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懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

クリエリ改修、今度はUVマリン最新ロット

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えっと、まず業務連絡から。
手持ちのシアン素子、完全沈黙の在庫切れ。当分、入荷予定無し。
Cree XR-E、白残り僅かで活動限界間近、青もう少しありで内部電源カウントダウン。
と言う訳で、シアンの処方はもう終了です。クリー化受付も残り僅かです。
あと、素子が無くなり次第、ちょっとお休みを頂きます。もう歳だね。。。

さて、今回はクリエリ(これで通じるよね?)改修報告のラストを締めくくるに相応しい個体をご紹介します。なんと! 先月5月の最新ロットです♪ これを買われた方は、まだ一度しか点灯してない個体を、どうか真人間に更生して欲しいと、僕に託されたのです。。。これは責任重大です!

結論から言いますと、クリスタルエリートの最新ロットに関しては、それまでのLED基板裏の正体不明な黒い絶縁シールが廃止され、替わりにシリコングリスも塗布(量が少ないけど)されてあり、残念ながらネジ固定は無いものの、昨年のロットよりは確実に放熱性能が向上していると思われる改善措置が見受けられました。
また、前回僕は、使われているノーブランド素子のチップがロットによってコロコロと変わってると書きました。そして今回の最新ロットでも、確かにまた別のチップが使われていました。しかし、これらのチップをよくよく時系列で比較していくと、恐らくチップがどんどん新しいものに変わっていってるのではないか?と言う結論に至りました。その証拠に、今回のチップはここ最近の新しいもののようですし、照度も今までのクリエリの中では最高値をマークしました。ま、新品だったせいもありますが、でも昨年も一度新品を改修しているので、それと比較してもやはり向上しているように思います。
と言う訳で、最新ロットついては、僕は無理に改修しなくても、放熱性も向上してるし、そこそこの明るさもあるし、改修の必要性は旧ロットほど深刻では無いな、と思いました。
ま、UV漏れ対策やスペクトルの改善が希望なら改修も止むを得ませんが、明るさのためだけならちょっと考え直しても良さそうです。

では、クリエリ改修報告のラスト、UVマリン最新ロット新品の改修経過をご覧ください。
まずは、スペックチェックから。

クリスタルエリートUVマリン最新ロットのスペックチェック

前から思ってて言うの忘れてましたが、クリエリのレンズパターンって、なんか変なのよね。中央4ヶが拡散レンズ、周囲がクリアレンズ、しかもその配置は素子色を無視しています。普通、拡散とクリアを混ぜる意図は、白LEDに拡散を、単色LEDにクリアを、という風に組みます。この場合の使い分けは、白LEDの蛍光体の色分離を抑えるためのチョイスであるはずなので、それを無視して青に拡散使ったり白にクリアが使われているのを見ると、ちょい恥じらいが芽生えてしまいます(汗)
ま、ブレンド重視なら全部のレンズを拡散にするのが最善策ですけどね。

それはそうと、今回のサプライズは、なんと言っても放熱性の改善です。もしかしたら過去の僕のチクチクに業を煮やして、製造元に対策を頼んだのかも知れませんね。そうして改善されたなら、僕も突付いた甲斐がありました♪
人には恨まれ、敵は益々増えるけど、でもそんなの関係ねぇ~♪

ちなみに、それ以外はいつもどおり。。。消費電力は19W、LED駆動が16.3W@410mA、しかも今回の電源にはご丁寧に420mAのシールが貼ってありました(曝)。ソケットの中でこっそりカミングアウトしてないて、ちゃんと表に出しなさいってば(笑)。2W駆動@500mAを安全駆動@420mAって事で容認しますから~。

ではいよいよ改修作業に取り掛かります。いつものノーブラクリーボイン(以下略)

クリスタルエリートUVマリン最新ロットのクリー化フロー

今回は、最新ロットがかなり健闘したので、Cree化によって得られた光量は1.2~1.3倍止まりとなりました。ちなみに、レンズ無しでは2倍以上の増加が見られますが、これはCree化の恩恵ではなくて、最新ロットのノーブラ素子のビーム角が、多分140°以上ある等の超広角が要因ではないか?と思われます。・・・意味判ります?(汗)

