前回の記事では巨大な海藻の撤去をご報告しました。
それも環境改善計画の一環です。
最近、なるべく換水頻度を上げるようにはしてましたが、どうも5Lと言う水量に対しての換水による水質維持には限界があるように思えて仕方ありません。本当に枯渇するものをせっせと補えてるのか、あるいは水質変化と言うストレスをただ増やしているだけなのかと、換水の度、スギノキの尋常じゃないスイーパを見るたびに、しみじみと思います。。。そのくせ光はガンガン与えているので、生体は水質の制限を受けつつも、激しい光合成を促され、厳しいジレンマと闘っているようにも見えます。
10年前の現役当時は、エッセンシャルエレメント、ストロンチウム、モリブデン、アイオダイン(ヨウ素)などを自動添加装置経由で添加していました。でも、実際は水量も200Lほどあったし、換水もたまにしてたし、これらの添加剤の恩恵は実はよく判りませんでした。あるいは無くても大して変わらなかったのかも?
しかし、今はバケツ半分の水量で、しかも最近少しずつ生体も増やしてきてるし、この状況での水質環境の維持は並大抵では無いのかも知れません。そもそも枝1本の飼育が限界なのかも知れんし。。。
やはり、今こそ添加剤に着目すべき時なのか?
で、続きましてのエントリーは、
何が足りないのか知らんけどとにかく何か足すべし!の巻です。
1.023worldさんのスレッド(曝)で、ヨウ素の添加にヨードチンキを使った、とあったので、僕もドラッグストアで見つけて買ってみました。添加量に気をつけないと水槽が薬品臭になるそうだけど(汗)。あと、店内を物色してたら美味しそうなものがあったので一緒に買って来ました。アミノ酸です!だにやんも昔やってたね。
自然界では海中に約0.05ppmのヨウ素が含まれています。一方、このヨードチンキには100ml中3gのヨウ素が含まれているとのこと(中身はヨウ化カリウムとエタノール)
なので、水槽5Lのヨウ素が0.05ppmを超えないよう、しかもある程度の継続的添加に適した微分量を算定して与える必要があります。僕の場合はエタノールのこともあるし、試薬の注射器で0.1mlを10mlの純水で希釈したものを0.1ml与えることにしました。これは、計算が正しければ、一度の添加で海水1Lに対して0.03ppmのヨウ素が上昇する計算になります。でも水槽は5Lなので実際には0.006ppmの上昇です。まあ、無難な量かな?
これを隔日~数日間隔で添加しています。匂いを嗅ぎながら(笑)
次にアミノ酸ですが、実はドラッグストアには似たようなサプリは山ほど売ってて迷いました。でもこのサプリのアミノ酸成分表には、アルギニン、リジン、ヒスチジン、フェニルアラニン、チロシン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、バリン、アラニン、グリシン、プロリン、グルタミン、セリン、スレオニン、アスパラギン、トリプトファン、シスチン、チンチクリン、ポンポコリン等々、僕が聞いたことも無いようなアミノ酸がてんこ盛りだったので、ついムラムラして買ってしまいました(笑)
実はその前にホームセンターの肥料コーナーも物色していたのですが、どうしてもアミノ酸だけの添加剤が見つからず。。。肥料だからどうしても窒素やリンが主役みたい。
で、このアミノ酸は錠剤なので、砕いて水に溶かして添加するのですが、やはりこれにも炭水化物が含まれているので、この炭水化物量を基準として、以前のウォッカとみりんの炭素源添加実験の投与レベル(1ppm)を超えない範囲で添加量を決めることにしました。
具体的には、錠剤10粒3g中の炭水化物量は0.4gとのことなので、砕いた粉末から試薬のスプーンで0.15ml分を取り、それを4mlの水によく溶いて、その水溶液を1ml添加することにしました。・・・計算合ってるのか?(汗)
あとはいつもどおりカルクワッサー、たまに硫酸マグネシウム、硫酸カリウム。。。
まだなんかあったっけ?
あ。そう言えばモリブデンがまだ無いな。
モリブデン。。。どこにそんなものが。。。
ありました!
以前バイオペレット実験で使ってた液体肥料にモリブデンが入ってますやん♪
しかも、亜鉛や銅、鉄、ビタミンB、Cなんかも入ってます。。。じゅる。。。
そのかわり、リンも入ってるけど。。。
ま、いっか♪
で、試しにリンごと入れてみることにしました。
どうせうちはリンはゼロで推移してるので、少しくらい入れても処理できるだろう、と。
実際、ほぼ毎日1滴ずつ添加してますが、今のところリンは検出されてません。ふぅ。
でもこれはあくまでも僕の実験水槽の話なので、皆さんは真似しないように。
改めて復唱。
カルシウム、マグネシウム、カリウム、ヨウ素、アミノ酸、モリブデン、亜鉛、銅、鉄、、、
これでもまだ不服と申すか!!!
不服のようです。。。
スギノキの白化と共肉の剥離は依然止まりません。。。
て言うか、対処が遅かったか。。。
でも、ひとつだけ良い兆候も見られました。
こないだまでは、蛍光グリーンのエダコモンの先端が、照明が強すぎて光障害が出て、ある水深から上はチアローゼ状態でしたが、ここ最近は蛍光色とポリプが正常に発現してきました。まあ、これは照明を離したのが一番の要因だとは思うけど、水質改善も良い方向に働いたのかも知れません。
超丈夫なエダコモンは、やはり環境の良いバロメータになります。
この子でさえ異常が出るようではダメですね。。。反省。
大体、蛍光グリーンのエダコモンの先端がパープルってどう考えても可笑しいもの。。。
しかし、改善策はこれで終わりません。
次回、究極の装置が登場!?