現LED環境に移行する前の、スポットLEDメインの環境では、残念ながらほとんどの実験ミドリイシが死滅してしまいました。とは言え、原因の多くは僕の管理不足から来るもので、LED自体に潜む要因はさほど多くはありません。現在ではコントラスト問題もほぼ解決し、光量や面積、UVも強化されています。管理面でも換水サイクルを増やしたり、毎日のカルクワッサーを欠かさないように注意しています。少なくともこれでエダコモンについては体感的に70点はクリアできているように感じています。それに比べると、つくづく旧LED環境は赤点だったのだろうと反省しています。。。
もし今の環境だったら、死滅して行ったミドリイシも少しは適応できたかしら?
と言うわけで、一度は死滅したと思われただにミドリイシとケントパパミドリイシの忘れ形見をご紹介します。
だにミドリイシの生き残った部位については過去にも何度か書きましたけど、あれからも着実に共肉が巻いてきています。僅か数粒のポリプから、よくぞここまで増えてくれました♪
但し、ポリプの開きは相変わらず悪いです。ま、元々の母体自体も初めからポリプの出は悪かったので、それに比べたらまだマシかな。。。
それにしても、現在の環境で生き残り、そこから成長している訳ですから、少しくらい適応した表情を見せてくれても良さそうなものなのに、本当に渋々生きてる感じです。この子にとっては現在の環境も50点なのかも知れません。可笑しいなぁ。。。
こちらは最近発見しました。てっきり溶けたと思って横に寝かせて放置していた株の一点から、新たに共肉が巻き始めていました。なんと言う生命力。とは言え、こちらもポリプはほとんど出してません。肌の質感も悪いですね。辛うじて利用可能な波長を見つけたのか、はたまた自分の適応力を少しシフトしたのか。やはり50点どまりなのでしょう。やっぱ可笑しいなぁ。。。
これまでにも多くの先駆者たちからLED環境下でのサンゴの反応や結果が出されています。多くは、思うように色が揚がらない、生体(種・個体差)を選ぶ、拒否反応を示す、部分白化する、溶けてしまう、と言ったネガティブな内容ばかりが目立っているように感じます。しかし一方で、特定のサンゴには非常に有効であるという結果が出ていることも確か。
この差はなんでしょう?
照明が特定の生体に合わないという事例は、これまでにメタハラや蛍光灯でも多数挙げられています。LEDの場合はそれがもっと顕著であるようです。元々の生育環境や種族を揃えても尚、極端な差が見られます。
いやぁ、難しいですねっ!
これをヒントに各社は頑張ってくださいっ!
上で紹介した生き残りミドリイシや過去の投稿も参考に♪
ところで、バイオペレット実験の方は、昨日最終の水質確認の後、一旦解体しました。近日パート2を再開予定です。流動フィルター部の見直しも予定しています。なんとか脱窒でも結果を出さねばっ!
1. 哲学はなぜ間違うのか? 2010/06/17 23:25
滅亡する社会
キリギリス的なこの社会の人々は、資源を節約したり予備に蓄積したりする気持ちがない