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懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

MACTE8 光によるサンゴのカラーマネージメント

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MACTE8 講師風景

ぼっちで居残り補習・・・じゃありません(笑)

先日9/27(土)、高崎にある海水プロショップのベッセル恒例のMACTE(Marine Aquarium Conference of TAKASAKI East)の第8回が開催され、恐れ多くもその講師を勤めさせて頂きました。
タイトルは「光によるサンゴのカラーマネージメント」です。
内容はザックリとこんな感じ↓

MACTE8 カンファレンス資料

  1. サンゴ礁の光環境
    • 海中の波長の減衰率
    • 海中スペクトル
    • 月光スペクトル
  2. サンゴの色彩
    • 褐虫藻と光合成色素
    • 蛍光タンパク
    • 色素タンパク
    • 水質か?波長か?
  3. サンゴ飼育LED照明の考察
    • LEDのメリット
    • 推奨されるスペクトル
    • スペクトルシミュレーション
  4. サンゴカラーレポート VOL3
    • グラフの見方
    • サンゴ別スペクトル解説

約20ページの資料と、カラーレポート35ページを解説させて頂きました。
今回で第3弾となるカラーレポートはオージーサンゴ特集です。

サンゴカラーレポートVOL3

予定の2時間を少しオーバーしてしまいましたが、それでもかなり駆け足での説明になってしまい、きちんと説明できたか少々不安です。。。汗

MACTE8 ディスカッション

それにしても、約半数が業界関係者の方とか。。。汗
MACFの方も来られてましたので、次号で紹介などあるかも?

いつか皆さんの街にも?
ご用命は最寄りのホームショップさんまで♪笑

今回ご参加いただいた皆さん、拙い内容でしたが、ご清聴ありがとうございました。
もし不明な点やご質問などあれば遠慮無くメールFBメッセでお尋ねください。
ほとんどお話出来なかった方も、またお気軽に声をかけてください。

最後に、今回このような機会をくださったベッセルの荻野氏に心より感謝いたします。
また、開催準備を進めてくれた同ショップの十川氏、今回の資料印刷や遠征の足となってくれたブルーハーバーの和田氏と膳所氏、取材の準備と進行を努めてくれたコーラルフリークスの鶴田氏と平野氏、併せてお礼申し上げます。
あと、お土産を持参してくれたLSSの岡部氏、MAの円藤氏と江藤氏、歴代講師の青木氏と柏氏も、ご出席ありがとうございました。

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海外遠征:日本帰還

この記事を含むタグの全記事リスト: eco-lamps LED 出張 海外

本日は帰国の日。飛行機でアモイ→香港→大阪です。
あっという間でした。。。しかし、とても大きな収穫でした♪
帰国の13日と、帰宅の14日を一挙にお送りします。

1/9 - リーフLED講座(大阪) ←済み
1/10 - eco-lamps本社(香港) 挨拶 ←済み
1/11 - eco-lamps工場(中国) 視察 ←済み
1/12 - 〃 ←済み
1/13 - 帰国(大阪) ←今日ココ
1/14 - 帰宅

1/13 早朝
早起きののち、ホテルをチェックアウト。
この日もeco-lampsの中国スタッフが車で送迎してくれる。
チャールズ氏はしばらく中国に残るそうで、工場に立ち寄り下車、そしてお別れ。
その後、僕と和田氏はそのままアモイの空港まで送ってもらいました。

1/13 10:30くらいかな
シアメン高崎国際空港到着。
搭乗手続きを経て、なんとか時間はギリギリセーフ。
さらば中国。。。
中国離陸。

1/13 12:30くらいかな
香港国際空港着陸。
ふぅ~。。。
空港内で軽く昼食を。その後、売店でお土産選び。。。
なんだかんだですぐに搭乗時間となる。
さらば香港。。。
香港離陸。

1/13 21:00くらいかな
関西国際空港着陸。
ふぅ~。。。
無事日本に帰ってきたぁぁぁ!

