真実の目、第一弾は軽いジャブからいくぜぇ?
Ra90 GEOlight ウォームホワイト LED電球 7.2W
まずはGEOlightと言うLED電球だ。以前にも軽く紹介したことがありますが。
その謳い文句に一度は じゅるっ ときたアクアリストもいるかも?
公式サイトから謳い文句を抜粋。
LED電球の最大の特徴である「省コスト」「省エネルギー」性能を最大限に引き出し、今日の社会の要求にしっかりと応えようと開発したのが「GEOlight」です。
開発スタッフの努力は【力率】の高さなど、他に類を見ない高いレベルで結実しました。
そして、もうひとつ。私たちが目指したのは、太陽の光のようなストレスのない照明づくりです。
「GEOlight」は、早い段階から光と色彩のプロの知恵を開発に活かしています。光が人に与える影響を研究している「日本カラーライトセラピー協会」の協力を得て、ひとつ一つの光彩、その個性と配置など、細部までこだわりの設計が施されています。
「GEOlight」には、人にも地球にも優しいLED電球と言いきる確かな理由があるのです。
うはっ。そそられるっ(笑)
特にここを見ると、ウォームホワイトの方は相当ただ者では無いことが判ります♪
さて、測りましたよ、実測スペクトル。
上が分光器A、下が分光器Bの結果です。後者には比較用にCree XP-G ウォームホワイトを掲載。みなまで言わないので目を凝らしてよく判断してください。
まあ、3波長の原理を駆使した作りは凝ってるんですけど、いや、あくまでも人間の目のための演色性を極めた製品なので、物を照らしたときの色の見え方は本当に綺麗なんです。ただ、アクアリストは、つい、本当にフラットな波長で構成されたフルスペクトルを期待しちゃうので、そうなるとこれは論外になっちゃいますよね(汗)
教訓:LED電球の「フルスペクトル」は所詮演色でそう見せてるだけ
Ra92 5500K バイタライト・トゥルーライト スパイラル蛍光灯 20W
はい、次はバイタライト・トゥルーライト系スパイラル蛍光灯ランプだ。
こちらも相当な謳い文句で、且つチラ見にも似た怪しいスペクトル図を公開しているから、ついつい期待しちゃったアクアリストも多いだろう♪
なんだこのスペクトル図は。。。だまし絵か?苦笑
代理店サイトから謳い文句を抜粋。
蛍光ランプの多くは3種類の蛍光体を使用しています。一部の蛍光ランプ、例えばバイタライト(トルーライト)のようなフルスペクトルランプは4種類です。スパイラル・バイタライトは7種類の高級希土類蛍光体を使用し、明るくより自然光に近いスペクトルバランスを再現します。一見同じに見える蛍光ランプでも、その光の質は全く異なります。
グラフを比較すると、スパイラル・バイタライトの光は一般的な白色蛍光ランプに比べ、中近紫外線(白い帯の部分)、可視光線(紫~赤の帯の部分)の両領域において、その分光分布が自然光に近い特性を持っていることがわかります。
うおおおっ!!!
もろ自然光に近いスペクトルってか!!!
さて、測りましたよ、実測スペクトル。
上が分光器A、下が分光器Bの結果です。後者には比較用にパルック蛍光灯のスペクトルを掲載。みなまで言わないので目を凝らしてよく判断してください。
まあ、やっぱりあくまでも人間の目に合わせた演色性として見れば、こちらも3波長の原理を駆使して、一般蛍光灯より青~緑の中域はもちろん赤も増強されており、赤の再現性も際立つ高演色ランプと言って良いだろうと思います。
とは言え・・・、あまりに都合良く歪曲した公開スペクトル図(曝)と、やたら印象操作が強い「フルスペクトル」と言う表現は・・・どうかと思うよねぇ。。。
ま、JAROには内緒にしとくから、この表現↓だけ直してちょーだい。
× 自然光に近いスペクトルバランスを再現します
○ 自然光に近い演色性を再現します
教訓:蛍光灯の「フルスペクトル」は所詮演色でそう見せてるだけ
以上、真実の目:ジャブ篇でした。
気づいて欲しいのは、演色の意味。
演色って、所詮「色を演じてるだけ」なんですよ。
RGBの3波長あれば人間の目は騙せますが、青と緑を足してシアンが作れるからって、それをシアン要求サンゴに当ててもケンカ売ってるだけなのだ♪
さて、次回はどっちにしようかな。。。
- EcoTech Marine Radion XR30w (LEDライト120W)
- ADA アクアスカイ (LEDライト12W)
まあ、Radionは以前から何度も計算スペクトルを出してきたから今更感があるけど、ADAアクアスカイは期待のニューフェイスなだけに、淡水の皆さんにとっては気になるところかも知れませんね。
まあ、お楽しみに。