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太陽光LED:デモ機の素子仮組み

マリンアクアリウム エイジ 00:09
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ちょっと時間が掛かりましたが、例の太陽光LEDシステム照明のデモ機用のLED素子が一式到着しました。これでまた少し作業が進みます。

ここまでのあらすじ。

太陽光ブレンドLED:僕がLeDio 7や21を改造して、色んな色のLED素子をブレンドして強引に太陽光スペクトルを合成したもの。次項の太陽光LEDシステム照明の製品化を前に、皆さんに手軽に太陽光LEDを試してもらうための試食コーナーだ。ここ2週間だけで、LeDio 21、LeDio 7、エリジオン I 、エリジオン閃光など20台以上を太陽光ブレンドに組み替えてきた。あともう少しパーツがあるので、興味のある方はご依頼ください♪

太陽光LEDシステム照明(デモ機):世界でも唯一の太陽光スペクトルLED素子を贅沢に使って、メタハラ以上の完璧な太陽光スペクトルを実現しようと目論むLEDシステム照明の叩き台。カラー素子をブレンドする訳ではなく単体の白色素子のみでスペクトル全域がカバーされるため、色ムラの心配が皆無で、照射範囲全体に同一のスペクトルが供給可能となる。これが製品化されれば、残念ながら既製品は全て・・・(以下略)

まずは素子の仮組みの様子。

太陽光LEDシステム照明のLED素子仮組みテスト

一部モザイクでごめんね。まだ機密レベルが高いので(曝)
ちなみに、このデモ機には贅沢に3種類の白色LEDを採用しましたが、もし製品化するとしたら素子は一種類になると思うです。もちろん、太陽光LED素子で。

これでギリギリ、目的の2,000lmちょいを達成してます♪
まだフルドライブはしてないけど、7割駆動で仮リフレクタ・仮レンズ込みで軽く20,000lx/30cmオーバーでした♪
一般のLEDと違い、フルフラットスペクトルでの20,000lxの意味は非常に大きいですね。普通のLED製品だったら、仮に倍の40,000lx出ても、大してうれしくないでしょう。。。

ところで、フレネルレンズを使った前面パネルは予想以上に集光効果が大きく、個別レンズだけでも十分なビーム角なので、普通のアクリル板に変更するかも。。。

あと・・・、分厚いアルミ塊にタップ(ネジ穴)を切るのは至難の業ですね。
3mmは何とかなったけど、2mmは・・・人力じゃ無理でした(汗)

お次は、採用した各種LED素子と太陽光との分光スペクトルの比較。

太陽光LEDシステム照明に採用した各種LED素子

やっぱ本命(上から2番目)はいつ見ても惚れ惚れするスペックですなぁ。。。
前述の通り、今回のデモ機にはスペクトル調整用に更に2種類の白色LEDを足していて、それらは単体でも十分に使用に耐えうるスペックですが、さすがに本命の前にはその実力も霞んでしまいます。。。

ちなみに一般のLED製品でのスペクトルは、前回の研究成果報告をご覧ください。
波長の欠落が激しく、太陽光LEDとは比較になりません。

で、計算上の合成スペクトル。配合比率は内緒♪

太陽光LEDシステム照明の合成スペクトル算定値

一見、欠けて見える420nmの帯域も、実は相対値3割以上が確保されているので、光合成にも無問題でしょう。要するに、太陽光そのものです♪

恐らく、大学等の研究設備用途としても十分に使用に耐えるんじゃないかしら。
単に陸生植物等のクロロフィル対象の栽培や収穫が目的なら青と赤でガンガン照らしておけば良いけど、あらゆる光合成色素を対象として太陽光の下で自然に営まれる光合成反応を検証するような用途には不可欠な照明システムとなるでしょう。

要するに、サンゴ等の海洋性光合成種の育成にはもってこいと言う訳です♪
栽培ではなく、自然を目指す水槽ならば。

以上、取り急ぎ途中経過のご報告でした♪
とは言え、太陽光LEDシステム照明の製品化はまだ時間が掛かりそうなので、いち早く太陽光を試したい方は太陽光ブレンドLEDをご依頼くださいまし。

あとは、レンズとドライバ関係の未着分が届くのを待つだけ。
一部は初めて利用した海外の通販だけど、無事に届くかなぁ。。。汗

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