1/13 22:00くらい
大阪のどこかの居酒屋到着。
いつものメンバーがお出迎え♪
久しぶりの日本語にエイジ感激!
そして饒舌に(笑)
この日は近くのホテルに宿泊。

1/9 - リーフLED講座(大阪) ←済み
1/10 - eco-lamps本社(香港) 挨拶 ←済み
1/11 - eco-lamps工場(中国) 視察 ←済み
1/12 - 〃 ←済み
1/13 - 帰国(大阪) ←済み
1/14 - 帰宅 ←今日ココ

1/14 9:00
眠い。。。けど起床。
あああ。。。日本の空のなんと澄んだこと。。。
近いというので、ホテルから歩いてBHへ移動。。。
そして迷子♪
和田氏に拾ってもらい、なんとかBH到着。

とりあえず、試作スポットやフルスペによる水槽写真をチャチャッと撮影♪
まずは、試作スポットのバイオレットとシアンの発色

試作スポットによる水槽の発色

Violetスポット (UV 400nm + BlueViolet 420nm + RoyalBlue 450nm)
450nmにより蛍光グリーンも適度に発色しつつ、UV~420nmによる本命のバイオレット蛍光・ブルー蛍光・シアン蛍光などが余裕で発色。例えば、左下のミドリイシのブルー蛍光に注目。これは非UV搭載機では不可能(白LEDに含まれる微量のUV~420nm域で微かに発色は可能)な芸当です。もう皆さんならこの意味がお判りですね♪

Cyanスポット (RoyalBlue 450nm + Blue 475nm + Cyan 500nm)
450nmや475nmによる蛍光グリーン発色は勿論のこと、シアン500nmによる蛍光オレンジや蛍光レッドも余裕で発色する。但し、写真には該当サンゴは写ってないけど(汗)

もちろん、上記のような目で見て判る蛍光反応以外に、光合成色素の要求波長としての補完にも当然有効であるため、多様な海洋性光合成種を収容するリーフタンクへは、是非照射して欲しいLEDスポットです。現状で、これらの波長が不足しているすべてのLED製品に対して有効となります。
但し、唯一KR93SPフルスペを設置したタンクへの追加は不要です♪笑
バイオレット・スポット、シアン・スポット、各発売をお楽しみに♪

続いて、スーパークール、KR93SPフルスペ、KR93ノーマルによる発色比較

フルスペによる水槽の発色

およそ、見たとおりの色で撮影できていますが、発色の違いが判るでしょうか。。。?
フルスペもノーマルもフルパワーでの撮影のため、スーパークールに比べいずれも青味は強く映っています。例えば、あんなにUV系を多く実装したフルスペより、むしろノーマルの方が青味(紫味)が強く見えているのが判りますか? 何故でしょう? 考えてみてください。

くれぐれも注意して欲しいのは、色味の再現に於いて、鑑賞が優先ならいざ知らず、光合成を優先するなら、決して目視による見た目の色温度に惑わされないことです。LEDライトの調光機能を使って見た目の色温度をいじったところで、それは目の錯覚に過ぎません。青と赤を足してパープルに見えたところで、それはUVの供給にはならないということです。見た目の色温度が15000Kになったからと言って、それは本来の太陽やメタハラの15000K相当の波長が沸いて出る訳ではないのです。
そのことが理解できれば、光合成生物にとっての理想は、人間の目の感覚で作られた色温度よりも、ライトに実装された波長と再現スペクトルありきだということに気づくでしょう。

ストップ! 人災白化!

1/14 13:00
撮影もそこそこに、一刻も早く栗を迎えに行きたい僕は、和田さんに大阪駅まで送ってもらい、何とか自力で切符を買い、そして目的のサンダーバードに乗り込むことに無事成功♪
これは次に繋がる良い経験値になっただろう。もうひとりで来れるよ!!!
ちょっと心に余裕ができたせいか、初めて車内販売の駅弁も買ってみた♪
・・・冷えてて美味しくない。。。

1/14 16:30
金沢駅到着。すぐにタクシーでペットホテルへ。
栗すけぇぇぇ!!!

