さ、続いて本命記事です。
昨日12/20、ケントパパからミドリイシ色揚げ実験用の応援部隊が到着しました♪
ケントパパ、ありがとうございました!
ケントパパには、
「色揚げの比較がしたいので、同一個体の枝を何本かくだちいな♪」
と、お願いしてありました。
そして、その希望通り、同じミドリイシからの枝が4本贈られてきました!!!
やった~♪
で、ワクワクして開封すると・・・!?
なんじゃこりゃ~!!!
なんと!
既に色揚げが完成してますやんかっ(曝)
こりゃ、色落ち実験になりそうだ(^^;
それにしても、こんな色彩のミドリイシは飼ったことないです。。。
さすがケントパパ、良い技術持ってるなぁ。。。尊敬します!
ところで、この子は一体どんな波長を好むのやら?
フィコビリン系の青や赤の色素が優位に立って発現している色彩ならば、オレンジ帯域とグリーン~イエロー帯域、あと紫外線少々、てとこかしら。
但し、今使ってるランプの特性上、ブルー帯域によりカロテノイド色素にも有効に働いて褐色化する可能性は否めないけど、ピークはUV寄りなのでカロテノイドのグリーン寄りのピークは外しているような気もする。また、照度を上げて光強度を上げていけば、渇虫藻濃度を抑え、他の色素が優位になる可能性が高い。
また、レッド帯域を抑えているから、とりあえずクロロフィルは抑制方向になるので、不用意に緑色が乗ることは無いだろう。
よって、現在の各ランプの色温度環境的には、この色味は維持できるだろう、と言うのが現時点での予想です。あとは照度の問題。。。如何に渇虫藻を抑え、他の色素を優位に持っていくか、という感じです。
ま、色素については、また後日まとめます。
続いて水槽への収容ですが、これらの枝を直接砂に置くと細菌の侵食や感染症など色々と不味いことになる危惧があるので、いつものようにライブロック片に固定してから、それを砂の上に並べます。
今回はアロンアルファで接着しましたが、もちろん水中パテでもOKです。アロンアルファの場合は、なるべくミドリイシの共肉には溶剤を付けないよう、骨格と石を接着するようにします。
実験用ランプは3灯なので、余った一本は別の実験に使います(汗)
これはまた後日。
あ。ちなみにうちの水槽は水深が浅く、貰ったままでは水面から顔出しちゃうので、いずれも根っこを1cmほどカットさせていただきました(汗)
さて、昨日は消灯後の収容となり撮影が出来なかったので、本日の午後、照明点灯時に収容状況を撮影しました。現時点でのミドリイシ色揚げ実験水槽は、こんな感じになりました♪
今まで以上にゆっくり光慣らしをさせるべく、前回ご報告した通り、照明高さは22~25cmへと変更してあります(今までは最初15cm、次に20cmでした)。とは言え、だにやんミドリイシC.は未だポリプ出さず、どんどん色が抜けて薄くなってます(汗)
一方、だにA.とB.は、ようやく日中でも微かなポリプを見せるようになってきました♪
だにA.にあった傷口も、少しずつ共肉が盛り始めています♪
但し、色は茶色いまま。。。
さて、今回のケントパパミドリイシは、やはり光慣らしのため、現在の各だにやんミドリイシの隙間に配置し、ランプ直下は避けています。しばらくはこんな感じで監視して、いずれ直下に移動させていこうと思います。ま、ケントパパ亭でも、かなりの至近距離でSCがガンガン当たっていたそうですから、強光下での光強度耐性はかなり強そうです。あとは輸送ストレスから早く回復してもらうだけです。
ちなみに、ケントパパD.だけは直下にしましたが、これは、だにC.の容態が芳しくないので一旦右に退避させ、そこへ代わりに配置してみた、という訳です。
さて、どうなるかしらん。
あ。そうそう。
今回、ケントパパからは沖縄くんも里帰りしましたよ♪
おおおお!!!
聞くところによると、ホルソー氏→かしやん氏→ケントパパ氏、と受け継がれてきた個体だそうです。ただ、僕の当時の配布リストにはホルソー氏の名前が見当たらない(記憶も怪しい)ので、更に以前に何名かのアクアリストを経てきた可能性もありますね。
うーん。恐ろしい。。。最初の母体から、既に12年が経過しています(笑)
長年に渡り、何世代も受け継がれているミドリイシには、他にも湯島ミドリイシやハゲコモンなども有名です。これについては、最近ではPOEさんが書いてるので、興味があればご覧ください。
とりあえず、ケントパパミドリイシも早く回復して、ポリプを開くようになって欲しいところです。なんせ、到着時の水温は15℃でしたから(汗)。大雪警報中なので仕方ないんだけど。 でも、だにミドリイシの時よりは、状態はかなり良さそうです♪
引き続き、レポートしていきます。