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エダコモンのカラーバリエーション

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なかなか暇がなくご無沙汰でしたが、ネタが便秘気味なので無理やり出していきます。

現在、僕の5L水槽では、ほぼエダコモンしか飼育してないような状況(汗)ですが、今後少しずつミドリイシを増やしていきたいなと考えてます。
ただ、スペースが極端に限られているので、あまり複数の種を試すことが出来ません。
で、いくつかの案を検討していました。

  1. スギノキブルー複数個体に対し、LEDの各波長毎の色揚げを観察する
  2. ミドリイシ複数種に対し、LEDの各波長毎の色揚げを観察する
  3. エダコモン複数種に対し、LEDの各波長毎の色揚げを観察する

スギノキブルーの色揚げについては、以前から何度もやりたいやりたいとこぼしていましたが、例のケントパパミドリイシの電球色LEDによる色揚げ成功による満足感や、例のエダコモンのLED下によるイレギュラーな蛍光色素の発現への興味などから、現在では上記3案目のエダコモンの色揚げ実験にかなり心惹かれています(笑)

もともとエダコモンは大好きなサンゴです。
とは言え、特にコレクションしていた訳ではありませんでしたが、例の蛍光グリーン以外にも、10年前当時はいくつかのカラーバリエーションを飼育する機会がありました。
以下、当時の飼育記録から写真を発掘してみました。

10年前当時のエダコモン飼育歴

  1. 左上は地味な茶色い個体でしたが、ブルー光を当てるとごく薄っすらと蛍光グリーンが発光してました。
  2. 右上のオレンジはグリーンとは対照的な色彩で、良いアクセントになりました。
  3. 左下の個体は白いポリプがキラキラと綺麗でしたが、当時はこれを維持できず、最終的には茶色くなった記憶があります。
  4. 右下の個体は当時現役の方は判るかも知れませんが、ハギヤンから頂いた例のピンクのポリプのエダコモンです。でも、これも僕は維持できなかったなぁ。。。スーパークールを多灯してたハギヤンの水槽では綺麗にいじされていたようです。

これ以外にも、僕は未体験ですが、先日からいろいろと検索してみると、綺麗な濃いパープルのエダコモンも存在するようですね。
以下、海外のサイトから画像を引用しました。

パープルの個体(海外から引用)

画像引用元
A. http://www.reefcorals.com/
B. http://tylermerrick.com/
C. http://www.advancedaquarist.com/
D. http://www.nano-reef.com/

なんつう色彩っ!?
こんなの欲しいなぁ。。。
もし売ってたら教えてください!
今思えば、ハギヤンのピンクのエダコモンも、元の素質はパープルなのかも?

さて。これらの画像を見ていたら、ある特徴に気づきました。
それは、一見パープルの個体でも、良く見ればポリプがパープルのもの以外に、共肉自体もパープルに発色している個体もあるということ。

で、よく思い出してみれば、僕が当時飼っていたエダコモンの多くは、単にポリプの色違いで共肉自体は茶色だったようです。要するに蛍光色が共肉まで及んでいない状態?
で、共肉まで綺麗な蛍光グリーンの個体の場合でも、受光してこそ蛍光発色しますが、光が無ければほぼ茶色に見えたりするので、もしかしたらエダコモンは、基本的に共肉もポリプも茶色がベースであり、あとは蛍光色の発色強度によって、発色がポリプ止まりか、あるいは共肉まで発色するか、と言う発色の違いが生まれるのかな?と感じました。

と言うことは、エダコモンは褐虫藻+蛍光色のみで構成されている、と言うことかな?

もしそうなら、以前から紹介している光合成色素の吸収スペクトルはあまり役に立たないのかも知れませんね。だってあれはクロロフィルやカロテノイド、フィコビリンなどの光合成色素の要求波長ですから、蛍光色による「色」とはまた別物です。
なので、褐虫藻(が持つ光合成色素)の要求波長に加え、蛍光色を励起させる波長を考えないとアカンと言うことです。

過去の実験では、スギノキへのUV照射により蛍光シアン発色、エダコモンへのブルー光照射により蛍光グリーン発色、同蛍光オレンジ発色など確認していますが、蛍光オレンジの場合はそのままブルーを当て続けると衰退傾向が見られたので、その辺の光強度の制御が難しそうです。

益々そそられます。。。笑

さて、先日撮影したエダコモンの近況です。
蛍光グリーンをより強く発色させるためにブルー光のみで撮影しています。

エダコモン1

エダコモン2

エダコモン3

↑この子がどうやって蛍光オレンジを獲得したのかを早く突き止めたいっ!
あるいは元々持っていて、あとは発現のための条件次第なのか?
改めてこうして見比べると、元が同じ母体の片割れとは、どうにも思えないが。。。

10/5時点での配置

これは10/5時点の配置ですが、その後、例の蛍光オレンジ個体(上記3)のオレンジが、この位置だとあからさまに蛍光オレンジが衰退してきたので、また水槽中央奥に配置を戻しました。
うーん。。。難しい。。。強いブルー光はダメみたいです。。。
で、また蛍光オレンジが戻ったら、今度は電球色でも試してみようと考えてます。

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一方、エダコモンは…

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その前に、昨日のケントパパミドリイシの写りがあまりに悪かったので撮り直しました。
ホワイトバランスが可笑しかったみたい。

ケントパパミドリイシ

ついでに最近気づいた点として、早朝の照明点灯直後では色素がやや薄いです。透き通った感じ(写真上段)。それが、照明点灯後しばらくすると色素が濃くなり、透明感は無くなります(写真下段)。
確かにミドリイシの色は、輸送等で丸一日でも光から遮断されただけで変化してしまいますから、厳密に見ればこのような細かな日周性があっても不思議ではないですね。種や個体差による大小はあっても。

何はともあれ、電球色LEDのお陰で、元々のバイオレット色への道を着実に歩んでいるようです。それも3素子の電球色LED電球を1ヶ追加しただけでこの効果ですから、如何に一般の白LEDだけではアンバーが足りていないのかが判ります。特にLEDによる浅場水槽に挑戦中の皆さんは、是非色揚げの参考にしてください。何台も並べた白LEDランプの効果が、実は1台の電球色でお釣りが来るかも知れませんよ(笑)

エダコモンサンゴの変化

さて、最近の各エダコモンの様子です。
現在の配置を上から見た状態↓

エダコモン

上から見ただけでも、それぞれの形態の違いが良く判ります。

まず、エダコモン1.↓

エダコモン1.