はい、完成♪

クリスタルエリートUVマリン最新ロットクリー化完了後のスペック

今回はシアンにOSRAM Golden DRAGONを採用しました。最後のシアン在庫(汗)
で、レンズもご依頼の拡散プリズム60°に交換して、最終照度は26,970lxを達成♪
ま、クリエリの最新ロットが大健闘とは言え、それでもやはりクリー化には適いませんね。

最後に、気になる最新ロットのLEDチップチェ~ック♪

クリスタルエリートUVマリン最新ロットの採用チップ

STのジグザグチップは初めて見ました。これが明るさに貢献してるのかな?
それとも青のEpileds最新チップが明るかったのかな?
ただ、UVは選択肢が少ないせいか、いつもどおりTEKCOREチップでした。うむ。

以上!
最近、クリエリの最新ロットを買われた人は、ひとまず泣き止んでください。
恐らく、去年のロットよりは明るい気がします♪
あとは、光の横漏れ改善と、LED基板のネジ固定、ヒートシンクの放熱性能アップ、500mA電源の確保(放熱性能が上がるなら)、そしてもう少し明るいLED素子を採用してくれれば、もう言うこと無し。とは言え、その時は確実に値段が上がる(汗)だろうから、そうなるとまた恨まれちゃうわねぇ、きっと。。。

いっそ、1W×12=12Wに戻してさ、高効率と省エネとクールを謳う商品で再起をかけた方が良いんじゃない?
だって、ノーブランドLED素子は、1Wで使うのが最善策だよ。焦げにくいし(汗)
eco-lampsのKRとか見習って欲しい。

では最後に、今回最新ロットの改修を依頼してくれた方に、お礼申し上げます。
ありがとうございました。お陰で良いデータが取れました♪

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Grassy LeDio 21e予告

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新Grassy LeDio 21eラインナップ

先月末のLSSのブログにも軽く出たので、きっとお気づきの方もおられると思います。
そう、2009年のベストオブザイヤーにも選ばれたvolxjapan Grassy LeDio 21が遂にリニューアルされます。今月6/20より新発売とのこと♪
え? ベストオブザ・・・知らない? ・・・気のせいだったかな(曝)

ラインナップは変わりませんが、リニューアルの内容は・・・凄いです♪

新Grassy LeDio 21e光色

まず、LeDio 27から受け継いだ大型ヒートシンクにより、超強力な放熱性を実現!
LeDio 27同様、Cree XP-E小型素子採用により、点光源のような発光面積を実現!
電源の改良により省エネ駆動としながらも、旧モデルを凌駕する光量を実現!
そして一番の変更点は、今やボルクスの十八番となったスペクトルの追求でしょう♪
これまでの製品開発のノウハウがギュッと詰まってます!
例えば、旧モデルでは青はBlueのみ、白はCoolWhiteのみで構成されていましたが、新21eでは青はRoyalBlueとBlueの2種類、白はCoolWhite、NeutralWhite、WarmWhiteの3種類を絶妙に調合してます♪

おっと、詳しくは次回につづく♪
(写真に写ってる謎の灯具もまた今度ご紹介しますよって♪)

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ギガレックス、消費電力でお詫び

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ギガレックスの販売元B.R.Sから、このたびのLEDランプの消費電力問題について、公式サイトにて正式に謝罪がありました。

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以下は、本日6/8 AM11:00頃に公式サイトに掲載された謝罪文です。
(キャプチャは6/8 16:00頃で、タイトル以外の赤字は僕の注釈)

B.R.Sの謝罪文

ユーザーへの対応よりも、自身の保身が優先されている点が、とても残念な内容です。
それに、体裁とか格好つけた文章よりも、まずは誠意を示さないとね。。。

では、この謝罪内容に言及していきます。

まず、消費電力表記に問題があった製品が、全体の一部であるかのように書かれている点について、これは該当型番の全製品が対象であると、正しく記載する必要があります。理由は次々項で。

