まだ身体能力が高かった若かりし頃、それでも持久力を要する運動は当時から大の苦手だった。キロ単位で走ったことも、恐らく数えるほども無いだろう。だって、そういう時に限ってうまく風邪をひくんだもの。
要するに、そういう辛いことから、とにかく避けるように生きてきたのだ。
僕は自分を甘やかす天才だったと、つくづく思う。
だって、そんな辛いことを続けても、何の見返りも無いんだもの。
持って生まれた才能だけで、好きなことだけやって生きていくのだ。
「継続は力なり」というのが、一番信じられない言葉だった。
そして、気がつけば40歳。
瞬発力だけが支えだった自慢の筋肉も衰え、逆にボコボコとセルライトをまとうなど、誰が予想しただろう。生涯アバラマッスルな僕の家系では、前代未聞の体型となってしまった。所詮凡人だったということに、いまさら気づくのが遅かった。
極めつけは喘息。
たばこをやめてもいまいち改善の兆しが見えてこない。
むしろ酷くなってきたようにも感じる今日この頃。
喫煙で肺活量が落ちたのか、運動不足で心肺能力が落ちたのか。
とにかくこのままでは、いずれ生命活動にも支障が出るだろう。
自分改革。
と言うことで始めたジョギング。
40年間で初めての試みだ。
40年間で一番ありえなかったことだ。
そしたら、40年間嫌いだったあの言葉が、今更ながら説得力を帯びてきた。
まさか。。。そんなことが。。。本当に。。。
最近では定番になったジョギングコース。
約2.5kmを往復すると、ちょうど5kmになる。
笑われるかも知れないが、最近ようやくこれを受け入れることができるようになった。
そして遂に、片道だけだがノンストップで走れるようになった♪
最初は早歩きと変わらないタイムだったが、少しずつ縮め、実は今日初めて時速7km台を達成した。すこぶる興奮した。40のポンポコリン、川原で汗だくでケタケタ笑うの図だ。
どうやら、継続が力になってるっぽいです。
前回、いつか海まで!と夢を綴ったけど、実は先日の日曜日、時間もあったので挑戦してみた。かなり大変だった。走ったのは全体の1割にも満たない。走り続けるなんて絶対無理。それどころか、歩いてさえも途中で足の裏にまめが出来て、もう一時はどうなることかと思った。まだまだ僕には早すぎると痛感した。もっと継続の力を蓄えないと、挑戦することすらおこがましいと、本気で思った。
ただ、それでも海に着くと、最高の達成感だった。
ケタケタ笑った。
膝もカクカク笑ってた。
そしていつか、今度こそは、ここまで走って来てやるんだぜ!
継続の力、信じ始めた40の春。
で、帰りは半ベソの40歳。。。
高速の向こうがすぐ海のような錯覚があったが、実は中間地点に過ぎなかった。。。
金沢のシンボル・・・?
うぅ。。。海ぃぃぃ♪
通しで10000歩は初体験♪
でも、帰宅したら自宅前の自販機でスポーツドリンクを買おうと思って持ってきた150円を、誘惑に負けて海で使ってしまった(汗)
雨の3日間だけお休みした。