相変わらず上ばかり伸びてます。

次にエダコモン2.↓

エダコモン2.

この子は逆に下ばかり伸びてます。
特に土台回りは完全に覆い尽くしてしまったので、あとは砂面に広がるしか無い(曝)

で、以前からも書いてますが、このエダコモン1.と2.の成長の違いについては、もはや確信になりつつあります。陸生植物のそれと同じであると♪
赤の波長は植物をより大きく成長させ、青の波長は形態に影響を与える、と。
過去の紹介記事はこちらです。

これについては、他のサンゴでも試してデータを取りたいところですが、とりあえず現状のエダコモン1.2.の配置を入れ替えてみて、現象が反転するかどうかを見ていく予定です。

昔からミドリイシの形状が同種間でも水深によって異なることが議論されてますが、多くは水流や照度ばかりが言われていたように思います。実は水深による赤と青の波長バランスによっても少なからず影響があるのかも知れませんね。

さあ、例の珍エダコモン↓

エダコモン3.

最近では、蛍光オレンジのポリプは少し衰退気味のようです。今は成長点のみか?
あまり光が強く当たらないように配慮したつもりだけど、それでも最近エリジオンブルーとか電球色とか追加してるので、どうしても光に当たりすぎたかな?
このエダコモンについては過去にも紹介してるので、良かったら参考に。

  1. エダコモンの天使の輪 - 7/25
  2. エダコモンの天使の輪:蛍光オレンジ発現!? - 8/18
  3. エダコモンの天使の輪:ツートンポリプ - 8/19

それにしても、一般の蛍光グリーンのエダコモンに蛍光オレンジのポリプが発現するなんて、恐らく前代未聞の現象ではないでしょうか?
やっぱ、これもLEDならではの症例?
でも発現方法と維持の仕方がいまいち判んないのよね。。。
皆さんも是非LEDに挑戦して、激美サンゴの作り方を研究してください。で、あとでやり方を教えてくださいね(笑)

さ、かれこれ水槽LED論も蓄積されてきたので、そろそろ本でも執筆しますかね。

「水槽においしいLEDレシピ♪」 - サンタマルターエイジ著

ふふっ。
嘘だってば。

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いろいろダイジェスト

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そろそろ換水しなきゃと思い、塩を見ると。。。

リーフクリスタルの塊

うぅっ。。。うっ。うっ。。。

で、慌てて水質チェック。

Time PPT pH KH Ca Mg K NO3 PO4
10:00 29.3 8.21 7.5 450 1,120 700 0 0.00

あり?
そろそろカルシウムも下がる頃かと思ったら、ほとんど下がってない。。。
な~んだ。これなら慌てて換水しなくても良さそうね・・・。
て言うか、君たち消費して無いってことか・・・(汗)

でもマグネシウムだけ下がってたので、とりあえず蒸発分の純水補給ついでに、硫酸マグネシウムを5g溶いて入れました。これで5L水槽に対して100ppm程度の添加になります。
で、明日も5g入れて、正味1,300ppm程度に持っていこうと思います。

ちなみにカリウムは先日の過剰添加により、まだまだ高いままで推移してるみたい。何回測っても700ppmはありました(汗)

だにミドリイシ、剥げる!

ひさしぶりに、だにミドリイシのご紹介。

だにミドリイシ

もう虫の息ね(汗)

例の不可解な触手(左写真矢印)は、先日ピンセットで抜きました。
てっきり伸縮性のある触手だと思ってたけど、いざピンセットで触ったら意外と針金みたいに固いものだったので、そのまま引っこ抜いておきました。
それ以来、触手は出なくなったので安心してましたが、共肉の剥げは止まらない。。。
触手が無くなっても、何かしらの毒素が出てるのかしら?

また、カリウムによる浸透圧調整も、期待したような効果は見られません。

なんだろなぁ。。。これ。。。
どー対処して良いのやらサッパリ判らん。。。
うん。放置だ(汗)

ケントパパミドリイシ、ようやく本来のバイオレットへ移行!

ピンク期をやり過ごし、今は元々の色だったバイオレットに移行し始めてます♪

ケントパパミドリイシ

見たとおりに写ってないのだけど、実物はもっと綺麗なバイオレットです。
特に電球色LEDが当たる左側面は、完全なバイオレットオンリーです。
でも、相変わらずブルー光の当たる右側面には、益々蛍光グリーンが。。。汗
ま、これもありか♪

て言うか、この子ホント成長が遅いっ!
この間にエダコモンは何倍も大きくなってるのに。。。
カルシウム足りないのかな。。。
ま、牧場にする気はないので、このままのんびり進めます。

さて。タバコの話。
昨日は結局、朝と昼の二度だけ一服しました。残り8本。
でもこのままホントにやめちゃったら、余ったタバコどうしよう。。。
思い出に真空パックにしておくか?
ふふふ。。。

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