1.023world - ヤドカリパークとマリンアクアリウム -

海洋の仕組みと細菌・微生物から学ぶマリンアクアリウムサイト

1.023world Facebook

結果 Oh! Life (旧ブログ)

懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

ヤドカリデータ追加

この記事を含むタグの全記事リスト: ヤドカリ情報

超ヤドカリ図鑑へ新たに2種のヤドカリ情報を追加しました。ヒラテヤドカリ/Dardanus scutellatus (H. Milne Edwards, 1848)テナガヤドカリ/Dardanus woodmasoni (Alcock, 1905)です。いずれもヤドカリ属の子です。

ヒラテヤドカリ/Dardanus scutellatus (H. Milne Edwards, 1848)

まず、ヒラテヤドカリから。
ヒラテヤドカリは、少し前あたりから沖縄方面での報告が相次いでました。どことなくオイランヤドカリにも似た風貌と、そののっぺりとした鋏足が特徴的です。よく見ると第二触覚柄の基部にも色彩に特徴が見られます。

これまでの報告では(と言っても僕が知る範囲で2年ほど前の段階では)、写真では詳しく判らないため実物による精査が必要だったと記憶してましたが、今回の報告や元々の他のアクアリストからの問い合わせにより、ヒラテヤドカリ/Dardanus scutellatus (H. Milne Edwards, 1848) であると判明したようです。今回僕は直接関わっていませんが、知人らが千葉の駒井先生より回答をいただいたようです。

上の写真は、今回並行して駒井先生へ問い合わせされた沖縄の西垣さんからお送りいただいたものです。西垣さんは沖縄で海洋調査に携わっておられる方で、以前より海洋調査で観察されたヤドカリについて問い合わせをいただいておりました。その後、西垣さんも駒井先生から同様の回答をいただいたそうです。

不明種/Dardanus sp.

また、西垣さんから報告を受けた中には、以前宮古島から報告のあった不明種/Dardanus sp.も含まれていました。このオイランに似たオレンジ色のヤドカリは、これまでもしばしば沖縄方面で発見されてましたが、未だ種名すら判っていません。実物による精査が必要だと思われますが、過去の経緯から恐らく新種ではないかと思います。あるいは国内初記録の外人さんかな?

テナガヤドカリ/Dardanus woodmasoni (Alcock, 1905)

その他、ゆぅぞぅさんにもお願いして、珍しいヤドカリの写真をいただきました。テナガヤドカリ/Dardanus woodmasoni (Alcock, 1905)です。このヤドカリは、ゆぅぞぅさんが駒井先生へ現物をお送りして同定を受けたものです。宮古島から確認された個体ですが、これまでもあまり多くは知られていないようで、駒井先生も実物を見たのは初めてとのことでした。また、今回の同定結果に至るまで、多種とのシノニム(同種異名)問題が絡み、かなり混乱があったそうです。もちろん僕もまだ見たことがありません。是非一度は見てみたいものです。

これまで結構な数のヤドカリを見てきたつもりでしたが、いやはや、まだまだヤドカリの世界は奥が深いですね。

写真をお送りいただいた西垣さん、ゆぅぞぅさん、ありがとうございました。そして駒井先生、いつもありがとうございます。僕もそろそろ今年の活動を始めようと思います♪

こちらのエントリーもどうぞ♪

まりんちゅシティがAmebaVisionに対応!

元々まりんちゅシティには、水槽スペックや海人レビュー作成時に、YouTubeの動画を貼付する機能がありましたが、YouTubeだけじゃ寂しいので、本日AmebaVisionの動画にも対応いたしました。

管制塔からAmebaVisionの動画を貼付アイテムとして作成する際、該当の動画についてウェブへの貼付が認められている場合のみ、アイテムとして作成可能としました。 (あちらのAPIを使って判定してます)

AmebaVision株式会社サイバーエージェントの動画投稿サービスです。

次回は、Veohあたりを視野に入れてますが、サムネイルの取得にAPIKeyが必要な事と、何より投稿した動画IDからの逆算が困難ぽいので、現在は保留です。サーチから順に取得したデータからサムネイルを辿っていく分には問題ないんだけど、任意の動画からサムネイルのパスを逆探知するには、どーしたら良いんだろう。。。

こちらのエントリーもどうぞ♪

ECO System

この記事を含むタグの全記事リスト: 水槽システム

うぉ。アクアネタやん。

ちょっと最近よく耳&目にするようになったECO System。(え?遅いって?)
僕も最近知ったのだけど、中身としてはアクアリストなら知っておいて損はないので触れておきますです。

実物を見てないのでアレですが、ざっとネットを見回して受けた感想としては、考え方としてリフジウムに近い?というものでした。ただ、きちんと製品化されたモノとして出回っているようで、やはりそこには明確な理屈や原理があるようですね。 肝は「泥」と「海藻」、そしてそこに宿る「微生物」。「泥」 以外はまさにリフジウムだな、これ。

しかし、この泥にもちゃんとした効果が考えられていて、どうもここからミネラル分の供給を目指しているらしいです。こうした生物的要素を盛り込んで、且つひとつの製品として完成しているというのが、なんかちょっと不思議な感じがしますが、だからこそ素晴らしいとも言えますね。 リフジウムが、より高い完成度で実現できそうです。

発案者はロスにお住まいのLeng氏だそうで、製品は日本代理店のAMA-JAPANが取り扱ってるようです。

以下、参考にした情報元。

AMA-JAPAN
悪魔のささやきブログ > 夢 - ブルーハーバーの和田さんのブログ
EcoSystem 2008.07.18 - スーリンによる実践と考察

その他、「ECO System」なとで検索したサイトとか。既に利用者が結構いてビックリ。さすがOBは完全に置いてけぼりです(汗)

和田さんのブログは本編が会員専用になってますが、それでも非会員でも冒頭の部分がかなり読めます。さすが太っ腹っ!
最近はあまりお会いする機会が無いのだけど、昔は良くお世話になりました。毎年お盆はみんなでダイビングやバーベキューなどに呼んでくださっていたのですが、体を壊されてからは療養(?)と言うことで。もう元気なのかな?

スーリンも最近は会ってないけど、お医者さんなので体の心配はしてません(笑)
すごく博識な紳士で勉強になるし、且つダジャレも嗜まれる(?)ので、正直飽きません。だにやんとこで会えるので、気になる方はレッツ観察♪

さて、そろそろ水槽に取りかかるかのぉ。。。「マングローブと愉快な仲間たちリフジウム」な感じで。

こちらのエントリーもどうぞ♪