次に、訂正表に記された正しい表記として、15~最大20W20~最大25Wのような記述方法が成されていますが、これはありえません。理由は次項で。

そして、本製品の販売に当たり、2010年8月から品質試験(?)を開始し、電源に不良が見つかり、部品や基板構造(?)を変更した、とあります。随所突っ込みたいのは我慢して(笑)、要するに、この対策が出荷前に既に行われており、改善されたものが流通している、と書いてしまっている訳です。

と言うことは、仕様違いの電源の混在がないため、

  • 消費電力表記に問題があったのは出荷分全製品が対象である
  • 最大値20Wや最大値25Wと言う誤差も混在し得ない
    (勿論、同一電源で5Wもの誤差があるはずがない)

きちんとシナリオを吟味しないから、このような矛盾が生まれてしまうのです。
それに、対策した電源と言いつつも、実際は旧24Wと同一の電源でしたし。。。
電源の製造元も公開しましょうか?

いやいや、そもそもウソはダメ!
チェック体制が無いと告白してるのに、本当に4ヶ月もの事前試験があったか疑問です。
第一、昨年のブランド偽装の謝罪がまだなのに、今これをどう詫びても説得力が伴いません。

あくまでも「一部」だけだったと貫くなら、本当に27Wや36Wだった製品を出しなさい。
なんなら、最大20Wや25Wのロットを出してみてください。
絶対に出せません。絶対に出せるはずが無いのです。

これには理由があります。

まず一つ目は、前回の検証でギガレックス36/27の放熱温度を調べていたからです。
この筐体は軽さが売りなのですが、実はこのヒートシンク構造ではあまり大きな出力は掛けられません。放熱可能な消費電力は、せいぜい今の1.5W駆動(420mA駆動)+αがほぼ限界なのです。製造元(中国)もそれが判っているので、妥当な線で420mAに落ち着いたのです。よって、これよりも大きな出力のロットは流通していない(工場での実験どまり)のです。もしそんな製品をお持ちのユーザーさんがおられたらお知らせください。

以下は、前回測定した各製品のヒートシンクの放熱温度比較です。
測定時の室温は23.5℃で、通電1時間後に測定しています。

製品 実駆動 LED基板寄り ヒートシンク先端
LeDio 27 3W駆動(720mA) 27W 48℃ 47℃
ヤフオク24W 1.5W駆動(420mA) 18W 58℃ 54℃
ギガレックス36W 1.5W駆動(420mA) 18W 52℃ 50℃

ま、LED基板とヒートシンクとの熱伝導性が旧24W時よりも改善されている事は確かなので、放熱性は向上してると思います。そのため、キャパ的にはもう少し出力を上げられそうですが、それをやると旧24Wと同じ故障率(びっくりします)が再来しちゃうので、結局このくらいで止めたのでしょう。そういう意味では、今回の謝罪で故障率0.5%と書いたのは、あながちウソではないかも?
あるいは本当に、初期ロットだけ高めの消費電力で出荷したら即効で壊れたので慌てて対策した、という経緯もあり得ますけど。。。馬鹿げた話ですが。。。

二つ目の理由は、電源基板の製造元に、420mA以上の駆動電源が存在しないこと。
他社製だったと言うなら、それを見せて欲しいです(汗)
第一、あのスペースに収容できる電源は限られますけど。。。

もう少しです。
もう少し頑張ってください。
まっとうな業者として業界に生き残りたいなら、今きちんと膿を出して、正直に詫びなさい。
そこからです。商売を継続できるかどうかは。
何より消費者が許してくれるかどうかは。

第一、27W/36Wとして販売したものが15W/20Wだったのに、1,000円の返金だけって言うのは虫が良すぎるでしょ?
スペックを価値換算すれば、1,000円以上の差がありますからね。
それに、お財布的に1,000円の返金が限界で、返品と全額返金は無理だと言うなら、だからこそ、せめて謝罪くらいは正直に誠意を持って示さないとダメなのです。

都合の良い謝罪じゃ、許されませんよ。

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