昨年の白浜の海中スペクトル測定に続いて、今回は串本の海中スペクトル測定です。
まず、スペクトロメーターMK350を水深30M対応の防水ケース(iPad用)に入れるのですが、iPhone用だとギリギリ入りません。かと言ってiPad用だとブカブカ。。。汗
この時、ポンプで中の空気を抜きすぎると、潜水時に防水ケースが水圧で潰れて測定ボタンが押しっぱなしになる(汗)ので、敢えて少し空気を入れておくのがミソです(笑)
ちなみにMK350の場合、水中でも画面のタップ操作は可能です。液晶に厚めの保護シートを貼ってるお陰なのかな? スマホ(シャープ)だとタップ不能になるのに。。。汗
でも、この防水ケースの宣伝文句では、iPhoneはOKらしいです。どゆこと?笑
シャープとiPhoneじゃタッチパネルの仕組みが違うのかしら???
次に、防水パック自体の波長ロスも調べておきます。
防水パックのありなしで太陽光を測定した結果がこちら↓です。
幸い390nm以下のロスだけで、それ以上の可視光線の測定には問題ないようです。
あと、水深を見るためのツールとして、僕は素潜り用の安価なダイコンOMER MIK1を使ってますが、水温、水深、潜水時間、日時など必要な情報は一応全部採れるので、これでも十分です。素潜りでのヤドカリ散策にも重宝しますよ♪
写真は、水温27℃、水深4.0M、潜水時間18秒、です。
今は喘息なので、この辺が限界です(汗)
これで、任意の水深で海中スペクトルを測定する準備が整いました。
そして同日、串本にはこのような測定バカが降臨したと言う。。。笑
では、測定結果です。
本当は誰にも見せたくないので、心の綺麗な人にだけ見えるようにしておきます♪笑
あなたは心の綺麗な人ですか? はい♪
これは、波の穏やかなスギノキ畑のポイントで測定した海中スペクトルです。
照度は、水面の波紋によるレンズ効果で増減が激しいので、参考程度に。
ただ、色温度、演色評価数、ピーク波長はそれなりに正確だと思います♪
串本は本州では綺麗な方ですが、とは言え沖縄と比べると透明度はいまいちです。
この日も波が荒く、湾側の透明度はせいぜい5Mでした。
それを踏まえて参考にしてください。
前回の白浜での水深50cmと比べても、かなり黄ばんだスペクトルですね(汗)
この比較したグラフの見方は、白浜の方が透明度が良くUVも青もロスが少ないために左上がりとなり、串本の方は透明度が悪くUVや青のロスが大きいため相対的に青と同等の緑や黄色が分布している、と言う感じです。
ま、この程度の差は海洋の状況でコロコロ変わると思いますが。
と言う訳で、そのうち沖縄でも測定してこようと思います♪
写真提供:だに兄