最近の海外通販のLED素子を見て思ったこと。
少し前なら、より明るいLED素子が欲しいなら高いものを買いなさい、暗くて良いなら安いものを買いなさい、と言う意識が通用していたが、最近はなんか足下を見られている気がしてならない。
例えば、UV 365nmのLED素子の場合。
ちょっと前に海外通販で買えたものと言えば、TEKCOREやFOREPIあたりのチープな出力のモノが主流だった気がするが、その後LedEnginから大光量の365nmが出て、「おおお! SemiLEDsのLEDチップって凄いんだなぁ~♪」なんて拝んでたせいかどうかは知らないが(笑)、最近はeBayでも同SemiLEDs SL-V-U40ACチップを採用したLED素子が普通に売られるようになった。しかも中途半端に高いから、それなりの出力も期待しちゃう♪
だから最近それらをポチポチ買い漁ってみたのだ。
LedEnginのはレンズ効果で大きく写って見えますが、あくまでも同じチップです。
LedEngin以外は、普通の汎用パッケージ品ですが、いずれもSemiLEDs SL-V-U40ACと言う有名なLEDチップが採用されてます。
さあ! いざスペクトル&放射照度測定をばっ!!!
どーーーーーんっ!!!
縦軸は、単位はありませんが、いわゆる光エネルギーの強さを表しています。
へなへな・・・曝
どゆ事かというと、こゆことです。これはSemiLEDs SL-V-U40ACのランク表です。
LEDチップには波長や光量にランク分けがあり、出力の弱いモノほど安く、出力の大きなモノほど高価であることは、いまさら言わずもがなです。
今回の場合も、LedEnginに採用されていたチップは、上のランク表には365nmの記載が無いけど、元々が160mWと銘打って販売されていたモノだったので、まあおよそ最高ランクのチップだったことが推測されます。3000円を払う価値は十分にあったでしょう。
しかし、、、eBayの連中ときたら、、、LedEnginと比べて1/3以下の出力ってことは、どう見積もってもおよそ最低ランクじゃないか! なのにSemiLEDs SL-V-U40ACチップ採用に釣られて18ドルでも売れると踏んだのか? 素人はスペクトルも光量も測定できないからばれないと思ったのか!? バカーーー!!!
せめてレンズがシリコンかガラスなら、もう少しロスも減らせたかも知れないけど、いずれもチープなプラスチックレンズだし。。。
人間不信~っ!!!
もう、海外通販のLED買うの、やめようかな。。。