2011年12月、ついにこの日がやってきました!
スーパークール vs KR93SP ガチ対決!!!
この記事を読み終える頃、あなたは果たしてポチらずにいられるでしょうか?
これは決して冗談ではないのです。。。
スーパークール、KR93SP、各馬ゲートイン!
* たまたまデモ機は黒でしたが、一般販売はシルバーのみです
左は往年のロングセラーを爆走中のスーパークール。当時は僕もお世話になりました。
対するは、待ちに待った業界初のフルスペクトルLEDシステムライトKR93SP!
果たしてそのスペックや如何に!?
スペクトルの近似性
まず、昨日も軽く紹介したKR93SPのスペクトルから、自慢の“太陽”の白チャンネルをピックアップしてみましょう。
設計スペクトルの段階ではあまり意識されていなかった“スーパークール色”が、結果的にここまでリアルに再現されてしまいました(笑)。これと言うのも、今回のフルスペ生産に於いては、幾多の様々な問題にぶつかりながらも、それらを絶妙のフェイントで交わし、それどころか巧みにカウンターを合わせるプロの技巧を連打。単に“結果オーライ”では片付けられない偉業を果たし、結果的に大きな成果へと昇華させることができました。
KR93SPの“太陽”の白チャンネルは、まさに超浅場SPSのためのスペクトルです。
ブルーのスギノキ、ピンクのハナヤサイ、、、これまで、スーパークールでサンゴを磨いてきたように、これからはKR93SPで磨けば良いのです♪
しかし、秀逸なのは、何も白チャンネルだけではありません。
それ以上に、“深度”の青チャンネルが、これまたとても秀逸なのです♪
未だかつてLEDでは誰も実現したことの無い、前代未聞の神秘的なブルースペクトル!
「ディープブルー」だけではとても形容しがたい、未知のデプスブルーです。
きっと、LPSの本当の蛍光色をご堪能いただけるでしょう♪
そしてあなたは気づくでしょう。
あっ。このサンゴの発色って、まさにスーパークールそのものじゃん♪ 、と。
色温度の近似性
スペクトルが同じであるなら、当然、色温度も非常に酷似するはずです。
とは言え、KR93SPは異なる光色のLED素子を多灯構成したライトであり、且つサークル部とサイド部で異なるビーム角のレンズを採用しているため、実機ベースで見た場合、なかなか設計どおりのスペクトル分布は得られません。
それらのことも踏まえて、敢えてスーパークールとKR93SP全灯のビーム配色を比較してみましょう。
青チャンネルがある分、KR93SPの方がやや青味がありますが、それでもかなり酷似した色温度であることが判ると思います。いえ、ぶっちゃけ色温度はどうでも良いのです。あくまでも目指すべきはスペクトルであり、色温度なんて結果論に過ぎないのです。決してLEDライトの見た目の色だけで惑わされてはなりません。
ただ、KR93SPほどの秀逸なスペクトルともなると、さすがに他のLED製品とは一線を画すレベルであることが、誰の目にも明らかとなるでしょう。それはかつて、サンゴの成長に有効なUVや420nmの波長成分に最大ピークを持つスーパークールならではの“ギラギラ感”と言われた旨味成分を、なんとついにLEDライトで実現してしまったからです♪
きっとあなたは気づくでしょう。
あっ。この色、まるでスーパークールじゃん♪ 、と。
照度やPPFD(光合成光量子束密度)はどうなのか?
もちろん、光量が確保できて初めて、スペクトルも意味を持ちますよね。
「どうせスペクトルが多少似てるだけで、明るさとか大したことないんだろ?」
そう、今までの流れなら、こうした意見もなかなか抑えられなかったでしょう(笑)
でも、もうそんな野次とはおさらばです♪
いざ、SC vs KR93SP、光量ガチ対決!
スーパークールには新品のマリンブルー散光70°タイプ球を装着し、KR93SPは最小モデルの12インチ50W(LED部42W)を用意しました。消費電力差は軽く3倍オーバーです! これまでのLED製品なら、そもそも比較にならないような異種格闘技戦ですね(汗)
さ、果たしてその結果は・・・?
