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懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

紫外線LED:環境チェック

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LEDによるミドリイシ色揚げ実験開始を宣言してから3日が経ちました。

しかし。。。ミドリイシC.がいまいちなのは変わらず。。。
なんか益々渇虫藻が抜けて色が透けてきました(汗)
とは言え、相変わらずポリプが全く出ないので、これをパステル化と喜んでる場合じゃありません(苦笑)
恐らく光障害による後遺症が長引いてるんだろうなぁ。。。
と言うのが今んとこの推測です。

で、仕方が無いので重い腰を上げて照明アームを更に引き上げ、ランプ水面間を25cmに離しました。とは言え、新筐体のLeDio7 AquaUVは現行のLeDio7より3cmも長いため、実質このUVランプだけ水面間22cmです(汗)。でも約7,000lxまで照度を下げられました。て言うか、まだこれでも眩しすぎるよねぇ。。。LEDのスペックを恨みます(曝)
なので、更にこのUVランプの角度を少しずらし、ミドリイシC.に直に当たらないように調整しました。とにかく早く持ち直して欲しいところです。

さて、それはそうと、久しぶりにミドリイシなんて入れたのは良いけど、このまま放置進行と言う訳にはいきません。やはりそれなりの水質管理が必要になります。

それで、またまた試薬の追加です。購入はやどかり屋にて。

左からカルシウム、KH、pH試薬

左からカルシウム試薬、KH試薬、pH試薬です。pHは簡単なペーパータイプ。
うーん。。。まるでアクアリストみたい。OB撤回か?(笑)
ただのヤドカリ水槽が、今や試薬を取り揃えたミドリイシ水槽に進化しつつあります。
まさかこんなことになろうとは、半年前は夢にも思わなかったさっ。ふっ。
え? こんなんでミドリイシ水槽語るなって?
こまけーこたーいーんだよ!(←最近覚えた)

という事で、まるで在りし日の気まま日誌の再来です。

きょうもいつものようにカルシュームと・・・

あ。間違えた。それはアキリンのベルリン日記(笑)
またゲーム復帰したらしいけど。。。笑

ところで自分の当時の口調ってどんなんだっけ。。。
ま、どーでも良いわのよ。
あ。これだ(笑)

バカはこれくらいにして、各試薬の測定結果です。

水質検査 比重 pH NO3 PO4 Ca KH
測定値 1.0235 7.8 0ppm 0ppm 420ppm 13dKH

ちょっと待って。なんでKHが10以上もあんのさ!?
確かに重炭酸を消費するような生体がいなかったけど、それでもいいとこ8くらいだろうと思ってたのに、なんで13もあんねん。下げなあかんやんか。。。
カルクワッサーじゃKHが下がるからと思ってわざわざ秘密兵器まで用意したのに、当面不要になっちゃったじゃないのよさ!

CO2添加キット

コレは何?
はい。水草用CO2添加キットです♪
何に使うの?
はい。カルシウムリアクターに使います。
本体は?
はい。水槽の底砂に直接添加して、水槽自体をリアクターにしようかと♪
そんなことできるの?
さあ。。。試したこと無いので(曝)

ちなみに本当にそんなんでリアクター的効果が得られるのか、もし実際に試した方がいらしたら教えてください。理屈では可能だと思ってるのですが。。。

という訳で、これの検証はまた後日。

まずは、カルシウムもそこそこあったし、硝酸もリンも相変わらずゼロだし、しばらくはこれでミドリイシには問題無さそうです。早く育ってKH消費してくれぇぇぇ。
あ、pHが低いのは多分ここ最近使い出した石油ストーブのせいだと思うので無問題です。

あ、あと昨日から遂に雪が降り出し、気温もめちゃんこ下がってきたので、見た目は悪いけどオートヒーターを水槽に投入しました。さすがに今までのシートヒーターじゃ追いつかなくなったので(汗)
さっきまで22℃だった水温が、今は25℃になりました。5L水槽は楽だなおい♪

ところで、皆さんの中には、僕みたいに5L程度の水量で硝酸・リン共にゼロを維持できてるナチュラルの方はおられますか?
もしおられましたら色々と意見交換がしたいので、お気軽にメールでもくださいませ。
info@1023world.net まで。

