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UV搭載ヤフオク24W問題

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♪予告どおりに、別ーれの日は、僕らの上にやってきーてー
懐かしいのは爆風スランプ。

じゃなくて、予告どおりに今回のネタは、UV搭載型ヤフオク24Wについて、様々な問題点を突付いていきます。ユーザーの方は、是非知っておいてくださいね。知っていれば、いくつかの事故は未然に防げますから。

UV素子の寿命問題

まず、先日大手術を終えたクリスタルエリートUVリゾートから摘出されたノーブランドLED素子を見てみましょう。

クリスタルエリートUVリゾートから摘出されたノーブランドLED素子

このランプは一日約6時間点灯で8ヶ月間、計1400時間程度使用したものでした。それで既にUV素子がこれだけ焦げているところを見ると、実際の劣化はもっと早い段階から現れたと思われます。幸い、火は出なかったようですが、プラスチックが焦げる温度ですから、火が出ても不思議ではありません。これがもし留守中だったら。。。わなわな。。。ま、火が出る前にチップが逝ってくれたら助かりますけど、こればかりは何とも言えません。。。

焦げちゃったUV素子・・・

とは言え、クリスタルアクア公式サイトの各商品ページでは、定格寿命が40,000時間と記されています。

クリスタルアクア公式サイトキャプチャー1

あ、間違った。こっちだった。

クリスタルアクア公式サイトキャプチャー2

しかし、今回のケースだと、40,000時間あれば軽く40回はこんがり逝けそうです。

ちなみにこの状態で発光させると、こんな配光になります。

焦げたUV素子の配光

もはや前方への成分は皆無で、すべてのUVは横に流れています。
そしてこれが、・・・次のステップへと大きく拍車を掛けるのです。。。

UVの横漏れ問題

これについては、先日も関連記事を投稿しています。

しかしこれは、クリスタルエリートだけの問題ではなく、同一の筐体を使用しているグランクリエイトギガレックス等にも言える問題です。

クリスタルエリートの光漏洩問題

そしてこのUV漏れの危険レベルは、UV素子がこんがりと逝けば逝くほど、顕著になります。なぜなら、素子のレンズ表面が焦げて行き場を失ったUVが、それこそ横方向にジャジャ漏れになるからです。これを、こんがりジャジャ漏れ悪循環と命名します。
しかも、そこへUV素子の配列条件が加わると、より深刻になります。

ヤフオク各社のUV搭載型24WのUVパターン

クリスタルエリートはUV素子が外側に配置されているため、今回のようにUV漏れレベルがより顕著になるのでしょう。そういう意味では、ギガレックスはまだマシな方かもしれません。
しかし・・・怖いのはグランクリエイトです。最小構成でさえUV素子を4発も積んでいますが、なんとビックリ!? 公式サイトを見ると12素子全てがUVのバージョンもあるようです!? こ・これは緊急避難勧告を宣言します! すぐにランプを持って眼科へ走ってください。そして専門の医師の診断を受け、使用に当たり適切な指導を受けてください。ついでに医師の判断の元、必要であれば警察へ通報してもらってください。危険物に認定されれば行政も動くでしょう。

さすがに網膜をやってしまったら気づかないはずがありませんが、実は飛蚊症など生活に支障のない程度の発症であれば、まさかランプから漏れる紫外線が原因だとは気づいていない可能性もありえない話ではありません。備えあれば憂いなし。石橋を叩き壊して渡れなくなろうとも、事故が起こってから後悔するよりマシです。だから僕も大げさなくらい警鐘を鳴らすのです。そう、販売元が医学的に検査・検証の末、安全宣言するまでは、ね。

考案者の悲痛な叫び (おまけ)

どうしてUVを搭載する前に一言相談してこなかったかなぁ?
普通は考案者にノウハウや指示を仰ぐもんでしょう?
適当な筐体にただUVを載せてる訳じゃないんだよ?
まあ、事前に相談する器量がある人は、そもそも無断で模倣はしないだろうけど。。。
既製品を組み合わせただけって考えてるかも知れないけど、よく思い出してご覧なさい。それまでは「LEDは紫外線ゼロ♪」って謳ってたのを、手のひらを返したように「サンゴの色揚げ♪」って言い出したんだからね?
UVはこれから絶対に標準になる、かと言ってどこもお金のない業界、だから他社が自由に参入できるように、ボルクスにパテント(特許・実用新案)取るの諦めるように頼み込んだのが馬鹿みたいやん。どんだけ説得したと思てんねん。。。
どんだけ損失出た思てんねん・・・とはボルクスは言わないけど、次に何か作って特許言われたら、もう僕は何も言えません。。。
結局、業界のモラルを当たり前に期待していた僕が甘かったということだけどね。。。
まあ、現役から離れてもう10年だもんね。アクア業界も変わっていくのでしょう。。。
僕の希望の未来だったUV。。。ちょっと計算違いが多かったみたい。。。
せっかく安く買ってもらう事に成功したのに、それが可笑しな爆弾付きでごめんなさい。

ロット違いでのちゃんぽん問題

先日、せっかくヤフオク24Wは比較的明るめの素子を使ってるやん♪て褒めたのに、やっぱりロットによって使ってる素子はコロコロ変わってるようです。

ロット違いによるノーブランドLED素子の違い

まあ、なんとなく想像はしてましたけど。。。
もしこれで、「常に明るい素子を模索して改良しているからです」なんて言おうもんなら、最近のロット買い占めてまた片っ端から素子ひん剥いてやりますから♪

