「申し訳ありません」とのこと。
うーん。。。ん?
なんか腑に落ちないけど、仕方がないと言えばそれまでか。。。

確かにこの子はもうダメかも知れない。。。
いや、大きさから推測して、きっと僕よりも先輩かしら?
だとすれば、寿命ともいえるのかな。。。
さぞ、いろんな世界を見てきたことだろう。。。

結局、お昼過ぎまで待ったが、海中公園の人は来そうもない。
その間、僕らはずっと海水を掛け続けていたが、そろそろ神戸組が帰る時間になったので、とりあえず日除けとしてベニヤ板を甲羅に乗せて、あとは諦めて宿に帰ることにした。
すごく後味が悪い。
後ろ髪引かれまくり。。。

この日は小潮で、干潮のピークがPM2:30頃。
結局あのウミガメは、朝から晩まで丘に上がってた計算だ。
しかもこんな時に限って、だにやんは雨を降らせなかった。
せめて雨が降れば熱と乾燥は免れたろうに。。。
なんと皮肉な事か。。。だにやんのいけず。
注: 念のため、だにやんは悪くありません(汗)

帰り際、すぐ近くで別のウミガメの成れの果てを見つけた。

ウミガメの成れの果て

すべては自然の掟なのですね。
改めて、自然の生き物たちは偉大と言うか、逞しいというか、寛大だなぁと、しみじみ思いました。所詮、自然の中の繰り返しの一コマに過ぎないんですよね。。。

7/26午前の部はここまで。
次回、7/26午後の部につづく。

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