結局栗は一週間の間、ペットホテルのスタッフさんの誰に慣つくこともなく、そしてケージから出ることもなく、なんとか少しの食欲とトイレだけで凌いだみたい。僕が着いた直後も、僕の問いかけにはあまり反応せず、とにかく早くこの環境から脱したいと言う感じ。。。
自宅に連れ帰り30分。。。ようやく落ち着き、いつもの栗に戻った。良かったぁ。。。
その後、安心してお腹がすいたのか、猫缶とカリカリを2食分、一気に平らげた(笑)

以下、遠征中にペットホテルから届いた写メと、右下は自宅で安心した栗の姿。

ペットホテルからの写メ

ホントはもっとたくさんの写メを貰ったんだけど、実は僕は当初、海外で携帯を使える設定にしてなかったので、最初は全て和田さんの携帯宛に送って貰っていたのです。でも、途中で海外設定の仕方が判ったので、1/12以降は僕の携帯で受信したのでした。
あのね、今時の携帯って、切り替えたらすぐに海外でも使えるように作ってあるんだよ♪
凄いよねぇ~笑

ところで、今回初めてペットホテルというものを利用したんだけど、逐一報告をくれたり、栗のためにありとあらゆる手を尽くしてくれた、その細やかな対応に大満足でした♪
他のペットホテルもこんなにサービスが良いのかしら???
今回お世話になったのは、ペットホテルLaLaLaさん。ありがとございました♪

・・・

で、今日1/20現在。
あれ以来、栗は片時も僕から離れなくなり、毎晩僕の布団の中で寝てます(汗)
今もこれ書いてる僕のひざの上で寝てます・・・笑
そう言えば2年前、貰ったばかりの頃もこうだったっけなぁ。。。懐かしい。。。

ひざでおやすみ。。。

以上、海外遠征篇、おわり

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海外遠征:eco-lamps中国工場、2日目

この記事を含むタグの全記事リスト: eco-lamps LED 出張 海外

本日は中国のeco-lamps製造工場視察2日目です。
昨日はeco-lamps社のLEDメーカーぶりをお披露目しましたが、本日はeco-lamps社の照明メーカーとしての側面を簡単にご紹介します。

1/9 - リーフLED講座(大阪) ←済み
1/10 - eco-lamps本社(香港) 挨拶 ←済み
1/11 - eco-lamps工場(中国) 視察 ←済み
1/12 - 〃 ←今日ココ
1/13 - 帰国(大阪)
1/14 - 帰宅

1/12 8:30
朝、起床してホテルの窓からパチリ。。。

中国のホテルの窓から

雨でも霧でもないのに、空気が霞んでます。。。
中国の空って・・・やばそうです。。。

部屋を出る際、ふとドアの張り紙に目をやると、なにやら見慣れない方言が?

中国のホテルのドアに怪しい日本語が・・・

疎開地するの!!!
この案内に従えば、ホテルが非常時でも安全に疎開地できます。

え? チャールズ氏が起きてこない?
チャールズ氏の部屋からはドア越しにアラームの音が延々と鳴り響いてます。。。
シャワー中なのか、はたまた先にロビーに下りてるのか?
しかし、和田氏とロビーに下りてみるも、チャールズ氏は見つからず。。。
待てど暮らせど、軽く小一時間が過ぎてしまい、諦めて先に朝食を食べに別棟へ。。。

あら。
優雅にモーニングコーヒーを嗜むチャールズ氏発見!笑
感覚?考え方の違い?
ま、とにかく見つかってよかった。。。

その後、中国のスタッフの方がロビーにお迎えに来ました。
さあ、今日も元気に工場見学です♪

1/12 11:00くらいかな?
再びeco-lamps中国工場へ到着。

まず、近日BHが予定している波長補完用スポットランプをシミュレーションするために、手持ちのスポットを用いて光束やスペクトルを計測するデモを見せていただきました。
↓これがその積分球分光システムです。

照明機器の光束・スペクトルを計測する積分球システム

上は、積分球の現物と初対面し、ご満悦のエイジ氏。
この積分球は1.5Mタイプですが、他にもいくつかのサイズがあります。
下は、スペクトル分析中のフローを見つめるスタッフと和田氏。
何しろ丸い積分球を使うため、つい背中も丸くなります。。。