そうそう。
昨日のクリスマスプレゼント告知にて、早くも定員がオーバーしております(曝)
ま、この記事のアップによって、ある程度はATフィールドとなるでしよう(笑)
この記事以前に気づかれた方、ラッキーでしたね♪
こんなOBのブログでもお役に立てたら幸いです。

ちなみにLeDio15は倍率11倍(笑)、UVとブルーは1.3倍、レッドはまだ0.5倍です。
レッド狙い目♪(笑)

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紫外線LED:実験開始

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今回の輸送ミスで、あまり芳しくなかったテスト用ミドリイシ片の状態がおよそ持ち直したようなので、本日から実験開始といきますよ。

紫外線LEDの実験水槽

使用するLEDランプは、

  1. ミドリイシA
    volxjapan GrassyLeDio3 UV (サンプル)
    volxjapan GrassyLeDio7 PearlWhite (拡散60°レンズ換装品)
  2. ミドリイシB
    東芝 LEL-AW6N/2 改アクアブルー
  3. ミドリイシC
    volxjapan GrassyLeDio7+ Aqua400UV (サンプル)

使用するミドリイシは、先日大阪でだにやんから頂いたもの。小さな欠片と大きな欠片。
尚、画像左端に見える白い枝は、もうひとつあったスギノキ片の亡骸です。。。

さて、記念すべき実験開始当日の各ミドリイシの状態を記録しておきます。

紫外線実験の対象ミドリイシ

左の列が実験で照射している各光環境下での画像、右の列は消灯後にパナソニックの新LED電球LDA7D-A1を水面ギリギリに配置して撮影したものです。やはりこんなに至近距離で照らしても、集光レンズが無いと暗いですね。。。
で、なぜ2パターンの光条件で撮影しているのかは、各自で考察してみてくださいね(笑)

ちなみに、ミドリイシAとBが持ち直したと判断したのは、夜間かすかにポリプを出すようになったから。まずは一安心。でも、欠片サイズの不調個体が持ち直すって、ホントに宝くじみたいな感じです(汗)

一方、ミドリイシCは実はまだ本調子ではありません。ポリプがまだ出てきませんし、それどころか日に日に色が薄くなってきました。良く言えばパステル化、しかし実態は白化か・・・。とは言え、先端にピンクが乗り始めたようにも見えるので、実は進行が楽しみだったり(笑)

さて、どうなるでしょうか。今後も引き続きご報告していきます。

また、特別モニタの各プレイヤー宛てに送ったUVブレンドLEDもそれぞれ到着したようなので、そちらのモニタも楽しみです。しばらくは注意深くあちこちのサイトを歩き回ってみてください(笑)

さて、嬉しいお知らせです。
今年のクリスマスには、皆さんにサンタさんからプレゼントが届くかも!?
うーん。。。サンタに扮するのは10年ぶりだね(笑)
詳細は後日♪

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紫外線LED:渇虫藻

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本日はじらさずに二投目いきますね(笑)
今朝に引き続き、訃報からのリプレイです。

スギノキの亡骸

ガーン!!!
ハッカー来襲です!(懐かしいな)

正直、ミドリイシって難しいなぁ~なんて(^^;
過去のスキルがまるで生かされてないっ!
え? 飼ってましたよ。失礼なっ(笑)
ちょっと引き出しが硬くなってるだけ♪

で、斃死に至る経緯は、

  1. 大阪から帰還後、ライブロチェックバケツに浮かべたまま、正味3日間袋のままで放置
    この時点で、酸欠&光耐性低下か?
  2. いきなりLeDio7パールホワイトを15cm(約16,000lx)で照射
    調子こいてLeDio3 UVも15cm(約1.9mW/cm2)で照射
  3. 翌日、光障害に気づきUV中止、LeDio7を20cmに設定変更
  4. しかし、すべてのポリプの上面(光の当たる面)に白化の進行が見られる
    とは言え、構造上、照明アームをこれ以上高く伸ばせない(汗)
    なので、角度を少し外して様子を見るも、ポリプは萎縮したまま。。。
  5. 12/10、突然一気に白化。と言うか、まさにRTNの如く共肉剥離にて終了