なんと!?
スペクトルどころか、照度もPPFDもほぼ同じです!
いや、若干、KR93SPの方が勝ってるくらいです!
(両者同時点灯のため、上記の各値は、個別で見た場合の光量とは異なります)
ちなみに、LEDスペクトラでの12インチの計算照度は16,859lx、計算PPFDは468.8μmol・m-2・s-1でしたので、まあ、実機ベース・レンズ効果などを考慮すれば、ほぼ計算どおりと言っても良いでしょう♪
「ふん、どうせ中央のピーク値だけだろ。集光レンズだし当然じゃん。。。」
そうですね。光の分散度合いまでも比較しないと、スーパークールに失礼ですよね。
そこで、PPFDの3Dグラフ比較です。
確かにKR93SPはレンズによる集光効果があるため、スーパークールほどは光は拡散していませんが、これ、そもそも30cmの12インチモデルなので、30cm水槽への照射面積としてはちょうど良いのです。むしろ無駄なく水槽だけを照らすので、だからこそ省エネ50Wでスーパークール150Wを再現できている訳です♪
でも、フルスペってノーマルより暗いんでしょ?と言う疑問の答えは…
ここまで、ざっとレビューしてきましたが、いやぁ~、本当に驚愕の内容でした!
KR93SPフルスペクトルエディションの凄さがお判りいただけたでしょうか?
しかし、よーく考えてみてください。
これ、まだ最小12インチでの話ですよ?笑
12インチでさえ、SPSの成長に十分なPPFDを確保(300~500μmol・m-2・s-1)していますから、これが18インチ、24インチ、、、となると、それはそれは脅威の大光量です。
確かに、今回のKR93SPフルスペクトルエディションでは、フルスペクトルを追求するあまり、相当量の光量(光束)を犠牲にしてきましたが、実は安心してください。光束や照度と言うのは人間の目の感度に合わせた尺度ですから、スペクトル分布がUV~青にシフトすると確かに見た目の明るさは減りますが、放射束やPPFD/PARとしての光エネルギーで見ると、実はほとんど低下していないのです♪
光束・照度は低下したけど、放射束・PPFDはバッチリ確保!
仮にKR93ノーマル機より暗く感じてもノープロブレム♪
参考までに、主要なメタハラMT250W/150W+コーラルグローと、売れ筋KR93SPの24インチでの、PPFD分布グラフもご紹介しておきます。
60cm水槽にスーパークール×2台=300Wを並べるなら、KR93SP 24インチ=100W(実質LED部91W)を一台設置した方が、明るい上に3倍省エネ♪ しかも被熱が無いのでクーラー稼働率も格段に下がります♪ 徹底的に電気代が節約できるんです! その上、毎年の球交換も不要と来れば。。。イヒッ♪
いや、それ以上に、細かな日照変化や水深スペクトルを再現できるだけでも、脱メタハラの意味は大きいでしょう。
■スーパークールをKR93SPに置き換える場合のメリット
- 3倍省エネで電気代節約!
- クーラー稼働率減少で電気代節約!
- 毎年の球交換が不要でランニングコスト節約!
- 調光タイマーで日照変化&水深スペクトル再現♪
- スリムな薄型で設置スペースに余裕が生まれる♪
- 水槽に手を入れてて、うっかりひじを火傷しなくて済む♪笑
どうしましょう?
生産、追いつくかしらん♪笑
さ、まだ初期ロットに余裕がありますよ♪
応援市場 > ブルーハーバー > KR93SP
但し、現在在庫ありの分(初期ロット)は、実はまだせっせと製造中なので、入荷にはもう少しだけ時間が掛かりますのでご了承ください。納期はただいま確認中です。
実は今回の入荷は、予約分を優先して製造・出荷してもらった分でしたが、先ほど和田さんから「検品が終わったので本日中には全予約分を出荷する」との連絡がありました。ひとまずホッと一安心です。皆様、遅くなって本当にすみませんでした。
ちなみに、二次ロットの予約受付についても現在調整中です。もうしばらくお待ちください。
その他、不明な点はお尋ねください。