ふと気がつけば、ポケットには陽の目を見ないLED素子の数々。。。
僕は一体どこへ向かっているのだろう。。。
そこで、せめて使命を与えるべく、ちょいと点呼を取りました。とりあえず各班長だけ。
これが少しでも皆さんの素子選びの参考になれば、散財も少しは報われるでしょう?

いざこうして並べてみると、今まで気付かなかったことが見えてきたりするものです。
Creeの力強さ、Philips Lumiledsの誠実さ、LedEnginのこだわり、ソウル半導体の奥ゆかしさ、オスラムの意地、、、そして僕の繊細さ♪
冗談はさておき、
まず、LED素子に乗っている純正レンズについてまとめてみました。
メーカー |
シリーズ |
レンズ |
材質 |
Cree |
XP-G |
125 |
樹脂 |
XR-E |
90 |
ガラス |
LedEngin |
LZ1 |
85 |
ガラス |
Philips Lumileds |
Luxeon Rebel |
120 |
樹脂 |
Luxeon K2 |
140 |
樹脂 |
Luxeon III |
140 |
プラスチック |
Seoul Semiconductor |
Z-Power P4 |
127 |
樹脂 |
OSRAM |
Golden DRAGON |
170 |
樹脂 |
Edison Opto |
Edixeon S series |
120 |
プラスチック |
その他のEdisonもどき |
- |
- |
プラスチック |
僕もハイパワーLEDの成長を一から見届けてきた訳ではないので正確なことは判りませんが、現行製品を見る限り、安価なノーブランドの同型パッケージがプラスチックレンズを採用していたり、最新のブランドLED素子がガラスレンズや樹脂レンズを採用しているところを見ると、なんとなく進化の過程が見えてくるように思いま す。
プラスチック → ガラス → 樹脂
きっとこんな歴史を歩んできたのではないかしら?
特にハイパワー化が進めば進むほど、光線と熱によるレンズの劣化が顕著になりますから、これまでに各社は相当な開発コストと労力を費やしてきたはずです。そのお陰で僕らは素晴らしい製品を使うことが出来ます。本当に頭が下がります。感謝感謝!
ただ、樹脂とガラスは、加工技術や寿命やコストなど、一概にどちらが優位とも言い切れないところでしょうけど、現状で各社の最新素子・高出力素子ほど樹脂製レンズを採用しているところを見ると、きっと樹脂の方が何かしらメリットが大きいのでしょう。
ま、あくまでも勝手な推測として。
次に、そのレンズのビーム角について考えてみます。
ほとんどの素子は120°以上の広角につき外部レンズの必要性は必至ですが、Cree XR-EやLedEnginなんかはレンズ無しでも90°の真価を発揮するでしょう。レンズが省略できれば、照度ロスも回避できて、コストも削減されますから、より効率化が図れます。
最近、このCree XRシリーズのLED素子を採用している製品としては、
- ボルクスジャパン Grassy LeDio 21 (半フロスト50°レンズ付き)
- ボルクスジャパン Grassy LeDio 9 (一体成型拡散プリズム60°レンズ付き)
- クラマタ産業 GALASSIA300 (3W×6=18W、60°レンズ付き)
- リーフレイ Coral Shine (3W×18=54W、外部レンズ無し)
- マーフィード HOVER (3W×9=27W、外部レンズ無し)
などがあります。他にもあるかな?
但し、現在は更に性能が上がった最新LED素子が主流になりつつあります。
それらを採用した各社の製品も挙げておきます。
メーカー |
製品 |
採用LED素子 |
volxjapan |
Grassy LeDio 27 |
Cree XP-E |
やどかり屋 |
エリジオン閃光II
エリジオン閃光II Xmas版 |
Cree XP-E
Cree XP-C |
OceanEarth |
max-s Cree版 |
Cree XP-G + other brand |
Vertex |
Illumina SR Cree版
Illumina SR Philips Lumileds版 |
Cree XP-G + Cree XP-E
Philips Lumileds Luxeon Rebel |
リーフレイ |
コーラルシャイン・ピコ |
Cree XP-G + Cree XP-E |
MMC企画 |
Lumines 7 WhiteSun
Lumines 7 BlueMoon |
Cree XP-G
Philips Lumileds Luxeon Rebel |
漏れがあったらご指摘ください。
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