本家UV搭載LEDランプの例 (おまけ)

僕が1年以上使用しているLeDio 9 UV3モデルの、初期ロットの現在の状態です。

LeDio 9のUV素子の状態

朝6時から夕方6時まで12時間使用して1年チョイ経つので、もうすぐ5000時間が経過しますが、ご覧の通り焦げてません。良かったぁ~(苦笑)
しかも空調の無い部屋での使用で、大抵部屋は暑いです(曝)。まさに耐久試験♪

どこの素子なんだろう~?
なんていう型番なんだろう~?
どこのチップなんだろう~?

教えな~い♪
これはボルクスの研究と努力とこだわりの末の賜物ですから、すぐに模倣する人たちには簡単には教えられないのだぁ~♪
で言うか、あまり詳しいことは僕も知らんのだけど(曝)
あ、UV素子以外はCreeですけどね♪

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中華第二期LEDランプ大解剖:ちゃんぽん

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前回のビーム角のダメだしに続いて、今回は少し軽いジャブになりますが、LED素子のちゃんぽんについてお届けします。

素子の管理ができていないことを伺わせる、チップのちゃんぽん

たまたまギガレックスの27W型の方に、45milサイズチップ40milチップ(milはinchの1/1000)が混在した青LEDが使われていました。もちろん双方とも同じ青色LEDとしての搭載です。青LED6ヶのうち、5ヶは45milなのですが、何故か1ヶだけが40milだったのです。なにこれ。。。

通常、チップサイズは30mil、35mil、40mil、45mil・・・と大きくなるにしたがって、光量も増えていきます。厳密には更にその中で光量差がランク分けされていく訳ですが、まずはチップサイズが光量を大まかに決定します。
なので、普通に考えれば、この製造元では複数の型のLED素子が区別無く混在していて、型違いをきちんと管理していない可能性を疑ってしまいます。

あるいは異なるチップサイズを混在させた上で、それらが入り乱れての光量を優先としたランク分けなんてあるの? いやいや、いくらなんでもランク分けがチップサイズを超越することは無いでしょ? メーカーが異なるならいざ知らず、同じメーカーのチップだし。。。

ちなみに36W型の方は、小さい40milチップで統一されていました。・・・それもまた不可解ですけど(苦笑)。36Wを暗く、27Wを明るくしたい、、、みたいな?(汗)

そこで、明るさを算定する簡単な比率計算をしてみましょう。

ギガレックスに採用されているSiBDILED素子のデータシートによれば、白(ディライト)の最高ランクは120lm、青(ロイヤルブルー)は320mW(スペクトル換算でおよそ14lm)、これで27Wと36Wそれぞれの光束合計を見てみると、27Wは510.6lm、36Wは924.6lmとなります(1W駆動時の値に1.5W駆動分の1.15を掛けたもの)

この時の光束比率は、27W:36W = 510.6:924.6 = 0.551 です。
36Wの方が27Wよりも1.81倍光束が大きい計算です。

続いて、前回のビーム角篇で判ったそれぞれのスッピンの照度を比べてみましょう。

27Wのスッピン照度が3,688lx/30cm。
36Wのスッピン照度が4,770lx/30cm。

3,688:4,770 = 0.771

あり? 照度で見た27Wの明るさが、理論上の光束比で見た明るさより、1.4倍明るくなりましたよ?(笑)

明るいチップ(大きなチップ)使っとるからやぁぁぁ~♪

to be continue…

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中華第二期LEDランプ大解剖:表彰

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厳密には第4期、第5期、、、一体何期になるのか判りませんが、恐らく飛躍的普及と知名度から見て、昨年から世間をお騒がせしているヤフオク24Wが中華第一期と見るのが妥当かな、と言うことで、今回は最近出回っている中華36W型と27W型を大特集♪
で、あまりに書くことが多いので、数回に分けてお届けします。

まずは表彰から。

恐らく物は同じであろう海水館のリーフパワーLEDと、B.R.Sのギガレックス
その後者のランプが今回入手できた。

遂にきました、中華2期LEDランプ、2タイプ

まずは気になるLED素子を調べてみました。

中華2期LEDの素子確認とチップ確認

おおお!!!
ホンマにSemiLEDsチップを使った、しかも前回予告したとおりSiBDI社のP2シリーズのLED素子が乗っていたぁぁぁっ!!!
と言うことは、これは必然的に海水館にも当てはまるのだろう。。。
政田さん、先日は大変失礼しました。心よりお詫び申し上げます。

そうか。。。昨年のこともあって、販売元も敢えて表記は避けているようだけど、今回の中華第二期LEDランプに関しては、、偽装も無くバッチリ本物が載っているようです。これは我々消費者にとっても大変良い傾向ですね♪

まずは、これを表彰し、讃えたいと思います!
海水館、B.R.S、おめでとうございます。良い商材を見つけられました。
これからも一層の努力に期待します。

表彰ここまで。

あとは。。。ダメだしてんこ盛りです。。。
最後は。。。エライ事になります。。。

to be continue…

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