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LedEnginからUV 365nm 5W LEDエミッタ

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全国のアクアLEDソルジャーの皆様こんにちわ。
本日も戦士の傷を癒す選りすぐりのLEDネタをお届けしますわのよ♪

LedEngin UV Emitter

LedEnginのLZ1シリーズに365nm 5Wエミッタが追加されたってご存知でした?
リリースはちょうど1年前っぽいですが、僕は最近知りました。
しかもMOUSERで通販してると言うので早速ゲットしてみることに♪

MOUSERからFedEx便が到着

さすがMOUSER! 噂に違わぬ超速配送!
なんと、注文から僅か4日で到着!(曝)
しかも送料無料(7,500円以上)ですぜ旦那?
まったく、海外通販の利便性も、ここまで来ると寒気すら覚えます。

さて、まずは軽くスペックから紹介します。

UV-LED nm @700mA (3W) @1000mA (5W)
mW V mW V
LZ1-00U605 365nm 160mW 4.1V 220mW 4.3V
LZ1-00UA05 400nm 460mW 3.9V 590mW 4.1V

ひぃぃい!!!
先日、topledlightから購入したノーブランドのUV素子のスペックと改めて見比べてみると、いくら1W対5Wとは言え、400nmで約3~4倍、365nmで約20~30倍以上の出力差がありますやんか!?
しかも365nmなんて、こっちは5Wで$30強、あっちは1Wでも$30(泣)

ちなみに、ハイパワーUV素子を提供してるメジャーどころと比較してみると、こんな感じ。

Vendor UV-LED nm mW@700mA bin mW
LedEngin, Inc. LZ1-00UA05 400nm 460mW@700mA 410~800
Edison Opto EDEV-SLC1-03 395~410nm 400mW@700mA 170.9~400
HELIO Opto HMHP-E1LU 395~410nm 350mW@350mA 175~435

EdisonもHelioも以前から見ればかなり出力も改善されてきましたが、こうして比較するとLedEnginの方が数段格上のようです。EdisonやHELIOはランクの一番いいところを持ってきて辛うじて400mWレベル、一方LedEnginは下位ランクで既に400mWレベル、あとはランク次第で800mWレベルまで期待できます。これは胸が高鳴りますね♪
しかも、LedEnginの素子はガラスレンズを採用しているため、樹脂製レンズが多くを占める他社製と比較しても、寿命的にもかなり有利です。なんせ相手は紫外線ですから!

とは言え、400nmでおよそ$25と言えば、他社の軽く倍以上のコストとなりますから、いくらメリットが高くても、その費用対効果はとても気になるところでしょう。

しかし、実はこのLedEnginのUV素子の将来性は、なんと言ってもそのサイズにあります。
なんと、Cree XPシリーズPhilips Lumileds Luxeon Rebelと肩を並べる4.4×4.4mmと言う超小型クラスLEDエミッタなのです!
(Cree XP : 3.5×3.5mm / Philips Lumileds Luxeon Rebel : 3×4.5mm
(尚、Edison Federal 3×4.5mmにもUVはあるが、210mW@350mAの1Wのみ)

LedEngin UV LEDのサイズ比較

実は、volxjapanのGrassy LeDioやどかり屋のエリジオン閃光II のような最新型アクアLEDランプに、なんでUV搭載版が無いかと言うと、それは採用されているLED素子がCreeの最新チップのXPシリーズ(XRが一般サイズ、XPが小型サイズ)であるために、そのサイズに見合う高出力UV素子がどこのベンダからも提供されていなかったからです (LeDio 9は普通サイズの素子を採用してるのでEdison等のUV素子が併用可能)
しかし、LedEnginからこのサイズのUV素子がリリースされたことで、今後の最新アクアLEDランプのUV搭載機の実現に光明が差してきました♪
しかも、400nmはもちろんのこと、365nmへの期待感も高まります♪