やはり、衰弱個体に対する光の順応ケアが至らなかったことが原因と思われます。
通常の輸送でも光の耐性回復までは緩やかな光量の調整が理想的ですが、普通に一夜程度の日照範囲で許容される輸送時間なら、さほどの問題にはなりません。しかし今回はあまりに放置が長すぎました。しかもそこまでいくと極度の酸欠も懸念されますし、光合成回路にも支障をきたします。そこへいきなり強力な光を当てた訳ですから、衰弱による免疫の低下も相まって、光合成障害、活性酸素障害、光合成色素の破壊、何らかの感染症など、もう何がどう絡んだか判らないくらいの原因が推測されます。UVも初日だけとは言え、これらの障害を進行させる方向で働いたのは間違いないでしょう。

僕のバカーっ!!!

そこで一句。

紫外線、日焼けのあとの、 白い肌。

バカバカー!!!

さて、今朝の予告について。
このスギノキの死を無駄にしない「ある作業」とはなんでしょう?
それは、渇虫藻を顕鏡すること♪
そう言えば、今まで見る機会なかったなぁ。。。と思って。

で、VMワラワラ実験以来の久しぶりの顕鏡結果です。

共肉内の渇虫藻

意外と粒が大きかった。。。恐らく約20μm前後はあります。茶色い丸いの。
この写真は共肉内の細胞群の様子で、渇虫藻よりも小さな綺麗な粒々もたくさん見えますが、これらには一切の動きはありません。渇虫藻って動かないのか。。。つまんない。

共肉から排出された渇虫藻

こちらは共肉から流出してしまった渇虫藻やその他の細胞です。
なんか顕鏡してるうちにだんだん色が変わってきたような・・・?
先日、顕微鏡の電球をLEDに改造して光量アップしたので、なんか反応してんのかな?

それよりも面白い動画が撮れました。
今回の顕鏡も従来どおりの方法で、普通にスライドガラスへ細胞片を乗せ、カバーガラスを当てただけのものですが、共肉の収縮あるいはカバーガラスの圧迫による影響か、見ているとスライドガラス内にみるみる対流が発生し、すべての細胞がせわしなく動いて見えるのです。
いや、実際に動いているものも居るのですが、それらは恐らくサンゴ由来ではなく、さしづめ斃死した共肉に群がってきたピコピコ群と思われます。だって共肉の中にはピコピコいなかったもの。。。

いまさらながら、ちょっと感動。。。
しかも、なぜか見てるうちにカバーガラスの中に気泡も発生してきました。
まさか渇虫藻の光合成によって酸素が発生してたのかしら?
もしそうなら非常に面白いです。よね?(笑)

また、茶色いのは渇虫藻と察しがつくけど、更に小さくて綺麗な粒子は一体何でしょう?
スギノキ自身が持つ蛍光色素なのか、はたまたこれが例のMAAsと関係があるのか?

ちなみに、この顕鏡で少しでも原因が判れば、と思っていたのですが、サッパリでした(笑)
少なくとも、共肉内部に進入していそうな暴れん坊は何も見つかりませんでした。
一方、共肉の表面には1~5μm前後のピコピコが走り回ってましたが、恐らく共肉の損傷を嗅ぎ付けた細菌か鞭毛虫の類だろうと考えてます。
やはり、光障害による自滅的斃死だったのでしょうか。。。
あるいは、この倍率でも見えないようなもっと小さな怪獣でもいたのかなぁ。。。

て言うか、健常なミドリイシの渇虫藻も一度見てみるべきですね。
それで何か違いがあれば、今回の斃死の原因も何か糸口が見えてくるかも?
そのためには、まずは残りの枝たちを早く元気にしなければっ(汗)
ま、仮に僕が転けたら、最悪は特別モニタの方々に託します♪

あ。そうそう。
今回のUV-LEDランプの特別モニタ用の初号機隊が、今朝到着しました♪
で、すぐさま発送も完了しました。
が、本日は土曜日で近所の郵便局が閉まってたので、大きな郵便局までハイキング(笑)
たまにはお外の空気も良いですねぇ(^^;

では、今後の各プレイヤーのモニタ記事もお楽しみに♪
誰に送ったのかな~?
さっき電話したら、みんな東京にいました。良いなぁ。。。
僕は今日も凛々しく自宅警備員です♪

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