ちなみに、パソコン画面への出力結果表示はこんな風になります。

積分球分光システム結果表示例

画像は例としてKR93SPフルスペの青チャンネル

積分球についての情報はググッていただくとして・・・。

要するに、照明機器を製造するメーカーとしては、照明機器の光量(光束/放射束)やスペクトル分布を知る上で絶対に欠かせない装置が、この積分球分光システムです。
また、これを使えば目的の光量・スペクトルを目指して、何度でもデモ機の仕上がりを煮詰めていくことが可能になります。
逆にこれを持たないメーカーは、作成した製品の光量・スペクトルを知る術もなく、結果的に作成した試作ブレンドをそのまま完成品として流通させるしかありません。勿論、どんなに性能データを求められても、測ってないものは公開しようも無いですから。。。
また、いくらLEDスペクトラで誰でも簡単にスペクトル計算が可能になったとは言え、計算値と実測値には大小さまざまな誤差が生じるため、最終的にはこのようなシステムを用いて現物のスペックを把握し、より磨き上げる必要があります。
しかしこれらは、照明メーカーにとっては、ごく普通の日常的なフローなのです。

それにしても、現在、アクアLED製品や製造メーカーは、一体どのくらいあるのだろう。。。 光量もスペクトルも(採用したLED素子データではなく製品の合計光量とスペクトル)、早く全メーカーが公開できる日が来れば良いなぁ。。。 少なくとも、買ってみないと光量すら判らないなんて、不便なナンセンスは早く根絶したいところです(汗)
これは、製造元であるメーカーに頑張って貰うしかありません。僕には、LEDスペクトラの提供だけで精一杯ですし、さすがに積分球までは用意してあげられません(笑)
また、スペックを偽装することは論外ですが、スペックを伏せたり、酷い時は売り手自身がスペックを把握してないなど、お粗末な業者も多々見受けられるので、彼らには今後どうか精進して欲しいと思います。
そして、製品スペックの開示について、僕も今後もっと強く訴えていこうと思います。

話を戻して、
eco-lamps社の製品シェアは、一般照明が9割、アクア照明が1割だそうです。
しかし、そもそもの分母が大きい上に、最近ではKRシリーズだけでもかなりのオーダーが動いており、今後の体制も踏まえて、最近点灯試験ルームを広くしたそうです。
ちなみに、AcanLightに出荷しているOEM機だけで、毎回○百単位で出て行くとか(汗)

KRシリーズ試験ルーム

左から和田氏、エンジニア、チャールズ社長、チーフ

写真は点灯試験ルームでプログラムのデモンストレーションを見せてもらってる様子。
実は、香港で打ち合わせた際に指摘しておいた問題点なんかを、この時既にひとつの改善例として見せてくれました。そうそう!そんな感じ!!!仕事速ぇぇぇ♪
今後、さらにブラッシュアップして、いずれ製品に本採用されていくことでしょう♪

中国2日目も大満足のエイジでした。

そう言えば、お昼に食べた近くの小さな定食屋さん、美味しかったなぁ。。。
見た目、営業中か準備中かいまいち判らない印象で(汗)、客も僕らだけだったけど、それでもあんな旨い中華料理がゾロゾロ出てくるんだもんなぁ。。。彼らにとってはあくまでも普通の家庭料理なんだろうなぁ。。。

そんなランチのほのぼのとしたひとときに、空気を切り裂くようなチャールズ氏のひとこと。
エージ、ハウ・メニー・ピーポー、ユア・カンパニー?
どうしても泣かせたいのか。。。
メイビー、、、アイム・ユア・スケール、トゥー!
声にできない心の声。。。

さて。今回もマップタイムです。
まず、香港から中国アモイまでの位置関係です。ちょうど台湾の向かい側ですね。

香港と中国アモイの位置関係

そして、アモイの空港からホテルのある泉州までのルートがこちら↓

アモイの空港から泉州のホテルまでのルート

但し、eco-lamps中国工場の場所は、守秘事項につきトップシークレット!?
ではなく、単に道を覚えてないだけ。どこだったのかな。。。途中のどこかだろうけど。。。

ちなみに「酒店」と言うのは酒屋ではなく、中国ではホテルのことを指すようです。
さらに、「酒家」と書くとレストランだそうです。。。
・・・逆の方がしっくり来ない?笑

この日、ペットホテルのスタッフが栗に噛まれたらしい(大汗)
オー・マイ・ガッ。。。

一応つづく

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