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懲りずに書いてみたりする結果オーライな日記

電球色LEDとエリジオンでミドリイシ七変化

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前回ご紹介した電球色LEDによるミドリイシの色揚がりのその後のレポートです。

↓まずは当時の様子。どっピンク発動直後です♪

ケントパパミドリイシ 8/26の状態

↓なんかエリジオンが当たってる共肉の右面から色が薄くなってきました(汗)

ケントパパミドリイシ 9/10の状態

↓ポリプ周りにピンクがシフトし、その後、共肉面には蛍光グリーンが。。。笑

ケントパパミドリイシ 9/20の状態

これがどう言う事かと言いますと、

  • 電球色LED → フィコビリン系の赤(ピンク)を増強
  • エリジオン閃光II スーパーブルー → カロテノイド系褐色と蛍光グリーン増強

この両者のせめぎ合いの結果、今回は特にエリジオンが強すぎるため、共肉面のフィコビリン系色素(派手系)が衰退、代わりにカロテノイド系色素(地味系)がやや発動、でも幸い蛍光グリーンも発動したので綺麗を保持?(曝)
みたいな感じかと思われます。

これはこれで綺麗なのですが、仕様に無い色を発動させるってどうよ?
だいぶ、なんでもありになってきました(汗)

但し、念のための注意点として、蛍光色にブルーLEDはもってこいなのですが、そうでない個体にブルー光を当てると、まずは褐色化へ進む可能性が高いと思われるので、それなりの覚悟が必要です。あわよくば蛍光色が光臨するかも知れないし、しないかも知れないし・・・汗
エダコモンなんて、ブルー光でキラキラグリーンになるけど、反面、他の部位は褐色になりますからね。蛍光グリーン&カロテノイド光臨の典型なのでしょう。

お宅のミドリイシは大丈夫ですか?
今一度、光合成色素の要求波長とにらめっこしてみましょう。
もはやミドリイシの色揚げも理論的に解決する時代ですね。

ただ、既製品ではどうやっても再現できない波長分布もあるので、最終手段はオリジナルブレンドの自作でしょうね。
先日もケントパパに頼まれましたが、知恵熱が出るかと思いました(笑)

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ウミミズムシvs茶ゴケ、その後

この記事を含むタグの全記事リスト: LED水槽記録 茶ゴケ実験

先日紹介した究極のコケ対策のその後の観察結果をご紹介します。
ウミミズムシ、最強です♪

2010/09/10 16:00 茶ゴケvsウミミズムシ戦闘開始

2010/09/10 24:00 (8時間後) 夜間の制圧力は大きいみたい

2010/09/11 06:00 (14時間後) 開始から14時間でかなりの面積を制圧

2010/09/11 16:00 (24時間後) 照明点灯中はあまり進行しないみたい

2010/09/12 10:00 (42時間後) 目標を殲滅し、別の茶ゴケ制圧に移行!

頑張ってワラワラを増やしましょう♪
海のサイクルを取り入れましょう♪
「海」を創りましょう♪

今日はおしとやかにこの辺で。

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究極のコケ対策とは

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今更ですが、水槽のコケ対策と言えば、シッタカ貝(尻高貝)がメジャーです。
また、コケを摂取する巻貝は比較的選択肢が広いので、磯採取なんかでも見つけることができます。もしコケ取り貝としての適性を見るならば、ガラス面を這う際に丸い口でカリカリしながら移動していくようなら、コケ取り貝として十分に機能するでしょう。僕的にはアマオブネガイなんかも可愛くてお勧めです。

まずはこれが水槽のコケ対策の基本です。

では、巻貝以外のコケ対策には、どんな方法があるでしょうか?

意外と意識されてないと思いますが、やっぱワラワラですってば♪
彼らが本気を出せば、コケはたちまち分解されます。
その様は、まるで集中治療室の如し!

茶ゴケを分解するウミミズムシの仲間

上の部隊はウミミズムシの例です。
ちょうど茶ゴケが広がったところへ、集中的に戦闘を開始したところ。
こうなれば茶ゴケの殲滅も時間の問題です。

ウミミズムシのコケ取り速度8時間後

本日の場合、約8時間で上の写真のような分解速度が観察されました。
ウミミズムシ万歳!
こういうことが勝手に毎日繰り返されるので、結果的にコケ掃除は不要なのです。

一方、こんなケースもありました。

シアノバクテリアを分解するコペポーダ?の仲間

既に過去に何度もご紹介していますが、こちらは多分コペポーダ?の仲間と思われる微小甲殻類で、この時はガラス面に広がったシアノバクテリアを分解してました。シアノを摂取することで、たちまち部隊は真紅に染まっていきます。なんて激しい戦いだ!

これらは特に意図的に持ち込んだ訳ではなく、たまたまライブロックか海藻に付着してきた部隊の中に潜伏していたのでしょう。ありがたい最強兵器です。
但し、水槽での対シアノ兵器の登場は稀なようで、僕もこの時以来見ていません。リンを溜めていない事も要因のひとつでしょうけど。

さあ、ワラワラ戦闘集団を水槽に招き入れましょう!
お勧めはシュリンプさんの付着性プランクトンです!
以前のレビューはこちら
但し、採取状況により在庫も限りがあり、なかなか入手できないことも(汗)
気長にチェックしてみてください。

そして、ワラワラの加速アイテムには、ビオアクアがお勧めです♪
僕も週に1~2回程度、水槽にビオアクアをパラリと撒いてます。
お陰で、ワラワラもそうですが、ウズマキゴカイやホヤ、カイメンの成長が著しいです♪
何が凄いって、毎日ガラス面が水面に沿って白くなるくらい、ヨコエビや甲殻類の脱皮殻がビッシリと張り付くんです。これを見ればワラワラがどれくらいの規模で繁殖しているのかが一目瞭然です。

ビオアクアは応援市場なら送料無料です♪

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