・・・と思っていたのですが、実際に現物を目にしてみると、これはなかなかの曲者のよう。
微妙なサイズ違いは目をつぶるとしても、一番のネックはそのレンズの異様な大きさ。
ううむ。倍も違うやないか。。。これじゃ一体成型レンズAssyが合わん。。。
てことは、これを搭載するには、素子位置を固定してしまって、その上で専用レンズを作らなあかんと言うことか。だって、素子位置を変えたら、変えた分だけ専用レンズが必要になるから。なんと言ういけず。。。

まずは試しにエリジオンにでも搭載してみようかしらん♪と目論んでいたのですが、ちょっと一筋縄ではいかんようですね。・・・ちょい工夫してみます。

その前に軽くドライブしてみましょうか。
またレビューはのちほど。

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Phosphor light修正、UV大盛り

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先日topledlightから取り寄せた各UV素子をマクロで撮ってみました。

各UVチップ拡大

なにやらどのチップも個性的な線画のようです。何か意味があるのかな?
子供の頃に流行った迷路絵みたい。。。

それと、以前からなんで380nmだけ少し暗く感じるのかなぁ?と疑問でしたが、どうやらチップ自体が他の素子よりもやや小ぶりなので、きっとそれが関係しているのでしょう。

ところで、この紫外線LED素子を贅沢に使ったPhosphor lightを先日紹介しましたが、それを更に以下のように作り変えました。5日ほど前の話だけど。

Phosphor light新回路

RoyalBlueとBlueの出力は据え置きで、UVのみ前回の30mA駆動から一気に200mA駆動に引き上げました。何でかと言うと、30mAではあまりに出力が弱すぎて、蛍光の女神を召還できない気がしたから?
それと、前回の仕様は各素子×2ヶずつ搭載してましたが、どうせ微小ドライブだし勿体無いので、1ヶずつに変更しました。余った素子は随時テストで使います。

ビフォーアフター。

UV大盛りビフォーアフター

UVの出力を上げたので、スギノキブルーの青蛍光+シアン蛍光が強調されました。
画像は少し明るめに調整してますが、目視でもほぼこんな感じです。

で、5日ほど経過した訳ですが、今のところ特に変わりなし。多分。
ただ、最近は昼間よりも夜間の蛍光を観察する方が楽しくなったかも(汗)

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moon light改め、Phosphor light

この記事を含むタグの全記事リスト: 400nm LED 紫外線LED 自作関連 電気系

前回届いた各種UV LED前々回届いたLuxeon Rebelを使って、moon light改めPhosphor light(蛍光体促進ライトの意味で勝手に命名)をこしらえてみました。

太陽光LEDシステム組込用Phosphor light

と言っても、あくまでも常夜灯的に使うため、出力は極限まで下げて使います。
夜間にほんのりとサンゴを照らし、蛍光体をリフレッシュ(?)させ、サンゴを癒しの世界へいざないます。。。まるで壷でも売りそうな勢いです(笑)

太陽光LEDシステムへの装着&点灯具合。

太陽光LEDシステムへPhosphor light装着

水槽を照らした様子。

Phosphor light照射テスト

ロイヤルブルーの濃ゆいブルー、400nmの濃ゆい近紫外線、そして目玉の360nmと380nmのUV-Aがスパイスとなって、より怪しいムードを醸し出します。サンゴもうっとり♪

そして、完成したPhosphor lightの分光スペクトル。

Phosphor lightスペクトル

と言っても、分光器では360nmや380nmはまったく見えません。
そこで、露光時間を長めに取り、更にレベルを極限まで上げてみたら、ようやくバンドが現れました。それを強引に合成したものが上記の画像です。
始めは、360nmと380nmの素子の区別が付かず、逆の可能性も疑ったりしましたが、このスペクトルの確認により、確かに360nmの素子のスペクトルは最も左の短波長側に位置し、380nmは360nmと400nmの間に位置していることが判断できました。よって素子の区別は間違い無さそうです。
また、360nmは360nm~370nmの10nmの帯域幅がありますが、380nmは380nm~385nmと5nmの帯域幅しかなく、それが見た目の明るさやスペクトルのバンド幅にも現れていて、極めて公称スペック通りだなぁと感心しました。

さて、このPhosphor lightは、サンゴの生理にどんな影響を与えるでしょうか。
今後が楽しみです。

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